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「オイ!商品がなくなってるぞ!どうしたんだ!」とならないために(商品ロスの話)

小売業では、様々な原因によってで商品が破損したり、劣化したり、ひどい時にはなくなったりすることが多々あります。
ある程度避けられないこともありますが、いずれにしても会社の経済的損失であることに間違いはありません。
空港免税店などでは、未納税品がなくなるということは、密輸にもつながる事例として大問題となります。
今日は、こうした商品ロスを防ぐ方法についてお話ししましょう。


<商品ロスの種類>

商品ロスには大きく分けて3種類あります。

  1. 販売ミスや在庫管理ミスによるロス

  2. 破損等により販売できなくなる廃棄ロス

  3. 万引き等による盗難ロス

<管理ミスによるロス>

う~ん合わない

これには様々なケースが考えられます。

一番初めの仕入れの段階で、仕入れ入力のミスがあったり、そもそも入荷数と伝票が違っていることを見落としたりするミスが起こることがあります。
販売時にも違う商品を渡したり、渡しそこなったり、多く渡してしまったりするミスです。
レジを通し忘れることもありますね。
又、棚卸の数え間違いや計算間違いも起こります。
メーカーに返品することがあれば、数量を間違えるとロスにつながります。
レジシステム自体のエラーによることもあります。

こうしたことの多くが、不注意が原因で起こっています。
ダブルチェックや会計時の商品点数確認等作業の流れに不備がないかチェックし、管理を徹底すべきです。

<廃棄ロス>

あ~やってしまった

廃棄ロスには、売れ筋予測を間違えたことによる売れ残り、長期間在庫していることによる劣化や腐敗、品出しや陳列中、お客様の試着などの販売中の破損や汚損などがあります。

これらを防ぐにはある程度の経験と、こまめなチェック、そして慎重かつ丁寧な商品の取り扱いが欠かせません。最近ではAI人工知能を使って需要予測をし、適正在庫になるよう管理するといった動きもあるようです。

<盗難ロス>

どこでやられたんだ?

そして盗難ロスです。これには外部の人間による万引き等と、内部の人間による不正があります。
外部の人間にはお客様だけでなく、出入りの業者も含まれますので注意が必要です。
いつもの業者だからと安心していてはいけません

(狙われやすい商品)

狙われやすい商品には次のような特徴があります。

  • 小さなもの=簡単に隠せる:リップスティックやマスカラ、美容液やクリーム、アクセサリーや時計など

  • 高価なもの=簡単に売れる:香水やブランドコスメ、ブランドのバッグや財布、高級ウイスキーなど

  • 人気があるもの=需要が高く転売しやすい:限定コスメ、ゲーム機やスマホ、アイドルグッズなど

  • 簡単に手に入るもの=包装も簡単で持ち出しやすい:ドラッグストアやコンビニの化粧品やサプリなど

  • 衣料品=試着室の死角を利用:ブランドの服やファッションアイテム、靴など

(狙われやすい場所)

狙われやすい場所というのもあります。

  • 死角や監視の目が届かない場所:試着室、化粧品コーナー、棚の隅や棚の間、防犯カメラがない場所

  • 出入口:レジから離れていたり、複数あったりすると商品を持ったまま逃げられる。

  • 小型で高価な商品が並ぶエリア:化粧品コーナー、アクセサリーや時計・サングラス売り場など。

  • 試供品やテスターが置かれている場所:香水化粧品コーナー

  • 混雑しているところ:セールやイベントなどで人が多くなるとスタッフの目が行き届かなくなる。

(怪しい人の特徴)

こんな人が店内に居たら要注意です。

  • 何も買わずにウロウロしている

  • 落ち着きがなく、キョロキョロしている

  • どこか緊張している様子

  • 何度も同じ売り場に戻ってくる

  • 死角で立ち止まっている

  • 店員や防犯カメラをチラチラ見ている

  • 出入り口付近で辺りをうかがっている

  • 仲間と連携して店員の注意を引いてくる

  • 大きな口の開いたトートバッグや紙袋を持っている

  • ダボダボのコートを着ている

  • 帽子やフードをかぶっているサングラスをしている

  • 店員との会話を避ける

(万引き対策)

万引きを防ぐには、次のようなことが考えられます。

  • 出入り口や死角に防犯カメラをつけ、すぐにチェックできる位置にモニターを置く

  • ガラスケースや鍵付きのディスプレイに入れる

  • 鏡をおく

  • アラーム付きのタグをつける

  • スタッフは「いらっしゃいませ」と声掛けを怠らない

  • スタッフを店内に巡回させる

  • 混雑時はスタッフを増やす

  • 常習者情報は全員で共有する

  • 試着室の持込点数を制限する

  • レジを出入り口付近に配置する

  • テスターをひも付きにする

  • 試供品はスタッフが管理する

  • おかしいかなと思ったら他のスタッフと情報を共有し、皆で注意を払う

  • 要らないものは捨てて物陰をつくらない

  • 照明を調整して薄暗い部分をなくす

(内部不正を防ぐには)

内部スタッフによる不正が起こることもあります。
発覚しにくく、従業員を疑いたくもないですね。
しかし、レジで架空の値引きをして現金を浮かせたり、商品をどこかに隠してこっそり持ち出したり、内情を良く知るスタッフだからこそ出来る事があります。
このような不正を起こさせない、起こしたくなるような状況を作らないことが、お互いにとって安心して仕事に当たれる大前提です。

  • レジの記録は時間や打ち込み担当者などすべて記録

  • 防犯カメラをレジの手元、ラッピングの手元が映るようにする(これはレジミスを防いだりクレームの確認にとても役立ちます)

  • 棚卸等在庫管理は複数で行う

  • スタッフが一人になる時間を作らない

など、スタッフにとっても変に疑われるリスクを減らすことにもなりますので、しっかり対策すべきです。

内部にしても外部にしても、不正をさせないように、不正をしたくならないように、最初から環境を整えておくことが、従業員もお客様も、安心してお買い物が出来る、居心地のいい店につながっていくのです。
大事な商品を大切に扱い、喜んでお客様の手に渡るよう、様々なトラブルに備えましょう。

以上お読みいただきありがとうございました。
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これからもよろしくお願いします。

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