お茶を売っている中国人と話して思ったこと
お茶の卸をしている人を紹介してもらいました。
恐らく深圳だけではなくて、ほとんどの街に卸のお店が集まっている場所があると思います。
今日は、深圳市宝安区にあるとあるそういう場所に連れていってもらいました。店主は福建の人で、親戚が地元でお茶農園をしており、その販売を深圳市でしているようです。
仕事は、お客さまがきたらお茶を売るというシンプルなもので、お店にいつもいることが大事だと話してくれました。
店主のかたは非常に穏やかな人で、様々なお茶を飲ませてくれました。また、会話の内容も非常に楽観的というか前向きなものが多く、こういう人はみんなから愛されるだろうなと感じました。
2時間ほど、お店に滞在したのですが、とてもリラックスできて、そのことを店主に伝えると「あなたが自分でリラックスしたのです。わたしは何もしてません。強いて言えばお茶をいれただけです」と言われ、恐縮してしまいました。
今のお店を開いて8年ほどだと話していましたが、その期間にパンデミックがあったことを考えると、これは尋常なことではありません。
中国でビジネスを回せる人に人徳が必要と聞いたことがありますが、この店主を見ていて、その通りかもと感じました。
さて、この店主とお話ししていて、なんだか慰められてしまいました。
店主に「好きなものは何ですか?」と聞くと「登山とか水泳とかも好きなんだけど、もっとも好きなのはお茶なんです」と言います。
それで、すぐに「好きなことを仕事にして生きて行けるなんて素晴らしいですね」と言うと、店主は「あなただってそうでしょう?」と言います。
わたしは「勤労は嫌いではないのですが、でも日本語を教えたり、教材を作ることが大好きとは思えないですよ」と答えました。
でも店主は「それでも、あなたは自分の好きな生き方を選んでいるではありませんか?空いた時間に中国人とおしゃべりしたり、好きな本を読んだりしている。その上、ゲームをする時間すら持っている。さらにはビールだって飲むんでしょ?何が不満なの?」と言われてしまいました。
それを聞いて、その通りと思いました。
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