無職1年間、AIで家計を管理した話【適応障害・無職の生活費リアル】
無職になって最初に恐怖を感じたのは、孤独でも将来への不安でもなかった。
郵便受けでした。
封筒が来るたびに、手が止まる。
開けたくない。でも開けないともっと怖い。
国民健康保険。国民年金。住民税。
前年度の年収を基準に計算されているから、金額がえげつない。社長だったときの収入を基準にした請求書が、無職の私に毎月届く。
収入はゼロ。なのに出ていく額だけが、現役時代と変わらない。
貯金残高が、毎月目に見えて減っていく。
「このまま何もしなかったら、何ヶ月で底をつくか」という計算を、頭の中で毎日していました。
でもその計算が、毎回違う答えになる。
不安だから多めに見積もる。でも正確じゃないから、また不安になる。
そのループが、精神的にしんどかった。
お金の不安って、金額より「わからない」ことの方がきつい。
だからAIに管理させることにしました。
全部見えるようにする。数字にする。それだけで、あの頃の私は少し息ができるようになりました。
この記事では、無職1年間の家計の現実と、AIを使った管理方法を全部書きます。きれいな節約術じゃないです。どん底でも使えた、現実的な話です。
このマガジンでは、漢字も書けないギリギリ高卒が社長になり適応障害から復活した私・竹久夢藤が、どん底からのOS再起動の全記録を公開しています。
まだ私を知らない方はこちらから。
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無職の家計、リアルな数字の話
無職期間中の収支は、想像以上にしんどかった。
収入は失業給付のみ。でも出ていく額が多い。
無職なのになぜこんなに出ていくのか
会社員のとき、社会保険料は会社が半分負担してくれていました。無職になると、全額自分で払います。
しかも計算の基準が「前年度の年収」です。
社長だったときの年収を基準に計算された国民健康保険料が、無職の私に請求される。
これを知らなかった人は、退職後の最初の請求書を見て絶句します。私もそうでした。
無職なのに毎月の固定費だけでかなりの額が出ていく状態でした。国民健康保険料、国民年金、住民税。この3つだけで、手取りの低い会社員の給料に近い額になることがあります。
失業給付が入っても、固定費を引いたら残りはわずか。
「節約しなければ」という焦りより先に、「そもそも何に使っているかわからない」という状態になっていました。
前年度年収が高いと、こうなる
適応障害で退職した方に、特に知っておいてほしいことがあります。
退職前年度の年収が高ければ高いほど、翌年の社会保険料・住民税が高くなります。
社長だった私の場合、現役時代の収入を基準にした請求額が、無職1年目に集中してきました。
これは制度上しかたがないことです。でも知っていると知らないとでは、精神的な準備が全然違います。
退職を考えている人は、事前に以下を計算しておくことをおすすめします。
現在の年収から概算の国民健康保険料を調べる(各市区町村のHPで試算できます)
住民税は前年収入に対して約10%が翌年請求される
国民年金は2026年現在、月額約17,000円前後
この3つを合計した額が、無職になっても毎月出ていく固定費の核心部分です。
知っておくだけで、貯金がいくら必要かの計算ができます。
AIで家計管理を始めた理由
きっかけは単純でした。
「出費が見えていない」という恐怖です。
無職になってから、お金の使い方が変わっていました。仕事をしていたときは、細かいお金を気にしていなかった。コンビニでも外食でも、深く考えずに使っていた。
でも無職になると、毎回の支出が気になる。「これ、使っていいのか」と毎回考えながらお金を使うのは、精神的にしんどい。
かといって、家計簿をつける気力もない。
適応障害の回復期に、几帳面に家計簿をつけ続けられる人間はほとんどいないと思います。そんな元気があるなら、もっと他のことに使った方がいい。
だからAIに任せることにしました。
実際にやったこと
やり方はシンプルです。
引き落としの明細とレシートを、全部AIに渡す。
「今月の支出を整理して、カテゴリ別にまとめてくれ」とだけ伝える。
それだけです。
具体的にはこんなプロンプトを使っていました。
「以下の支出明細を整理してください。カテゴリ別(食費・光熱費・保険料・税金・その他)に分けて、合計金額と、削れそうな項目があれば教えてください。」
