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二色の浜ウインドサーフィンの想い出

私がウインドサーフィンを始めてからの上達の歴史は、二色の浜が初心者から中級者になるまでの前期、浜の宮が中級者から上級者の仲間入りになるまでの後期と言えると思います。

思い出に残るのは、やはり何もわからない初心者の時から過ごした二色の浜の出来事の数々です。

今日はそれらの想い出を少し振り返ってみたいと思います。

私が実践したウインドサーフィンの上達法は以下の記事でご覧ください。


<二色の浜編>

(➀ 一寸先は霧の中)

私がウインドサーフィンを始めたのは47歳の頃でした。
ですから、上達する為には必死で、とにかく休みのたびに海に出てボードに乗っていました。
最初は風の有る無しなんて関係なしに、ただひたすらボードに乗っていたのです。

ひどい濃霧で、視界が2~3mしかない時に、乗っていたこともありました。
視界はありませんが、風もないので、乗っているだけでほとんど進みません。
とろとろと進んでいると、急に目の前に防波堤が出現するので、とてもスリリングな思い出です。

(② 二人乗り?の人)

後にも先にも、あんなことをしていたのはあの人だけでした。
ボードに犬を乗せて走っているのです。
最初は大きな黒い犬でしたが、そのうちに小さな犬まで、つまり2匹も乗せて出るようになりました。

その頃連れて来ていた私の家のコーギーがそれを見て、「何してるんだ!ずるいぞ!」と吠えまくっていたのを覚えています。
すごい人がいるもんです。

(③ 渡り蟹の大移動)

最初の頃は、プレーニングと言ってスピードを出してカッ飛ぶことが出来ないので、おのずとゆっくり進むクルージングになります。

二色の浜は結構魚が多く、ボードの上からでもよく見えて、のんびり走るのも楽しいものです。
ある時、何かが大量に浮かんでいることに気がつきました。
それは渡り蟹の大群が、沖に向かって一斉に泳いでいるところでした。
カニが海面近くを泳いでいる様子を見たのは初めてでした。
渡り蟹の手足は泳ぐためにあんな形をしているんですね。

(④ ウミガメ遭遇)

渡り蟹だけではありません。

ある日、岸に戻ってボードから降りた時にふと前の方を見ると、何かがキョロキョロと頭を動かしています。
ウミガメです。
それほど大きくなかったので、まだ大人になる前の子供が迷い込んだのでしょう。
「ここはどこ?」とあたりを見ている仕草がとてもかわいかったです。

(⑤ 赤エイに馬鹿にされる)

二色の浜は海水浴場で、潮干狩りもできるので、砂地に貝がたくさんいます。
それを赤エイが食べに来るのです。
知らずに踏むと尻尾で刺されて大変な事になりますが、幸い私は無事でした。
上から黒い海藻の塊かなと見ていると、突然動き出すのでビックリします。
落ちて刺されたら大変なので、必死にセールにしがみつきます。
そのうち、インサイドをクルージングしていると、前方5mくらいのところに、進路をまたぐようにジャンプするようになりました。
トビウオやボラのようにぶつかってくることはありませんが、とにかくビックリします。
飛び出した時に目が合うので、まるで、「お~い!へたくそ~!」といって馬鹿にしているようでした。
なぜか卑しかった記憶があります。

(⑥ ジェットスキーの人にからかわれる)

二色の浜の海水浴場の右前方には、人工島があり、そこの海浜公園からジェットスキーの出入りができるため、ジェットスキーの人と良く遭遇します。
中には、こちらがまだ初心者だとわかると、わざと波を立ててぐるぐる回転したりする人がいます。
あおりを受けて、こちらは沈してしまうわけです。
なんでそんなことが面白いのか、迷惑な話です。

(⑦ ヨットスクールのサポート漁船にぶつけられる)

沈させられたのは他にもあります。

ある日、ヨットスクールらしきヨットが多数出ていました。
私も邪魔をしないようにと思っていたのですが、風向きから、そのエリアに近づくことになってしまったのです。
すると、ヨットスクールをサポートするのに雇われたと思われる漁船が近寄ってきて、何も言わずに、止まることなく、ぶつけてきたのです。
「あっち行け」と言いたかったんでしょうが、「ぶつける前に言えよな!」と思います。
漁師さんは口下手で気性が荒いんでしょうね。
私が沈して海に落ちた後も、船の上から何も言わずにらんでいました。
怖い怖い。

(⑧ 冬場はショアブレイクが大変)

最初はとにかく早くみんなに追いつきたいので、季節に関係なく海に出ていました。
冬場は西風が吹いてうねりがすごく、底が急に深くなっているせいか、波打ち際のショアブレイクは結構大きくなるので、出艇するだけで一苦労になります。
ヘタをすると、波に巻かれてしまい、マストを折ったり、セイルを破いたりしてしまいます。
私もご多分に漏れず、何度かやっちゃいました。
先輩たちに「ここをすんなり出れるようになったらどこにでも行ける」と言われたのを覚えています。
おかげで波が嫌いになりました。

(⑨ アウトに初めて出た時の感動)

だんだん上達してくると、遠くまで行けるようになってきます。
二色の浜は湾になっているので、インサイドとアウトサイドでは全く様子が違います。
ある時、思い切ってアウトまで行ってみることにしました。
そこには大阪湾が一望できる素晴らしい景色が待っていました。
「あれが、あべのハルカスか」などと思いながら、感動もそこそこに引き上げたものです。

(⑩ 堤防の釣り客に迷惑がられる)

