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「無言の帰宅」の意味わかっていますか?

「無言の帰宅」の意味を知っていますか?と言われて、「バカにするな」と言う方には無用の記事になるかもしれません。

最近「無言の帰宅」だったと言うと、「黙って帰ってきたんだ」と思う人が増えてきているらしいので、ちょっと記事を書いてみます。

まず、この「無言の帰宅」は死亡したことを意味しています。

同様の表現は他にどんなものがあるかピックアップしてみましょう。

* 「帰らぬ人となる」

* 「永い眠りにつく」

* 「黄泉(よみ)の国へ旅立つ」

* 「天に召される」

* 「この世を去る」

* 「星になる」

* 「息を引き取る」

* 「人生の幕を下ろす」など、

死に関することは、出来るだけ直接言わずに比喩的に言い換える言葉が多くなります。

他の表現も拾い上げてみましょう。

* 「椅子を奪われる」・・・立場や地位を失うこと

* 「白羽の矢が立つ」・・・選ばれること

* 「机上の空論」・・・頭で考えただけの実現性に欠ける理屈

* 「泡と消える」・・・期待が無駄となること

* 「火中の栗を拾う」・・・危険を冒して人のために行動すること

* 「肩を並べる」・・・実力が同じになること

* 「首が回らない」・・・借金などで苦しいこと

* 「頭を抱える」・・・困り果てること

* 「手を引く」・・・撤退すること

* 「手を焼く」・・・扱いに困ること

* 「顔が利く」・・・影響力があること

* 「顔を曇らせる」・・・不安そうになること

* 「顔が立つ」・・・対面が保たれること

* 「目が肥える」・・・良し悪しを見抜く力がつくこと

* 「目が回る」・・・忙しいこと

* 「耳が痛い」・・・思い当たる話で聞くのがつらいこと

* 「口を滑らす」・・・言ってはいけないことを言うこと

* 「口を挟む」・・・話に割り込むこと

* 「舌を巻く」・・・感心すること

* 「腹を割って話す」・・・本音で話すこと

* 「足をすくわれる」・・・不意に敗れること

* 「足を引っ張る」・・・妨害すること

* 「腰が重い」・・・行動が遅いこと

* 「肩を持つ」・・・見方をすること

* 「背中を押す」・・・励まして後押しすること

* 「心に響く」・・・感動すること

* 「心を奪われる」・・・魅了され夢中になること

* 「胸に刻む」・・・忘れないように覚えること

* 「火が付く」・・・熱中すること

* 「口火を切る」・・・物事を始めること

* 「水を差す」・・・盛り上がりを壊すこと

* 「風を読む」・・・状況を察知すること

* 「雲行きが怪しい」・・・状況が悪化しそうなこと

* 「雨が上がる」・・・悲しみや困難が去っていくこと

* 「空がなく」・・・悲しみや別れを表します

* 「波に乗る」・・・調子がいいこと

* 「波が引く」・・・人気や勢いが落ちること

* 「壁にぶつかる」・・・困難に直面すること

* 「光が差す」・・・解決する兆しが出てきたこと

* 「影が差す」・・・不吉な気配がすること

* 「星が導く」・・・運命的に導かれること

* 「月が笑う」・・・希望や安らぎを表します

* 「背水の陣」・・・退路を断って挑むこと

* 「矢面に立つ」・・・批判や責任の中心にいること

まだまだありそうですが、こうした比喩的表現を表面上の意味でしか理解できないのは何が原因になっているのでしょう。

最大の原因は、SNSの普及でしょう。

SNSでは、直接的で短い文章で表現されることが多くなっています。
小説や評論などの本を読むことも少なくなってきているようですが、こうした文章の中には比喩的表現がたくさん使われています。
つまり、こうした表現に接する機会が減ってきているのです。

テレビドラマでもテンポが重視され、分かりやすい表現が多く使われるようになりました。

同様にYoutubeやTiktokなどの動画も見ただけで分かるようになっており、文章を読むことはあまりありません。

そのため日常会話の中でも出来るだけ短く直接的に感情を表現するため、比喩を理解するための想像力や文脈を把握する力が徐々に弱くなってきているのです。

最近の国語教育の中でも、意味や形式に終始して、美しい表現を味わうのではなくなってきているようです。

AIによる要約により、文章が物語からただの情報になってしまっています。

そして、社会全体でこうした情緒的表現を味わうこと自体が遠回しで非効率だとされ、もっとスピーディに伝わることが重視されているのです。

もっと学校では言葉から心を感じとる喜びを教えてほしいと思います。

ビジネスでも簡単なもので良いのでこうした表現を使ってみましょう。

これが考える力を養うことにもなると思っています。

考える力を養うことに関する記事も書いていますのでご覧ください。

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