真希ちゃんの災難

久保マシン(Y)

「駅で待ち合わせて一緒に学校行こうよ」
わたしたちの通う都立高校は
駅から一本道で、
徒歩20分ほどの場所にある
駅からの商店街を抜け
国道を渡ると閑静な住宅街で
しばらく進んでいくと
緑豊かな都立公園が現れる
通学路は、その大きな公園を
縦断するように続き、
公園の木立を通り過ぎて
その先の川を越え
やっと高校が見えてくる

けっこう遠い距離…
けれど二人で歩くなら悪くない
だって遠い分だけ
Kくんとの一緒の時間が
増えるから!





さっきも言ったけど
わたしたちの高校は駅から遠いのだ!
商店街から国道超えて
住宅街を抜けデッカい公園…
ともかく遠い
一人で悶々と歩くにはさらに遠く

そして…
なんだか
よくわからない怒りが
ドンドン湧いて来た

*
*


なんなの〜!
1日だけ一緒に登校って!
意味わかんない!
イベントじゃないんだから!
って言うか
いつも一緒にいたいとか
そ〜いうんじゃないの?

真希ちゃんの災難はまだまだ続く…
のかもしれない
基本、実話である。遠い昔だけど(笑)
今の時代ならLINEとかがあって
常に連絡し合うので
こんな行き違いはなかったと思うけど…
って、そ〜いうことじゃないよね(笑)
しかし、他愛のない話である。
それでも
この思春期の高校生カップルのエピソードは
(自分らだけど)
今のボクから思うと(客観的に)
なんだかとても可愛らしく思えてしまうのだ。
マンガ・文/久保マシン(Y)

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