関西弁と一口に言っても地域によって少しずつ違います
関東の方からすると、大阪も神戸もあまり変わらず、位置関係もよくわからないかもしれません。
関西の人間も、関東の県の配置がはっきりしない人が多いのではないかと思います。
関西弁と一口に言っても、私の生まれ育った神戸と大阪では微妙に言い回しが違い、今住んでいる関空に近い泉州地域でもまた違った表現があって、それぞれ特徴があります。
今日はそんな関西弁いろいろを紹介します。
<大阪弁>
関西の中心で代表的な関西弁です。明るく親しみやすい言葉が多いです。
イントネーションの抑揚が大きく、メリハリがあり、「~や」「~で」「~へん」などを語尾につけてしゃべります。
「まいど」(こんにちは、いつもありがとうございます)
「ほんま」(本当)
「あかん」(ダメ)
「なんでやねん」(なぜ?、ツッコミとして)
「めっちゃ」(とても)
「おもろい」(面白い)
「知らんがな」(知らないよ)
「しゃあない」(仕方ない)
「じゃあないなあ」(仕方がないなあ)
「ぼちぼち行こか」(そろそろ行こうか)
「いてまうで」(殴ってしまうぞ)
「いてはりますか」(いらっしゃいますか)
「知らんけど」(知らないけど)
<神戸弁>
大阪弁に比べて、比較的穏やかにしゃべります。
標準語に近い言葉も多く使われます。
語尾に「~やわ」「~やね」などをつけます。
「~しとう?」(~してるの?)
「なにしとん?」「なにしとぉ?」(何してるの?)
「~でぇ」(~だよ)
「ほんまやで」(本当だよ)
「~ちゃう?」(~じゃない?)
「~やわぁ」(~だねぇ)
「しもた!」(しまった!)
「しゃあないなあ」(仕方がないなあ)
「どないしょ」(どうしよう)
「おってですか」(いらっしゃいますか)
「カエルが死によう」(カエルが死にかけている)
「ほかす」(捨てる)
「べっちょない」(問題ない)
「おおきに」(ありがとう)
「ほんまやで」(本当だよ)
「いやや」(嫌だ)
<淡路弁>
古い時代の関西弁の要素を残していると言われます。
比較的ゆっくりと話す人が多いようです。
語尾に「~け」「~わい」などが使われます。
「~じゃろ」(~でしょう)
「~かいな」(~ですかね)
「~しとう」(~している)
「~やけん」(~だから)
「ほやけんど」(そうだけど)
「ほなけん、ゆうたやろ」(だから言ったでしょ)
「わややで」(めちゃくちゃだ)
「おんどれ」(お前)
「そんなんしとんやなあ」(そんなことしてるんだね)
「いぬ」(帰る)
「なんでや」(どうして?)
「いくけんね」(行くからね)
「ほなけど」(でも)
<姫路弁>
播州弁とも呼ばれ、独特の語彙やイントネーションを持ちまちます。
言葉が少しきついと思われることもあるようです。
語尾に「~じゃ」「~みゃあ」などが使われます。
「ちゃった弁」という表現も見られます。
「ぼうぜ」(いいかげん)
「どべ」(最下位)
「~しとうみゃあ」(~しているのですね)
「~じゃけん」(~だから)
「~がいな」(~ですか)
「~しとんやけどな」(~してるんだけどね)
「どないしとう?」(どうしてる?)
「えらいこっちゃ」(大変だ)
「こけたんけ」(転んだの?)
「なんどいや」(なんですか)
「帰っちゃった」(帰る)
「ええで」(いいよ)
「おらん」(いない)
「やっさもっさ」(あたふたする)
「そうでえ」(そうだよ)
「ぼっけえ」(すごい)
<河内弁>
力強く、荒っぽい印象です。
いわゆる男言葉のイメージが強いですね。
“河内のおっさんの唄”でも有名になりましたが、「ワレ」「~じゃボケ」などの強い言葉遣いが特徴的となります。
「われ」(おまえ)
「なにさらしとんねん」(何をしているんだ)
「なんやねん、これ!」(なんだよ、これ!)
