6月6日は楽器の日。楽器や日常のささやかな音を奏でて、心を整える一日。
梅雨入り前の静かな庭で、時折、風が木々の葉を揺らす音が聞こえてきます。
窓の外でシトシト、ポツポツと静かに降り続く雨。
この時期はお天気がすっきりしないだけで、なんだか心まで重たくなったり、
お部屋の中に湿気とどんよりした空気がこもって、気持ちが沈みがちになりますよね。
毎日を一生懸命にがんばっているあなただからこそ、お天気のどんよりしたエネルギーを敏感にキャッチして、心がちょっぴりお疲れモードになっているのかもしれません。
「6月6日」は、そんなおうちの中の空気をフワッと軽やかに、心地よく変えてくれる「楽器の日」なんです。
特別な楽器を演奏できなくても大丈夫。
おうちの中に溢れる「心地よい音」に耳を澄ませて、雨の日の暮らしを優しく彩ってみませんか?
なぜ6月6日が「楽器の日」なの?
6月6日は「楽器の日」。
なぜ今日なのかというと、昔から「芸事は6歳の6月6日から始めると上達する」という言い伝えがあるからなのだそうです。
健やかな成長と上達の願いが込められているのですね。
楽器、と聞くと少し身構えてしまうかもしれません。
「音楽なんて習ったことがない」
「楽譜なんて読めない」
「私はピアノもギターも弾けないし、あまり関係ないかな……」
という方も、大丈夫。
ここでいう「楽器」とは、特別な技術が必要な道具のことだけを指すのではないような気がするのです。
本来、音を奏でることはもっと自由で心地よいもの。
プロのような技術がなくても、鳴らすだけで心が震える、その一瞬の響きが私たちの日常を彩ってくれるのです。
風に揺れる木々のざわめき。
お気に入りの石を洗うときに、ボウルの中で重なり合うカチカチという澄んだ音。
丁寧にお湯を注ぐときの、静かな湯気の音。
暮らしの中には、私たちが毎日無意識に「奏でている」音がたくさんあふれています。
以前、『お香の日』でご紹介したように、五感を丁寧に研ぎ澄ます時間は、どんな楽器の演奏よりも心をクリアにしてくれます。
そして、昔からの暮らしの知恵や風水の世界において、「音」は「空間の滞ったエネルギーをまたたく間に動かし、お清めしてくれる最高のアイテム」と言われているんです。
雨の日のしめきったお部屋にこもる、重い空気
なんだか心がザワザワして、落ち着かないとき
そんなとき、心地よい音や美しい音色をおうちに響かせてあげると、空間の邪気がすーっと抜けて、まるでお寺の鐘を聴いたときのように、おうち全体の気の流れがピシッと清らかに整います。
だからこそ、今日意識する「音」は、ただのBGMではありません。
「がんばっている自分の心を優しくハグして、おうちをパワースポットにするための心の調律」。
雨の音さえも、おうちを癒やす最高の音楽に変わる魔法を、一緒に試してみましょう。
暮らしのなかの「音」を愛でる、心地よい時間
楽器を弾くとき、まずはチューニング(調律)から始まりますよね。
私たちの心も、毎日忙しく動いていると、いつの間にか音程がずれて、どこかノイズが混じってしまうことがあります。
そんなとき、私たちができる「心のチューニング」はとてもシンプル。
新しい楽器を買いに行かなくても大丈夫です。
今ある暮らしの中で、五感に響く「心地よい音」を受け取るステップをご紹介します。
・五感で奏でるセルフケア
もしお家に使っていない楽器があれば、埃を払って触れてみる。
あるいは、お気に入りの音楽を流しながら、リズムに合わせて小さく足踏みをするだけでもいい。
・お茶を淹れる「静寂の音」を愉しむ
お茶を淹れるとき、カップにスプーンが当たる「カチリ」という音や、お湯が沸く「コトコト」という音。
楽器を奏でるように、お湯を注ぐ音、茶葉が開く静かな音、カップを置く小さな音。
あえて「音」だけに集中する時間を数分作ってみる。
それは、どんな名曲を聴くよりも、あなたの心を一番心地よいテンポに戻してくれる、最高の音楽になるはずです。
・雨の音を「天然のヒーリングミュージック」として聴いてみる
テレビやスマホの音をそっと消してみます。
窓辺に近づき、外から聞こえる「ポツポツ」「ザーッ」という雨の音に、ただじっと耳を澄ませてみましょう。
雨の音には、脳をリラックスさせる「1/fゆらぎ」という効果があり、聴いているだけで心のトゲを優しく丸くしてくれます。
・おうちにある「綺麗な音」を響かせてみる
お気に入りのグラスにお水を注ぐときの「トトトト…」という澄んだ音。
ハンドメイドで使うハサミが生地をサクッと切り進む心地よい音。
あるいは、おうちのドアノブに小さなお気に入りの鈴や風鈴をかけて、通るたびに「チリン」と鳴らしてみる。
それだけで、お部屋の空気が一瞬でパッと明るく生まれ変わります。
・お気に入りの「アコースティックな音」をお供に、おうちカフェ
温かい飲み物を淹れたら、スマホやスピーカーから、優しいウクレレやピアノ、アコースティックギターのインスト曲を小さな音で流してみましょう。
大好きな音楽の振動が空間に広がることで、心がじんわりと満たされ、家計管理のノートを開く時間や、趣味のハンドメイドの時間も、いつもよりちょっぴり特別なものになりますよ。
・キッチン・パーカッション
料理の合間、菜箸でボウルを軽く叩いてみたり、空き瓶に水を入れて音程を楽しんでみたり。
完璧じゃなくていい、その不揃いな音が、キッチンでの作業を楽しいリズムに変えてくれます。
・子どもと楽しむ「音の散歩」
お子さんと一緒に近所を歩きながら、「どんな音が聞こえる?」と耳を澄ませるゲームはいかがでしょう?
