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ザ・フラテリス|パブ・ロックパンクだと俺は思ってる

今夜は、The Fratellis(ザ・フラテリス)を聴いてる。

ガレージロックとかに括られることもある彼らだけど、ブラック・キーズみたいなアメリカ的な要素は彼らにはない。

だって、グラスゴーなんだもん!

彼らの音楽にはパンクっぽさ、ヌケ感、最近の楽曲ではスカやソウルっぽいスウィング感が全部ごちゃ混ぜになって入ってる。

彼らのパンクっぽさは、グリーン・デイみたいなアメリカのポップパンクとは違って、UK的な、もっと泥臭くて酒場が似合う「パブ・ロック」とか「パンク前夜のガレージロック」を感じる。

うん、パブ・ロックパンクだね!コレでいい!

コレで良いんだけど、途中からどんどん変わっていく彼らは、どの時期も素敵だから時代を追って曲紹介していくよ!


Chelsea Dagger (Costello Music/ 2006)

1stアルバムの時点で、ただ速いだけでなくて「ジャカジャカ鳴らすギター」と「シンガロングできるメロディ」が完成してる。

大ヒットした「Chelsea Dagger」は彼らの代表曲でもあり、俺がパブ・ロックパンクって言いたいのが伝わる名曲だと思う。

スタジアムで、「ダッダッダラララー♪」の大合唱になるのも納得のキャッチーさ。

ちなみに歌詞は「Do-do-do」って言ってるらしい。どう聞いてもダララーやろ。

20年前の曲だけど、今改めて聴くと、パンクの疾走感と「パブでビール片手に肩組んで歌う」泥臭さが完璧に融合しているのが分かる。

この「お祭り感」と「圧倒的なキャッチーさ」こそがフラテリスの魅力。

Flathead (Costello Music/ 2006)

同じくファーストアルバムに入ってた「Flathead」も、ガレージパンク的な激しさと、アメリカのパンクにはないヌケ感がある。

イントロのギターのカッティングと、中盤のダルめのハンドクラップ。スコットランド出身の彼らには、オアシスとかブラー(リバティーンズとかも?)が持ってた「労働者階級の日常を、ちょっとおちょくって歌う」みたいな、UKロック伝統のDNAが染みついてる感じがする。

この曲は当時日本でもiPodのCM曲として流れたらしい。

確かに見たことある気が…。
この裏打ちのビート感、この頃すでにスカっぽさがある。

Mistress Mabel (Here We Stand/ 2008)

過渡期には、「Mistress Mabel」みたいなピアノ爆走系ロックンロールもやってる。

この後一旦活動休止。

She's Not Gone Yet but She's Leaving (We Need Medicine/ 2013)

5年後に復活して発表した曲は、やっぱりヌケててキャッチーなUKロックだった。

ジョンの、ちょっと投げやりなのにエモーショナルなボーカル。
UKインディー特有の「冷めたユーモアとダルさ」が極まった、超メロウでカッコいい曲。

Starcrossed Losers (In Your Own Sweet Time/ 2018)

その後は少し大人でポップなインディーに変わる。
「Starcrossed Losers」は特にポップに感じる。

シンセサイザーと、大人っぽいボーカル。初期の男臭いガレージロックから70〜80年代ポップスみたいな華やかさと、ダンサブルなビートを手に入れたのが、この頃のアルバム「In Your Own Sweet Time」なんだ。

Six Days In June (Half Drunk Under a Full Moon/ 2021)

2020年代に入ってからは、ホーンセクションが入って「スカっぽさ」を強く感じるようになった。

イギリスには1970年代後半に2トーンスカっていう、パンクとスカが融合したみたいな音楽ムーブメント(The SpecialsとかMadnessとか)があったんだけど、フラテリスのベースにある「裏打ちのハネるリズム」、「管楽器の陽気なフレーズ」って、このイギリス産スカのノリだと思わない?

そこにジョン・フラテリスの持つ「なんか切なくてキャッチーなメロディ」が乗って、俺達日本人にも馴染みやすい、ちょっとお祭り騒ぎのような、どこかレトロなスウィング感が生まれてる。

Need a Little Love (Half Drunk Under a Full Moon/ 2021)

「Need a Little Love」はもう、多幸感溢れる大人のポップ。

優しくスウィングする軽快なリズムから、ラストに向けて大団円を迎える多幸感。スカやソウルのエッセンスをたっぷりと吸い込んで、UKらしく肩の力が完全に抜けた今の彼らだからこそ鳴らせる、愛に溢れた曲。

こうして通してみると、「UKのパブ・ロックバンドとしてデビューした3人が、20年近くかけて行き着いたのが、ハッピーで優しいポップソング」ってちょっとおもしろい。

でも、ファーストアルバムの「トガッた若者感」から一気に飛んで、ブラスが鳴り響く多幸感を聴き比べていっても「芯にあるメロディのキャッチーさはブレてねぇな!」って思うはず。

平日もあと一日。
彼らの「ヌケてるハッピーなロック」で週末まで走りきるんだ!

今回は熱めに語ったから、AIさんによる解説は無しです。

以上!


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