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拝啓、若いギタリストへ「機材総額で相撲を取る奴は無視していいですよ」

写真は最近のレコーディング風景です。
いい音をちゃんと作って出してみんなで録る。
基本に立ち返った大切で貴重な経験です。

さて本題です。
高校生~大学生くらいの若いギタリスト諸君へ。物価高騰著しいですが、やっていることの評価軸を見誤ってはいけないですよって話です。


音楽をやりましょう

2010年くらいからでしょうか、高い機材を持ち寄ってオフ会したり、若者に自慢する大人が増えました。
あと若い女の子に楽器貢ぐおじさんね。
あれって若者にコンプレックスを植え付けたりしかねないので危険な行為なんじゃないかなと私は思います。

でも、もし十代や二十歳そこそこの皆さんがこれを読んでたら、そいつらはノイズなんで気にしなくていいです・・・と言いたいです。

ギターという会話的にも音楽的にも優れたコミュニケーションツールを手にしたあなたは、その可能性を信じるだけで大丈夫です。

その可能性を膨らませるにはとりあえずギターを弾きましょう、YouTubeのバッキングトラックだっていいですし、友達にドラムとベースがいたら、軽音部ならなおいいですね。
沢山弾きましょう。

終わったらマックでもマクドでもマクナルでもいいですし、王将でも天一でもいいから、「今日うまくいったな」「あそこのキメ、追い込めたら絶対かっこいいわ」とか反省会しましょう。

それでいいです、ミニマルな世界のほうがあなたの人生を豊かにしてくれるきっかけをたくさん持っています。
ミニマルな世界から伸びた先に、延長にSNS世界があるほうが多分今の世の中生きやすいです。

高級機材で相撲を取らない

ぶっちゃけ、今の世の中笑えない値段で取引されてる機材が沢山あります。
KlonのCentaurなんかその典型で、昔イケベで6万円くらいのもんでしたからね。
そんなことになる前にに買ってる人がいたりするので、「高いからいいに違いない」とか「~を使えばいい音になる」なんて思わなくていいです。

僕の世代が子供のころに聞いた音源はハードオフで今や数千円で売っているPOD2.0やPODX3なんかでレコーディングされているものが多かったです。
それは、音楽コンテンツの急速な衰退に対して、今のように圧縮されたバジェットでいい音を出すノウハウが確立されきっていなかったからだと考えられます。
レコーディング費用の圧縮、つまりはドラムやギターを録るためのスタジオ費用の圧縮に直結します。

ふと気になって数年前にPODX3を買ってみました。
5000円ちょっとでしょうか、十分使えます。
浮いたお金でスタジオのマーシャルを弾いて、センスを磨けばPODX3で大丈夫だよと断言できます。

ただPocket PODシリーズ、てめーはだめだ。

ギターもそうで、パシフィカやバッカスで大丈夫です。
「高いギターをいっぱい弾いてきたけど~」って能書き垂れる大人はスルーでいいです。
プラセボを排除できてる人がどの程度いるか、どれくらいそいつのセンスがいいかなんか解らないですからね。

本人のあこがれやプラセボ要因、思い込み、いろんなものがバイアスになってる可能性はざらにあります。

ほおっておいていいです。
めちゃくちゃいい音出してんなって思ったらフェンダージャパンだった人なんて良くあることです。

本当に金を出すべきもの

逆に本当にある程度お金を出していいと思うのは「長く使えるもの」です。
長く使えるものは=高級なものではないです。
堅牢なもの、そして長く"定番"をやっているものです。

高いギターで耐用年数5年みたいなアイテムも実はざらにあります。
高いギターに対して消耗に対するランニングコストを払い続けるほど愚かなことはないです。

その金があったらリペアショップに年一チェックに出したほうがいいです。
これはマジで。

あと、お店にある状態でコードが濁る、ピッチの悪い楽器もダメです。
50万超えてそりゃないよってアイテムも多数あります。

とはいえテレキャスターは3コマブリッジだよなとか、そういうことは思ってしまうわけですが・・・それはそれとして。

ただ、ダンカンが一発9000円くらいで買えてた世代からすると「これ買ってJB突っ込めばいいでしょ」的なアプローチのハードルが上がってるのはつらいところです。

ハードオフが安いは過去の話

リサイクルショップが安いのは過去の話です。
目利きができる人間であれば大当たりを判断できますが、いくら情報が無限に手に入る環境となってもそれは厳しいでしょう。

目が肥えた方でも悪くなさそうだと思って買って大外れを引く、結構多い話です。

人によってはフェンダージャパンの製造元を外観で見分けられるそうですが、そんな特殊能力をお持ちでない方は「安い」とか「面白いものがある」と思わないほうがいいです。

そりゃ私も10年~15年前は面白いもの買いまくれましたよ。
今は昔の話です。

ただ、型落ちの機材なんかを買うにはいいと思います。
ここはリサイクルショップの評価軸そのものを一昔前と変えないといけないなと感じています。

まとめ

・最新を追いかけない
・周りを見すぎない
・金額に夢を見ない
・ノイズになる人間はシャットアウト
・沢山弾く

これだけでギターライフは豊かなものになります。
機材が高い今だからこそ、もっと緩やかに、自分の世界を大切にして楽しむべきだと感じています。

流行り廃りを追いかけてたり、すごい勢いで気持ちを燃やすと、失速したり燃え尽きるのが早くなっちゃいますからね。

これを読んで反省するところを感じた大人の方がいらっしゃれば、「とりあえずスタジオ行ってこい」の一言を付け加えてあげましょう。

それでいいんじゃないでしょうか。

では、本日もそれぞれの持ち場で頑張りましょう。

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