ライム・ガーデン|ウォンク・ポップ・バンド!・・・ウォンク?
イギリスの4人組「ウォンク・ポップ」バンド、Lime Garden。
また知名度の低そうな謎のバンド持ってきたと思ったやろ?
まぁ、そうなんだけど。
ウォンク・ポップ(Wonk Pop)というのは、ライム・ガーデンが自称してるジャンル。ウォンク・ポップってジャンルは(多分)無いんだけど、恐らく「ウォンキー・ポップ(Wonky Pop)」がルーツじゃないかな。
※Wonkは別に意味があるけど、そっちじゃなさそう。
ウォンキー・ポップの意味・ニュアンス:
英語の「Wonky(歪んだ、一癖ある、不揃いな)」の通り、大衆向けの型にはまったポップスとは一線を画す「ひねりの効いた個性的でキャッチーなポップス」を指します。
うん、よくわからん。
ただ、彼女らの主張を一切無視して勝手に括るなら、
「ポストパンクやディスコポップを感じるインディーポップ」
くらいがわかりやすい気がしてる。
何ていうかな。
欧州圏のあの「変な癖」のある、でも心地いいやつ。
少し気だるさもあって、昼に聴くバンドではなさそう。
「Love Song」はタイトル的に「バラードかな」と思ったら、全然ダルダルのポップ。
「I Want To Be You」の緩さもUKっぽいんだよな。
欧州インディーが好きな人は絶対にハマるやつ。
ここまではファーストアルバム周辺の曲なんだけど、個人的にはファーストアルバムよりも、2026年4月のアルバム「Maybe Not Tonight」がかなりカッコいいと思ってる。
特に2曲めの「Cross My Heart」と、1曲めの「23」は良い。
ファーストアルバムの楽曲に比べて、より尖ってきてるように感じる。
ウォンクポップっていう「風変わり感」をもっとストレートにしてきたというか、「ウォンクっぽさ」が研ぎ澄まされて、「ポップ」ですらない感じ。むしろロックやパンクのニュアンスがある。
本人たちも、
「色んなジャンルを飲み込んだ結果、今の形になってる。」
「ジャンルを問われると、ウォンクポップとしか言えない」
みたいなこと言ってるらしいし。
もうジャンルは「ただのWonk」でいいやん!
ウォンクな俺のウォンクな日常には、ウォンクなバンドが丁度いいんだ。
みんなも、どうせウォンクやろ?
Lime Garden聴きましょう。
以下はClaudeさんによる解説
人物:経歴とジャンル
ライム・ガーデン(Lime Garden)は、イギリス・ブライトンを拠点に活動する4人組インディーロックバンドです。
自らを「ウォンク・ポップ(wonk pop)」と称し、ディスコ、ポップ、サーフなど複数のジャンルをブレンドしたサウンドを特徴としています。
メンバーは、ヴォーカル&ギターのクロエ・ハワード(Chloe Howard)、リードギターのレイラ・ディーリー(Leila Deeley)、ベースのティッピ・モーガン(Tippi Morgan)、ドラムのアナベル・ウィットル(Annabel Whittle)の4人。全員が女性というのも、このバンドの大きな特徴のひとつです。
バンドはギルフォードのカレッジで出会い、その後ブライトンのBIMM(音楽専門学校)でさらに学びを深め、当初名乗っていた「LIME」から現在の「Lime Garden」に改名しました。
現在はコミュニオン・レコーズと提携するSo Young Recordsに所属しています。
2022年にはNMEの「注目アーティスト100組」に選出され、Latitude、Reading & Leeds、Green Man Festival、Standon Callingといった英国の主要フェスにも出演。IDLESやサンフラワー・ビーン、ヤード・アクトらとのツアー共演も経験してきました。
2020年に「Surf N Turf」でデビューし、2024年2月に1stアルバム『One More Thing』、そして2026年4月10日に2ndアルバム『Maybe Not Tonight』をリリースしています。
音楽的な背景