鳥のさえずり、雨の音、風の音。
世界は意外なほど、美しい音色で満ちていることに気づくはずです。
完璧に楽譜通りに弾こうとしなくていい。
ちょっと音が外れても、テンポが遅れても、それさえも「あなたらしい旋律」になります。
楽器の日にちなんで、今日は少しだけ「音楽」のある時間を増やしてみませんか。
お気に入りの曲を流しながら、石を磨いてみる。
鼻歌を歌いながら、夕飯の支度をしてみる。
たったそれだけで、毎日はもっと優しく、心地よいリズムを刻みはじめるはずです。
心地よい音とともに飾りたい、おすすめの天然石
音の振動(波動)は、天然石の持つピュアなエネルギーととっても相性が良いと言われています。
楽器を奏でるように、自分の心と対話するために。
視覚からもリズムを整えてくれる、美しい石たちをデスクや棚に並べてみませんか。
楽器の日に、そっと添えたい天然石たちをご紹介します。
・セレスタイト(天青石)
「天使の清らかな歌声」を思わせる、淡く美しい空色の石。
見ているだけで心がシーンと静まり返るような、深いリラックス感を与えてくれます。
ざわざわした頭の中をクリアにして、心地よい眠りへと誘ってくれるお守りです。
・クリスタル(水晶)
すべてのものを清める万能の浄化の石で、音を増幅させる力があるともいわれる水晶。
部屋に飾れば、空気を清らかに整え、あなたが奏でる日々の音を優しく受け止めてくれるはずです。
特に「シンギングボウル」や「クリスタルチューナー(音叉)」の音を水晶に聞かせてあげると、石自体も大喜びしてキラキラと輝きを増し、お部屋全体の邪気を一気に吹き飛ばしてくれます。
・ラピスラズリ
「夜空のオーケストラ」のような深い青。
自分自身の本質と繋がる石であり、直感を研ぎ澄ませてくれます。
「自分はどうありたいか」という心のチューニングがずれたときに、そっと正しい音程へ戻してくれるお守りです。
・アマゾナイト
「希望の歌」を奏でるような、明るいブルーグリーン。
「希望の石」とも呼ばれるアマゾナイトは、心に溜まったモヤモヤを払い、晴れやかな気持ちをもたらしてくれます。
楽器の練習や、新しいことを始めるとき、不安や緊張を解きほぐし、「ま、いっか!楽しもう」という軽やかな心に調律してくれます。
・アクアマリン
「天使の歌声」のような透き通るブルーのアクアマリン。
滞った感情を流し、喉のチャクラを整えてくれます。
自分自身の本当の声を、優しく伝えていけるように導いてくれる、穏やかな石です。
セレスタイトは、水や直射日光にちょっぴり弱い繊細な石です。
楽器の日の夜は、ぜひ優しい「月光浴」をさせてあげたり、お気に入りのリラックス音楽を一緒に聴かせてあげて、優しく癒やしてあげてくださいね。
おうち時間を彩る、初心者にもやさしい楽器たち
「楽器を始めてみたいけれど、何から選べばいいんだろう?」
そんなふうに思ったら、まずは「自分の心が一番ほっとする音」を探す旅に出かけてみませんか。
完璧に弾こうとしなくていい。
ただ、その音色に触れるだけで心が整う。
そんな「暮らしのお供」として、新しい楽器をお迎えしてみるのもおすすめです。
雨の日や、ふと立ち止まりたい夜に、あなたの心をそっと包み込んでくれるような、お部屋でふと鳴らしたくなる、初心者さんにもおすすめの優しい楽器たちをご紹介しますね。
・ウクレレ
やわらかく、どこか懐かしい音がします。
ポロンと鳴らすだけで、南国の風が吹くような優しい音色。
コードを一つ鳴らすだけで、南国の風が吹くような軽やかなエネルギーを運んできてくれます。
小さくて軽く、お部屋のインテリアとしても馴染むので、ふと手に取って鳴らすのに最適です。
・オカリナ
「土の温もり」をそのまま形にしたような、優しく素朴な音色。
両手でそっと包み込んで息を吹きかけると、どこか遠い森の中から響いてくるような、懐かしく穏やかな音色が広がります。
難しい操作は必要ありません。
