【週末開拓】山林で生活排水をどう処理するか?|下水問題
窮屈な都市から抜け出して、自然豊かな土地を舞台に週末開拓しようとしてる雲行です。
前回は「きれいな水(上水)」をどうやって手に入れるかについて考えました。
そして今回も水。
「使った水をどう処理するか」という下水問題です。
インフラが整っていない山林の土地で生活することを前提にした場合、この下水問題がかなり大きな問題となります。
実は、食器洗いをしたりお風呂に入ったり、トイレ流したとき生まれる「生活排水=汚れた水」は、「水質汚濁防止法」や「浄化槽法」といった法律で適切に処理することが求められていて、そのまま放流することは出来ません。
で、その設備を手に入れるためにむっちゃお金がかかります。
山林の土地での開拓・生活において、きれいな水の入手よりも、使った水をどう処理するかの方が制限が厳しく工夫のしようがない逃れられない呪縛になっています。
では、具体的な下水機能の入手の仕方を見てみましょう。
山林の土地を二拠点生活に開拓する際の下水機能の確保方法
基本的には2つです。
1. 下水道との接続
方法: 近くに下水道が引かれている場合、接続することができます。ただし、山林では下水道が引かれていないことが多いため、他の方法を検討する必要があります。
手続き: 下水道が引かれているか確認し、接続手続きを行います。敷地内にメーターと止水栓を設置し、道路にある本管と接続します。
都市部で主流なのは下水道管との接続です。
これが一番ラクです。
ただ、問題は山林にまで下水道管が伸びていないこと。
仮に近くまで伸びていたとしても、そこから自分の敷地まで増設することは可能ですが、当然自腹です。50メートル伸ばすのに100万近くかかりそうです。
2. 浄化槽の設置
方法: 下水道がない場合、合併浄化槽を設置するのが一般的です。浄化槽は、水洗トイレや台所からの汚水を微生物で浄化します。
費用: 浄化槽の設置費用は150〜200万円程度で、配管の長さによって変動します。自治体によっては補助金が利用可能です。
下水管が近くにない場合は、浄化槽一択になります。
浄化槽を埋めるための土を掘り、浄化槽を設置し、埋め戻す作業が必要です。
しゃれにならないのが設置費用です。少なくとも100万はかかりますし、自治体に認められた業者に依頼しないといけないのでDIYによる費用削減もできません。
また、定期的なメンテナンスも必要となるため、維持費もかかります。
現状、下水設備としてこの2つの方法しかないです。
ただ法律違反をするわけにはいかないので、どちらかの対応がマストです。
運よく下水道が近くにある土地を見つけられればラッキーですね。
下水道がある土地とない土地を比較するとき「下水道設置費用である100~200万の違い」がすでにあることを加味して土地を探してみてください。
おまけ:下水機能が不要になるかも。今後に期待枠
開拓地で生活排水を出す場合、下水機能による処理が必要になります。
なら、生活排水を出さないならいいんじゃね?
という発想をしてみたくなるもの。調べてみると近いものがありました。
完全循環システム
生活排水を、きれいな水に変えて、また利用して、それをまたきれいな水に変えて、というサイクルを実現しようというのが完全循環システムです。
生活排水を捨てずに再利用するわけなので、消費される水の量が劇的に減るはずで、週末開拓スタイルにはぴったりと言えますね。
方法: WOTA社が提案する「水のオフグリッド」システムは、生活排水の98%を再生・循環利用することが可能です。超コンパクトなユニットで、上水と下水の処理機能を備えています。
利点: 地域の実情に合わせた小規模分散型のシステムで、特に水源が少ない地域で有効です。
まだ実証実験段階のようで費用がどのくらいかかるかは不明ですが、現実的に考えて浄化槽設置と同様の費用くらいはかかるのでは思います。
今後にめっちゃ期待!応援してます!!
ロハスの花壇
こちらも実証実験中ではありますが、汚れた水を植物の栄養として利用し、生活排水を浄化する、というもの。
水はきれいになるし、緑が増えて景観に良いし、良いことづくめ。
方法: 自然の浄化機能を利用した湿地浄化法を応用したシステムです。廃水を植物の肥料として利用し、最小限のエネルギーで浄化します
利点: 下水を景観形成や潤いのある生活に貢献させることができ、自然にやさしい資源循環型の下水処理を実現します
完全循環システムやロハスの花壇は、環境に配慮した新しいアプローチとして注目されています。
こちらも今後に期待です。
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