彼女たちのサウンドの核にあるのは、80年代ニューウェーブ〜アートポップの系譜です。バンド自身、メトロノミー、フェニックス、LCDサウンドシステム、MGMT、そして近年ではワーキング・メンズ・クラブやPVAといったバンドが「インディー・ミュージックの可能性に目を開かせてくれた」と語っています。
2022年にはビーグ・ピッグ、フォンテインズD.C.、ワンダーホース、ウルフ・アリス、コートニー・バーネットといった同時代のアーティストへのリスペクトも表明しており、ポスト・パンクからの影響も色濃く感じられます。
インタビューでは、エモ、インディー、ヘアメタル、ディスコ、70年代ロックなど「あらゆる場所」からの影響が自然に蒸留された結果が今のサウンドだと語られており、ジャンルを問われるたびに行き着く答えが「ウォンク・ポップ」なのだそう。
結成のきっかけも興味深く、メンバーのアナベルとクロエが通っていたカレッジのFacebookグループで出会い、同居しながらレイラと3人でバンドを結成。その後2人がブライトンへ移り、そこでティッピと合流して現在の編成が完成したといいます。
デビュー当初は「4人のかんしゃく持ちのティーンがギターを愛する」姿から出発した彼女たちですが、そのサウンドは年々洗練され、シンセを大胆に取り入れたダンスフロア寄りの質感へと進化してきました。
逸話やトリビア
ライム・ガーデンらしいユーモアが光るのが、2023年のシングル「Nepotism (baby)」です。クロエ・ハワードいわく、この曲は「もし自分が有名人の家に生まれていたら」という設定で現代社会を風刺した楽曲で、リリー=ローズ・デップからインスピレーションを得て、音楽業界における特権的な側面を鋭く突いた内容になっています。「イット・ガールになるということは、それを実行すること/それが私のやりたいこと/天使のような顔と、あいつらが何をやっているのか知る余裕のあるお金を持って」という皮肉たっぷりの歌詞が印象的です。
もうひとつの逸話として、インディーバンドとしてのリアルな生活があります。メンバーたちは音楽活動と並行して他の仕事を掛け持ちしており、「インディーバンドをやっているなら、絶対に別の仕事も持っている」「1つどころか2つ、3つ掛け持ちしないとやっていけない」と語る場面も。華やかなステージの裏にある現実的な苦労を、自虐と風刺を交えた楽曲(「Nepotism (baby)」や「Pop Star」など)に昇華させているのも彼女たちらしさです。
そして2ndアルバム『Maybe Not Tonight』制作の裏側には、ちょっとした"事件"がありました。制作前、4人のメンバー全員がほぼ同時期にそれぞれのパートナーと破局するという「集団失恋」を経験。まるでドミノ倒しのようだったこの出来事を、彼女たちは落ち込んで終わらせるのではなく、カオスをそのまま音楽にぶつける道を選びました。
海外での評価
ライム・ガーデンは英国メディアから安定して高い評価を受けています。2024年の1stアルバム『One More Thing』はNMEから四つ星評価を獲得し、Metacriticでは80点(「universal acclaim(満場一致の称賛)」の水準)を記録しました。
Mojo誌は「甲高く芯のあるヴォーカルと洗練されたフックが組み合わさり、実に印象的なデビュー作に仕上がっている」と評し、DIY誌は「まるでキッチンテーブルでお茶を飲みながら打ち明け話をされているような親密な聴き心地」と評しています。
2026年の2ndアルバム『Maybe Not Tonight』も高評価が続いています。NMEはこの作品を「一夜の始まりから終わりまで」を追うコンセプト作と位置づけ、"All Bad Parts"のいたずらっぽいシンセや、"Downtown Lover"の淡々とした語り口を評価。
Album of the Yearに集まったレビューでは、「メチャクチャさを隠さない失恋アルバム」「新たなインディーディスコの定番」「Wet Leg、Charli XCX、Lola Youngのように、自分たちの物語を自分の言葉で綴っている」といった声が並びます。
