note川柳

「あ、ノート忘れた」俺はカバンに入れたはずのノートが入っていないことに気づく。もう学校に来てしまい家に戻れない。まもなく授業が始まる。「教科書はあるからそこの余白に書くしかないか」俺はそう決めた。
こうして授業が始まる。「やっぱり教科書の余白では」俺は普段は落書きできそうなスペースがありそうな教科書の余白が、これほど狭いものだと初めて知った。といっても他に方法はない。
 俺は教科書にメモを取る。だが、俺の動きがおかしいことが先生に見破られたようだ。先生は黒板に書いていたが突然それを止めると、俺のほうに向かって歩いてきた。おれは「ばれた」と思ったが、知らぬふりをしている。だが先生は俺の前に来ると「お前、なんでノート忘れた?」と言ってきた。ここで俺はごまかそうと思い、「あ、初夏なんでノート持ってきたら汗で」などと意味不明の言い訳をする。それが先生に通じるわけもない。この後、先生は唸るようにこうつぶやいた。

初夏とか 関係ねえよ ノートには

ーーーーーーー

こちらの企画に参加してみました。前置きの小説付きで川柳での参加です。

https://www.amazon.co.jp/s?i=digital-text&rh=p_27%3A旅野そよかぜ

https://www.amazon.co.jp/s?i=digital-text&rh=p_27%3A%E6%97%85%E9%87%8E%E3%81%9D%E3%82%88%E3%81%8B%E3%81%9C

#小説 #短編小説 #スキしてみて
 #note川柳 #川柳 #noteのつづけ方


いいなと思ったら応援しよう!