ただ、自分の手で包み、息を吹き込む。
その動作そのものが、まるで自分自身の心を優しく抱きしめているような感覚になれるはずです。
お部屋の片隅に置いておくだけで、ころんとした愛らしい形が、暮らしに穏やかなリズムを届けてくれますよ。
・カリンバ
「世界一癒やされる楽器」や、はじまりの音色 「親指ピアノ」とも呼ばれるカリンバ。
オルゴールのような、透き通った癒やしの魅力的な音色は、聴いているだけで心が洗われるようです。
楽譜が読めなくても、両手の親指で弾くだけで不思議とメロディになるので、初めての楽器に最適です。
小さくて場所を取らないので、デスクの上に置いておいて、夜の静かな時間や疲れた時にひとつふたつと奏でるだけで、その優しい音で脳がふっと緩み癒やしてくれます。
・タングドラム
丸い鉄製のドラムを叩くと、まるで遠くのお寺の鐘のような、深くて優しい響きが広がります。
叩く場所によって深く美しい響きが広がるタングドラム。
どんなふうに叩いても音が綺麗に重なるので、瞑想やリラックスタイムのBGM代わりにもなります。
この音の振動は、お部屋のエネルギーを整えるのにぴったり。
直感的に叩くだけで、空間が静寂と安らぎで満たされていくのを感じられるはずです。
・オタマトーン
音符の形をした不思議な楽器。
表情も愛らしくて眺めているだけで癒やされます。
弾き方はとっても簡単で、指をスライドさせるだけで音程が変わり、可愛らしい音が響きます。
独特の脱力感のある音色は、疲れた心を「まあ、いいか」と軽くしてくれる魔法の音。
完璧な演奏を目指すのではなく、そのユニークな姿と音に、つい笑みがこぼれて心がほどけます。
お子さんと一緒に楽しめば、笑い声が最高の音楽になりますよ。
「これがいいかな?」
「この音色が好きかも」と迷う時間さえも、楽器を始めるための大切なステップ。
まずは小さなお気に入りをひとつ、お部屋に迎えてみませんか? 新しい音色との出会いは、どんよりした空気をパッと晴らしてくれる、あなたへの最高のギフトになるはずですよ。
ぜひワクワクしながら選んでみてくださいね。
不揃いな音色を愛して
暮らしの音を味方につけて、今日も愛おしい一日を
楽器の演奏に個性があるように、私たちの毎日も、不揃いな個性でできています。
失敗して落ち込む日も、家事がスムーズにいかない日も、それらはすべて「暮らしという曲」を彩る、欠かせない一音です。
「静かに雨の音を聴くなんて、子どもがドタバタ騒いでいてそれどころじゃないよ〜!」
なんて思わなくても、本当に大丈夫です!
私も、少し前までは雨の日に家の中で子どもがオモチャをガラガラガッシャーン!とひっくり返す音に、「もう、静かにして〜!」と頭を抱えてばかりでした(笑)。
静かなヒーリング音楽を流そうとしたら、子どもにアニメの激しい曲に変えられてガッカリ……なんて日常茶飯事です。
でもね、いいんです。
子どもの無邪気な笑い声も、賑やかなオモチャの音も、今しか聞けない、おうちの大切な「愛おしい生活音(ライブ演奏)」なんですよね。
静かな時間が作れなくたって、お料理をするときに、お鍋がコトコト煮える音を「あ、いい音だな」と1秒だけ感じてみる。
それだけでも、立派にあなたらしく「楽器の日」を楽しめている証拠なんですよ。
「楽器の日」が、あなたとおうちの空間にとって、心地よい音色で満たされる優しい日になりますように。
肩の力を抜いて、深呼吸して。
自分だけの穏やかな音色を奏でてみてくださいね。
みなさんは、心が疲れたとき、どんな音や音楽に癒やされていますか?
「この曲を聴くと落ち着く」
「おうちの音を聴いてみようかな」
「この楽器の音が好き」
など、あなたの好きな「音の風景」があれば、ぜひコメントや『スキ♡』で教えてください。
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