【140字小説】透明なレシート 9 九条律志 2026年3月5日 19:13 深夜のコンビニで、温い灯りがポケットの底を照らす。失くした記憶は小銭みたいに指をすり抜け、棚の奥で誰も知らない歌だけが静かに値札を持たず鳴っている。私はそれを買わずに持ち帰る。レシートの白さだけが、まだ生きている夜の証明。と知る。 #春の文学祭 Day8 #140字小説 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #140字小説 #証明 #レシート #day8 #春の文学祭 #文学祭 9