【推しローカル弁🍱-06】国分寺・三百年野菜「カフェローカル」のお弁当から膨らむ、未来のトレインフード妄想
この記事は、京都芸術大学 駅弁部による『【部員リレー連載】芸大生が綴る、週1「食」コラム』の「推しローカル弁シリーズ」第6回です。
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はじめに
こんにちは!第6回目となる「推しローカル弁」を担当します、駅弁部のしょこさんです。
今回の舞台は、東京都多摩地域・中央線のほぼ真ん中に位置する「国分寺」。 新宿から特別快速で20分ほど揺られた場所にあるこの街は、実は村上春樹がかつてジャズ喫茶を開いていた場所としても知られ、どこか文化的で心地よいカルチャーの風土が漂うエリアです。
そんな国分寺の駅直結施設「ミーツ国分寺」内にある「カフェ ローカル」では、地場農産物の「こくベジ」をたっぷり使った大人気のランチをテイクアウトすることができます。
今回はそんな贅沢なお弁当をご紹介します!


採れたて「こくベジ」と、一つひとつの「食材の物語」
カフェローカルのお弁当の主役は、なんと言ってもその時期にしか出会えない「こくベジ」たち。副菜や味付けのハーブにまで地元の旬がちりばめられています。
そもそも「こくベジ」とは、国分寺市内の農家さんが育てた野菜や果物の愛称。「国分寺三百年野菜」というキャッチコピーの通り、都心近くでありながら、江戸時代の新田開発からなんと300年以上も大切に守られてきた豊かな農地が今も残る場所なんです。
最大の魅力は、農家さんと市内の飲食店が直接つながり、その300年の土壌が育んだ採れたての野菜が、その日のうちに街のお店へ届くこと。

カフェ ローカルのお弁当は、そんな「こくベジ」の力をベースにしながら、野菜以外の食材にも丁寧なストーリーが詰まっています。
山形県の在来種「さわのはな」のご飯(胚芽米または玄米)、山梨・中村農場の平飼い鶏、九州から届くこだわりの魚。さらには野菜のくずから取る自家製の「ベジブロス」で調味料やスープの旨味を引き出し、環境にも優しい調理がなされているのです。
メニューは約1週間〜10日ごとに変わるため、訪れるたびに新しい季節の調理法に出会えるのも魅力。主なラインナップ(テイクアウトメニュー)はこちらです。
チキン弁当
旬魚弁当(★一番人気!)
ベジ弁当(大豆ミートの唐揚げなど)
ミックス弁当(魚+ベジ、またはチキン+ベジ)
おにぎり弁当
キッズ弁当
ちなみにご飯は「胚芽米」か「玄米」を選べますが、玄米の方が人気だそう。店内ランチは平日に平均70〜80食、土日には100食が出るほどの賑わい振りです。
そんな名店の味を、テイクアウトならお味噌汁がつかない分、店内より少しお得に楽しむことができます(事前に電話注文しておけば、空いている時間で15分ほど、混雑時でも20〜30分で準備してくれます)。
テイクアウトはまだ知る人ぞ知る選択肢かもしれませんが、このクオリティを並ばずに連れて帰れるのはかなり贅沢です!



「グリーン車×地産地消」から膨らむ、トレインフードの妄想
さて、このお弁当をどこで食べるか。最近の中央線ユーザーなら、ピンとくる方も多いのではないでしょうか。そう、2025年3月15日から正式に導入された「グリーン車」です。
https://www.jreast.co.jp/railway/train/green/

さすがに横並びの普通列車でお弁当を開くのは気が引けますが、リクライニングや個別テーブルのあるグリーン車なら話は別。車内販売のおつまみだけでなく、乗り込む前に調達したしっかりめのお弁当も、落ち着いて楽しむことができます。
都心へ向かう車内は、どうしても少し気持ちが「仕事(戦闘)モード」になりがち? ですが、乗り込む前に調達したお弁当をテーブルに広げてみる。すると、いつもの移動時間が、ほっと一息ついてお腹を満たす「ちょうどいいブレイクタイム」に早変わりします。
これまでは「遠出するときのごちそう」だった駅弁。でも、移動時間にその土地の美味しい食材で身体を整えるのも、現代の新しい「駅弁スタイル」として大いにアリだと思うのです。
そこで、駅弁部として少し妄想が膨らんでしまいました。
中央線のグリーン車でも車内販売はありますが、売っているのはおつまみや飲み物が中心のよう。でも、少し贅沢な移動時間を楽しみたいとき、その駅独自の地域性があるフードが気軽に買えたら最高だと思いませんか?
かつてホームにあった売店(昨今はガシャポンや高機能自販機・ミニコンビニなどにシフトしていてちょっと寂しい)などに、今回ご紹介した「カフェローカル」のような地元に根付いた飲食店のテイクアウトフード(片手で手軽に食べられるおにぎりや軽食など)が並んでいたら……。
「あそこのフードを車内で食べたいから、今日はグリーン車に乗ろう」
そんな風に、地域の味を目的に列車を選ぶ「ステーションフード」や「トレインフード」という文化がいろんな駅に広がったら、私は間違いなくそれを目的に乗車します。
日常の移動空間が、地域の美味しい食でちょっとワクワクする時間に変わる。そんな未来の駅弁の姿を、カフェ ローカルさんのこだわりのお米を噛み締めながら妄想していました。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
伝統的な名物駅弁をたずねる旅も素敵ですが、日頃から親しんでいる街や、気になる街の美味しいお店のランチをテイクアウトして、電車に乗ってみる。そんなささやかな冒険も、新しい「食と鉄道の楽しみ方」としておすすめです。
みなさんの街には、電車に持ち込みたい「推しローカル弁」はありますか?
※車内での食事は、周囲のお客様へのご迷惑にならないよう、グリーン車やボックスシート、特急列車などのテーブル付き座席で楽しむのがマナーです。混雑時や通勤電車でのご利用は控え、快適な空間で楽しみましょう!
【今回紹介したローカル弁】
商品名:八ヶ岳中村農場 平飼い鶏のチキン弁当
販売元:カフェ ローカル(東京都国分寺市)
格:1,500円(税込)
商品名:熊本田崎市場から直送 旬魚弁当
販売元:カフェ ローカル(東京都国分寺市)
価格:1,550円(税込)
【店舗情報:カフェ ローカル】
住所:〒185-0012 東京都国分寺市本町3丁目1-1 cocobunji WEST5階
(JR・西武線国分寺北口駅ビル ミーツ国分寺5階)
営業時間: 11:00〜19:00(L.O. 18:30 / ランチ 11:30〜14:30)
定休日: 月曜日(祝日の場合は営業、翌日休業)
TEL: 042-300-0711
テイクアウト: 電話予約をしておくと受取りがスムーズ
https://www.instagram.com/cafelocal.cocobunnji/
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
次のバトン
それでは次回はお料理上手・様々な食材に詳しい、むらこしさんです!
来週もお楽しみに!
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