アウトに出られるようになったからと言って、まだまだ中級者です。
堤防に近寄ってはいけないと思えば思うほど、体はその逆で、堤防の近くで沈してしまったりします。
そこには釣りをしている人がいて、みんな嫌そうな顔をしてこちらを見ています。
魚が逃げるとか、釣り糸が絡まるとか、心配だったんでしょうね。すみませんでした。

(⑪ 沖の灯台を回る)

慣れてくると、沖の方にある灯台を目印にアウトに出て、灯台をグルッと回って帰るコースが楽しくなります。
たまに灯台のあたりでのんびりすることもありました。

(⑫ 沖は船の航路)

しかし、あまりアウトに出すぎると、船の航路に入ってしまうことがあります。
たくさんの船が行き来しているので、汽笛を鳴らしてくることもあります。
大きな船にそれをさせると、ちょっとした恐怖です。
一目散にインサイドに逃げ帰っていました。

(⑬ GWはバーベキューの人でいっぱい)

ちょうど気候も良くなってきたゴールデンウイークの頃は、二色の浜もバーベキューの人でいっぱいになります。
当時は艇庫から浜まで、「どこを通ればいいの?」というくらい人がいっぱいで、そこをかき分けるようにして、縫うように浜に行っていました。
ボードやセイルをぶつけてもいけないので、子供にいるグループの横を通るときは特にヒヤヒヤシしました。
今はエリアも制限されて、しかも有料になっているようです。

<マーブルビーチ編>

(➀ いきなりアウト)

二色の浜でアウトに出られるようになってくると、他のゲレンデはどんなだろうと思うようになってきます。
そこで登場するのがマーブルビーチでした。

ここは二色の浜のような湾ではないので、言わばインサイドがなくいきなりアウトサイドなのです。
大阪湾に吹く風が遮るものもなく安定して吹いているのです。
風の強弱が安定しない二色の浜のインサイドに比べると全くの別世界でした。

自然と足がこちらに向くようになってきます。

(② 関空に突っ込め)

マーブルビーチは関西空港の対岸正面に当たるため、関西空港に向かって走ることになります。
3キロほど離れているので、そんなにすぐに着くわけではありませんが、関空に向かって突っ込んでいく感じがワクワクして好きでした。

空港のスタッフも「昨日専務がウインドしてるの店から見えましたよ、赤いセイルでしょ。」と、もう私がウインドサーフィンにハマっていることが広まっています。

その頃になると、海面をスピードを出して飛ぶように走るプレーニングが出来るようになります。
石投げをして石が水面をパシャパシャと飛び跳ねていくアレです。

スピードも私レベルで時速50キロ、さらに上のエキスパートになると60キロ、プロで70キロ、世界のトッププロになると100キロに手が届くようになります。

これは爽快で気持ちいいですよ。
モーターを使わずに風の力だけでこれだけのスピードが出せるのです。
自然の力とは本当にすごいと思いませんか。

(③ 駐車場も無料で近い)

今はロングビーチとして整備されたので、なくなってしまいましたが、当時は何もない無料の駐車場がありました。
しかも浜は目の前なのなので、休憩するのにも車にお茶を取りに行くのもすぐです。
近いというのはすごく便利ですね。

(④ 洗い場がない)

しかし良いことばかりではありません。
まず、海水浴場ではないので整備されていません。
片づけて帰るときに道具や体を洗うにも洗い場がないのです。
仕方がないのでポリタンクに水を入れてシャワーにして使っていました。

(⑤ ひとりぼっち)

同様に、海水浴場ではないので、近くにウインドサーフィンのショップもありません。
見てくれる人がいないのは、寂しいだけでなく危険な面もあります。
沖で道具のトラブルに合っても誰も気づいてくれないからです。
まあ大阪湾の中なので流されてもどこかに漂着することになりますが。

(⑥ 海苔網に注意)

季節によっては、海苔網が設置されていることがあります。
よく見なければわからないので、一度その中に突っ込んでしまったことがありました。
網に引っかかってなかなか出られずにもがいていると、漁船で漁師さんが飛んできました。
「あ~また怒られるのか」と思っていたら、「大丈夫か~」と心配してくれました。
気のいい漁師さんもいるんですね。
ちょっと嬉しかったです。

(⑦ 足が傷だらけ)

マーブルビーチはその名の通り白い握りこぶし大の石が敷き詰められています。
砂浜はありません。

波打ち際まではビーチサンダルを履いていきますが、その間も歩きにくいのでうっかりすると足をくじいてしまいます。
私は、足裏の感覚を大事にしたいので、真冬でもブーツをはきません。
砂浜だとそれでいいのですが、マーブルビーチは石に小さな貝が付いているので、それを踏むととても痛いです。
すぐにビーチスタートして出ていきますが、帰ってきて浜に上るときは、いやでも踏ん張って道具を引き上げることになります。
その時気がつかなくても、帰ってみてみると足の裏は傷だらけになっています。
ですから連日行くのにはちょっと根性がいりました。

<メンバーとの楽しいひととき>

二色の浜でも、浜の宮でも、ショップのメンバーとの雑談やウインド談義は、この上なく楽しく、「また行こう」というモチベーション維持に大いに役立ちました。

一人だけでは続けることはできなかったと思います。

KAZEの店長はじめ、メンバーの皆さんに感謝です。

まだまだ思い出は尽きませんが、今日はここまでです。

お読みいただきありがとうございました。スキ・フォローを頂けると嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。

#私のスポーツ遍歴

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