その下に、銀行の引き落とし明細やレシートの内容をそのまま貼り付けるだけ。
難しいことは何もないです。
数字を見ることの効果
出費を見えるようにすると、何が起きるか。
「なんとなく不安」が「具体的な数字の問題」に変わります。
「お金が足りなくなるかもしれない」という漠然とした恐怖より、「今月は固定費でこれだけ出た、食費でこれだけ使った、残りはこれだけある」という事実の方が、ずっと扱いやすい。
不安は「わからないこと」から生まれます。数字にすると、少し落ち着けます。
適応障害の回復期に、家計をAIに管理させることをおすすめする理由はここにあります。
楽天カードに全部まとめたら節約になった話
節約で一番効果があったのは、支出を楽天カード1枚に集約することでした。
最初は「ポイントを貯めよう」という意識すらなかったです。ただ「管理しやすくしたい」という理由で、支払いを一本化しただけでした。
でも結果として、かなりの節約になりました。
楽天カード集約で起きた3つの変化
① ポイントが想像以上に貯まった
食費、光熱費、保険料、日用品。全部楽天カード払いにすると、毎月それなりのポイントが貯まります。
貯まったポイントは次の買い物に使える。実質的に値引きされている状態です。
② Amazonより楽天で買うようになった
最初は「Amazonの方が安い」と思っていました。でも計算してみると、そうでもなかった。
Amazonより200〜300円高い商品でも、楽天のポイント還元率が高い日に買うと、ポイントが多く返ってくる。そのポイントを次の買い物に使うと、結果的に激安スーパーより安くなることがある。
しかも家まで届く。買い物に行く時間も、交通費も、余計なものを買う誘惑もなくなる。
適応障害の回復期に、買い物に行くこと自体がしんどい時期があります。外に出なくていい、という選択肢は、思った以上に精神的に楽でした。
③ 無駄な買い物が減った
支払いを一本化すると、明細が一覧になります。
「先月これだけ使っていたのか」と見えると、自然と無駄遣いが減ります。
家計簿をつけなくても、カード明細を見るだけで支出の全体像がわかる。これをAIに渡せば、カテゴリ別の集計まで一瞬でできます。
楽天経済圏をAIで管理するプロンプト
楽天カードの明細をAIに渡すときは、このプロンプトが使えます。
「以下の楽天カード明細を整理してください。カテゴリ別に分けて合計を出し、来月削れそうな項目と、楽天ポイントをより効率よく使う方法があれば提案してください。」
明細をそのまま貼り付けるだけで、分析してくれます。
無職期間中の家計を乗り切るための3つの原則
まとめると、私が無職1年間で学んだことはこの3つです。
① 出費を見えるようにする
家計簿を頑張ってつけなくていいです。引き落とし明細とレシートをAIに渡して、数字を見えるようにするだけでいい。
「わからない」という状態が一番しんどい。数字にするだけで、少し楽になります。
② 支払いを一本化する
楽天でもPayPayでもなんでもいいです。ポイントが貯まるカード1枚に集約する。管理が楽になって、ポイントで節約にもなる。
③ 前年度年収が高い人は早めに計算する
退職後1年目の社会保険料・住民税は、想像以上に高くなります。事前に概算を計算して、必要な貯金額を把握しておく。知っているだけで、精神的な準備が全然違います。
お金の管理は、難しくしなくていいです。
見えるようにする。それだけでいい。
壊れたOSを再起動するとき、電力がどれだけ残っているかを把握することが最初の一歩です。残量がわかれば、使い方を考えられる。
わからないまま使い続けると、突然止まります。
このマガジンでは、適応障害からの回復・転職・AI活用まで、私の実録を全部書いていきます。
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OS再起動 ─ 適応障害から復活するまでの全記録
適応障害になったとき、私が一番欲しかったのは「次に何をすればいいか」でした。 「前向きに」とか「焦らないで」じゃなかった。 動けない体で、…
最後まで読んでくれてありがとうございます。漢字も書けない高卒の私の言葉が、誰かに届くなんて、昔は想像もできませんでした。チップ不要です!いいね・コメントもらえると励みになります。