Clash Magazineも、「ユーモアと失恋の間を行き来する術こそが、彼女たちの音楽を愛おしくさせる」と評価しています。
さらにジョニー・マーやヘイリー・ウィリアムズといった大物アーティストからも称賛を受けていることは、バンドの実力を裏付ける材料と言えるでしょう。
日本での認知
正直なところ、現時点でライム・ガーデンの日本国内での知名度はまだ限定的で、大手メディアでの特集や来日公演の情報は多くありません。日本盤CDのリリースや国内正規代理店による大々的なプロモーションも、現状では確認できませんでした。
ただし、Spotifyでの月間リスナー数は35万人を超えており、UKインディーシーンやNME、Clash、DIY、Dorkといった英国メディアを追っているリスナーの間では確実に知られる存在になりつつあります。
日本のインディー/ギターポップ好きのリスナーにとっては、まさに「これから知る」段階にあるバンドと言えます。SNSや海外メディア経由で情報をキャッチしている層が徐々に広がっている印象で、今後の来日公演やフェス出演があれば一気に認知が広がる可能性を秘めています。
代表曲やおすすめ曲(初めて聴くならこれ)
初めてライム・ガーデンを聴くなら、以下の曲から入るのがおすすめです。
「23」(2026年)
2ndアルバムのオープニングを飾る楽曲。「17歳のとき、世界は私の足元にあった。23歳になって、それを失った」という率直な冒頭の歌詞から、シンセを効かせたバウンシーなベースラインへとなだれ込む構成で、大人になることへの不安を、あっけらかんとしたユーモアで包んだ一曲です。
「Nepotism (baby)」(2023年)
リバーブの効いたヴォーカルで幕を開け、ギターとパーカッションが波のように押し寄せてくる楽曲。バンドらしい皮肉とウィットが詰まった代表的なシングルです。
「Maybe Not Tonight」(タイトルトラック)
失われたインディー・スリーズの名曲のように夜を駆け抜ける、アルバムの核となる一曲。
「Pop Star」
1stアルバムからの1曲で、「働きたくない、人生は短くて私はポップスターだから」という叫びが回転するドラムとキラキラしたタンバリンに乗る、自虐とユーモアが同居するナンバー。
「Downtown Lover」
ノスタルジックなヴォーカルの余韻から一転、「私たちのままの関係が好き。いちばん好きなのは、いつも離れているところ」という率直な歌詞で関係性を綴る一曲。
まとめ:どう楽しむか、誰に刺さるか
ライム・ガーデンの音楽は、一言で言えば「夜の高揚と、その後の自己嫌悪」を等身大でパッケージした音楽です。ディスコのビートで踊らせながら、歌詞では失恋や将来への不安、アルコールへの依存、身体的なコンプレックスといったシビアなテーマをためらいなく扱う。その落差こそが彼女たちの最大の魅力と言えるでしょう。
聴くシーンとしては、友人と夜の街に繰り出す前の高揚感を演出するプレイリストにも、逆に一夜が終わったあとの気だるい「翌朝の気分」にもフィットする、不思議な振れ幅を持っています。
MGMTやメトロノミー、フェニックスあたりのシンセポップ〜ニューウェーブが好きな人、あるいはウルフ・アリスやワンダーホース、フォンテインズD.C.といった現行UKインディーシーンをチェックしている人には間違いなく刺さるはずです。
また、「20代の混乱」というテーマそのものに共感できるリスナー――将来への不安を抱えながらも、それを笑い飛ばしながら生きている人にとっては、まるで友人の本音を聞いているような親近感を覚える音楽でもあります。
日本ではまだ知る人ぞ知る存在ですが、だからこそ今のうちに聴いておく価値のあるバンドです。次の来日やフェス出演が実現する日を待ちながら、まずは『Maybe Not Tonight』を通しで聴いてみてください。
一夜分の感情の起伏を、まるごと味わえるはずです。
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