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取り止めのないライブハウス照明の話

どうも、超爆乳魔法少女いのくまです。
中国人のPAに
「君の名前を教えて、今日のライティングは素晴らしかった」
と言われたので
「Inokuma aka 超爆乳魔法少女」
と伝えると
「みんな好きなやつやんそれw」
と言ってもらえました。
超爆乳魔法少女は万国共通…。

そんな私ですが、気づけば芸歴も長いのものです。
そういえば19歳の頃から数えて10年はライブハウスで照明をやってきました。
間が空いていて、照明機器の開発ではそれなりに名のある企業の開発部門にもいた時期があります。
LEDチップの知見も多少はあります。
配光角とか演色性とか面実装、放熱、COBとかそう言う部分もね。

ここ最近アイドルからV系まで色々やるんですが、オーダーの書き方で割と基礎的な部分「こうすれば良いのに」が多いです。
今日はそこの話をします。
これを読めばきっとライブハウスの照明さんとの意思疎通も楽になる!

色の話

まず基礎編です。
色の指定!!
これで損をしている人が多いです。

LEDになって色々な色が表現できるようになりました。
ギリギリハロゲンパーライト全盛期を知ってる立場で言うんですが、あれは革命です。
良くも悪くもね!

逆にLEDネイティブ世代は言いたいこと言いますよね。
ピンク!とか言われること多いです。

LEDでは実は「作れる色」「作りやすい色」があります。
これはつまり光の三原色に由来します。

光の三原色は色の三原色と少し違います。
ざっくり言うと「赤」「青」「緑」です。
これは多くのLEDが単色で表現できるよう実装されています。
つまり一番手っ取り早く出せる色です。

次がそれらを1:1で混ぜて表現できる色です。
赤と青では「マゼンダ(ほぼ紫)」
青と緑では「シアン(薄めの水色)」
赤と緑では「黄色」
がいわゆる作りやすい色です。

なのでピンクなんかは上手いこと比率を合わせる必要があるんですよね。
つまりリハーサルなしでいきなり言われても色に対応できなかったり、回線の組み方で手数が少なくなる会場も多いです。
事前に行ってれば大丈夫ですが…

「〜色で××な感じ」はちょっと辛い

これ意外と辛い人多いと思います。
端的に言うと「サビで明るく赤を基調に」や「イントロはダークな雰囲気で」みたいに書いてもらえると楽に要望に合わせられます。

これはつまり「タイミング」と「色」が大事です。
「ピンクで明るい感じ」と言われると「常にピンク」なのか「サビがピンクなイメージ」なのか伝わりません。
そこまで細かくないわ…っと言う方には
「要所で赤を基調として明るめ」
これを参考にしてください。

「赤」を際立たせるために要所で「青」を強調するか、全部「赤」でやるか難しいので、全部なら全部、テーマとして大事なところでならそう書きましょう。

スモークと逆光の利用

ライブハウスでは何故スモークを焚くかご存知の方とそうでない方がいます。
あとスモーク有料のハコもあるけど、あれはなんか自分で価値下げてない?って思います。
過剰なスモークは確かにランニングコストに影響するけど…

スモークを少し焚くだけで照明の線が見えます。
それはつまり照明の視覚効果を最大限活かすことができます。
逆光にしてシルエットを浮き彫りにしたり、ムービングライトの動きを強調できるので、視覚効果は数倍に跳ね上がります。
あとレーザー系の灯体があると更に映えます。

よくわからなかったら有りにした方がいい。
照明のオーダーでも「スモークで照明の線を強調して豪華な感じ」これも効果的です。

次に逆光の利用です。
アイドルなんかだと曲の最後のダンス終わりのポージングを前から照らすか、後ろから照らしてシルエットを強調するかでかなり変わりますし、落ちサビで逆光にするとエモいです。
後ダークな雰囲気とか、メリハリもつけられます。
明るく派手でキャッチーな曲の手前で雰囲気強めな曲をやるなら「逆光多め」とか書くとメリハリがつくのではないでしょうか?

相談しよう

とりあえずでアサインされてるバーカンのバイトの延長みたいな人でなければ「どこに立てば一番明るい?」とか聞いてみるのも大事です。
相談から生まれるコミュニケーションは大事です。

思ってたのと違う解決策があるかもしれません。
照明のシュート少し直せば改善することもあります。

後めっちゃ長文とか文字小さいのやめてくれ、あれは見えない。
楽譜見ながら演奏するより難易度高い時あるぞ、日本語を理解して解釈してって落とし込む作業がいるからさ。

あと、スポットライトの当たる位置は確認しましょう。
スポットライトどころかどの灯体も狙ってないところにコーラスマイク置いてずっとそこにいるベースの方とか、見えないよ!真っ暗!リハの立ち位置は気にしようね!!

徒然と取り止めもなく

ここまで根気強く呼んでくださった方は少し意識して照明のオーダーをしてみましょう、横から自分が赤く染まりたいのか、自分の後方上部から青を当てられたいのか、顔面をピンクに染められたいのか、色んな見え方があります。

お客さんの撮ってくれた写真や動画があればそれを参考にするのも良いでしょう。

あと、前明かりがLEDだけのハコは演色性をもう一回勉強してください。
演色性はざっくり言うと「太陽光を最大とした時の色の再現率」です。
ハロゲン灯を元にしたパーライトは優秀ですし、高演色性のLEDも最近多いですね。

でも、適当なLED PARだけ前明かりにすると明らかに写真で見た時、目で見た時、陰影や血色、表現力で差が出ます。
マジでこれは蔑ろにしてはいけない。

取り止めもないですが今回はこんなところです。
わからんかったらDMしてくれな。

以上!

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