「こら」(おい)
「~やんけ」(~じゃないか)
「~どないや」(~どうだ)
「どないすんねん」(どうするんだ)
「めっさ好きやねん」(めちゃくちゃ好きだよ)
「ちゃうねんて」(違うんだって)
「バリしんどいわ」(めっちゃ疲れえたわ)
「やっとれんわ」(やってられないよ)
「おどりゃ」(おい)
「すかたん」(失敗)
「ちゃうちゃう」(違う)
「おもろい」(面白い)
<泉州弁>
だんじり祭りで有名な泉州弁は河内弁と似た荒っぽい印象を与えますが、より漁師言葉に近いと言われます。
語尾に「~やんけ」「~け」などが使われます。
「~やんけ」(~じゃないか)
「~け」(~か)
「もうええやんけ」(もういいじゃない)
「~じゃぼけ」(~だばか)
「~やし」(~だよ)
「~ないねん」(~ないんだ)
「アホちゃうか」(バカじゃないの)
「しんどいわあ」(疲れたわ)
「だんない」(大丈夫)
「さいなら」(さようなら)
「いけず」(意地悪)
「けったい」(変)
「えらいこっちゃ」(大変だあ)
<和歌山弁>
紀州弁とも呼ばれ、穏やかで素朴な印象です。
イントネーションやアクセントが独特です。
語尾に「~やい」「~じゃら」などが使われます。
「~やい」(~だよ)
「それ間違いやんし」(それ間違いじゃない?
「~じゃら」(~でしょう)
「~しとうら」(~しているよ)
「~しよる」(~している)
「~やっけ」(~だったっけ)
「~さかい」(~だから)
「ほんでなあ」(それでね)
「けったいな話やな」(奇妙な話だな)
「あんたどこ行きよん?」(あなたどこに行ってるの?」
「そりゃしゃあないわな」(それは仕方がないね)
「ええあんばいやな」(ちょうどいい感じだね)
「おぞい」(汚い)
「いらう」(触る)
「だら」(バカ)
「こそばい」(くすぐったい)
「行くさけ」(行くから)
「そうやんしょ」(そうでしょ)
「よう言わん」(そんなこと言えない)
<京都弁>
有名な京都弁も少し触れておきましょう。
京都弁は上品で柔らかい印象を与える言葉遣いが特徴的で、独特の言い回しや丁寧な言葉遣いが残っています。
「~どす」「~はる」「~やす」などの敬語表現が豊かですね。
「おいでやす」(いらっしゃいませ)
「~どすえ」(~です)
「~はる」(~なさる)
「よろしゅう」(よろしく)
「~しまひょ」(~しましょう)
<奈良弁>
奈良弁というのもあります。
奈良らしく古語の要素を残し、穏やかで素朴な印象を与えます。
京都弁の影響も受けているのでしょうね。
語尾に「~やん」「~やで」などが使われます。
「~やんか」(~じゃないか)
「~せんとあかん」(~しないといけない)
「~しよし」(~しよう)
「ええさかい」(いいから)
「~てや」(~してね)
<滋賀弁>
地域によって琵琶湖周辺とそれ以外で言葉が違うようです。
京都弁や大阪弁、岐阜弁などの影響も受けています。
語尾には「~やん」「~け」「~さ」などが使われます。
「~やん」(~だよ)
「~け」(~か)
「~さ」(~だよ)
「~しはる」(~なさる)
「~だん」(~だよ)
<但馬弁>
兵庫県北部で話される方言で、中国地方の方言に近い特徴を持ちます。
「~だん」「~じゃん」などの語尾が使われます。
<丹波弁>
兵庫県中部の丹波地方で話される方言で、こちらは京都府の丹波地方と共通する特徴を持ちます。
「~やん」「~やで」などの語尾が使われます。

地方ごとに特徴ある言葉遣いを上げましたが、関西弁として共通しているものも多くあります。
私は、仕事で東京の担当者と話す時は、標準語で話した方が誤解がないので使い分けていましたね。
日本語も時代によって変わっていくと言います。
こうした方言も関西特有の文化として残したいものです。
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