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【創作】二色刷り原稿の作り方【デジタル】

無事、関西コミティア用の新刊の入稿が完了しました。
わーい、おめでとう。
今回は、レトロ印刷さんのシルクスクリーン印刷で!と決めていて、40ページくらいで予定していたのですが、入れたいものをぶち込んでいったら、あれよあれよと、56ページのご本になりました。
何回か原稿を重ねて、ようやく自分流の二色原稿の作り方が確定したので、備忘録にまとめます。
デジタル作業で、ClipStudioとPhotoshopを使っています。


1.完成イメージ

最初に作るのは完成イメージです。
普通の原稿だったら、完成したらおわりなんだけどなぁ。
多色刷りはここからさらに原稿を作ります。

モチーフはアリスとロミジュリ。

まおろぐ、というのは、魔王クエストというシリーズのWebマンガということで、こんな風なタイトルをつけました。3冊目なのでSUNNYです。パラッパラッパーというゲームのサニー・ファニーちゃんからお名前を拝借しました。
赤と黒のバランスはどう? 印刷がずれても大丈夫なデザイン?
完成イメージを遠目で見ながら、実際に刷り上がったところを想像します。
クリスタ上ではこんな感じになっています。

色があったほうがわかりやすいのだ。

2.PSDファイルで保存

Photoshopで編集するためクリスタのレイヤー情報をそのまま持っていきます。PSD形式で保存します。別名で保存、または複製を保存のどちらでも大丈夫です。
Photoshopはがっつりクリエイティブなプランを組むと少々お高いのですが、わたしはフォトプランで月々1000円程度で利用しています。操作慣れしてるのと、フォトショにしかない機能があるのよね。普段使わないなって方は、編集時期だけ契約するのもありかなと思います。

3.1色目のデータを作る

簡単で楽々です。クリスタでもできます。
赤で塗ったレイヤーを非表示にして統合化します。

レイヤーゾーンは性格が見えます。

個人の感覚ですが、二色の割合は7:3くらいだときれいだなと思います。
背景の白も入れると、6:3:1くらいになってるかな。
デザイン配色の世界で6:3:1の法則というのがありますね。
ほかのページはそこまで気にしてないですが、表紙のデザインはわりと頑張ってます。

4.2色目のデータを作る

赤で塗ったデータをどうやったらきれいな白黒データにできるかな、とネットの波をさまよったところ、フォトショップのレイヤー塗りつぶしがヒットしました。「あ! この機能、まんまこれや!」という感じ。
クリスタの場合も、クリッピングマスクの塗りつぶしなどの機能でできるかもですが、クリッピングに詳しくないので、範囲指定で塗りつぶしとかをしてました。

レイヤーメニューから選択。
黒100%で塗る。

濃度を変えるときは、100%で塗ってから、不透明度を下げたりして調整しています。数字で入れると設定が統一できるので便利です。

5.データ完成

2つのデータを乗算レイヤーで重ねてみて、大きなズレがないようでしたら完成です! 見本のデータではこんな感じになりました。

主線を消すか残すかで結構迷ったりする。

二色刷りをすると編集作業も倍になりますが、仕上がりを見るのが楽しみです。二色刷りの民が増えたらいいな。一緒に苦労しよう。
それでも、アナログ時代に比べると、塗りつぶしデータの作成や、重ねて確認するのが段違いに楽だなーと思いました。

おまけ

今回は紙や色の指定がたくさんあったので、はじめて仕様書も添付しました。問い合わせなしでチェック完了していただいたのでよかったな。

文章で説明するにはちょっとややこしかった。

中身のページの見本です。

「樽をあけたよ」1ページ目より。
ハロウィンでスタート。
アイスランド編。
水色も好きな色の一つ。
キャラ紹介のページはクラフト紙。
楽しみです。

2024年10月20日(日)京都パルスプラザで開催の、関西コミティア71にA-43、RPG商会で参加します!

関連記事。実際出来あがったものがこちら。