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【140字小説】透明なレシート

深夜のコンビニで、温い灯りがポケットの底を照らす。
失くした記憶は小銭みたいに指をすり抜け、棚の奥で誰も知らない歌だけが静かに値札を持たず鳴っている。
私はそれを買わずに持ち帰る。レシートの白さだけが、まだ生きている夜の証明。と知る。

#春の文学祭 Day8 #140字小説

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