どうして鼻の穴は2つあるんだろう
なぜ顔の真ん中にある鼻には穴が2つ開いているのでしょう。
息を吸うだけなら、クジラやイルカの様に1つだけでもいいのではないでしょうか。
調べてみると、鼻の穴が2つ開いている理由は、ちゃんと理にかなったものでした。

<バックアップ機能>
多くの生物では、重要な器官は2つあります。
これは、一方が怪我や病気で機能しなくなっても、もう一方が働くことで維持できるようになっているからです。
鼻の穴も同様に、片方が詰まっても、もう片方で呼吸できるように、バックアップとしての機能があるのです。
<立体感知機能>
我々の目は2つついています。
これは2つの目で見ることで、物体との距離や立体感をとらえることができるようになっているのです。
鼻の穴も同様に、2つの穴から別々に匂いをかぐことで、左右のわずかな時間差や匂いの強さの違いを感知して、匂いの発生源の方向を知ることができるようになっているのです。
<効率的に空気を処理>
冷たく乾燥した空気をそのまま肺に送ると、身体への負担が大きいため、体温に近づける必要があります。
2つの穴に分かれていることで、空気に触れる表面積が増え、効率的に多くの空気を取り込んで、加温、加湿することができるようになっているのです。
また、血流による脳の温度調節機能にもなっています。
<交代勤務>
実は我々は鼻の穴が2つあっても、片方の穴で息をしています。
これは「鼻周期」といって、左右交互にやすませ、オーバーワークを防ぎながら呼吸をしているのです。
1~3時間おきに片方の鼻の血管が膨張して空気の通りを悪くして、そのタイミングで左右を入れ替えて休ませ、その間に鼻粘膜の乾燥を防ぐために粘液を分泌し、ゴミや細菌を掃除し、修復保護しているのです。
全く気がつきませんでしたね。
これは眠っているフラミンゴが片足を休ませるのと同じということです。

<おまけ:鼻詰まりを楽にする方法>
ここで、鼻が詰まった時に少しでも通るようにする方法をいくつか紹介します。
〇 小鼻の横にある「迎香」というツボを指で押します。やや強めに10秒を数回行うと、血行が良くなって鼻が通りやすくなります。
〇 詰まっている方を上にして横になると、重力で鼻の詰まりが移動して上側の鼻が通ってきます。
〇 湯気を吸う。
子供のころ、耳鼻咽喉科に行くと鼻に蒸気を当ててくれました。
これをしてもらうと粘膜が潤って、鼻が一気に通るようになります。
家では暖かいシャワーや沸いたやかんの湯気を吸うといいでしょう。
気持ちのいいものですよ。
〇 軽く体を動かすだけでも、交感神経が働いて鼻が開くようになります。
〇 最後の手段は薬を飲むことですが、使い過ぎ、頼り過ぎは禁物です。
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