若い頃に占い師から「あなたは大器晩成ですね」と言われたけど、まだまだ先の話なんだろうか・・・
私は結婚するかしないかと言うくらいの若い頃、つまり40年くらい前に、今の奥さんと一緒に、よく当たると評判の占い師に見てもらったことがあります。
その時のことで今でも覚えているのが、「あなたは大器晩成ですね」という言葉です。
「大器晩成」というのは、
「大きな器」、すなわち才能や器量のある優れた人ほど若い頃はあまり目立たず、
「晩成」つまり晩年にかけて成就する、すなわち時間をかけてじっくりと成長し、後に成功するものだということです。
これは老子の思想、「急いで作られた器はもろく、時間をかけて練られた器は強い。だから急いではならない。」に由来しているとされています。
失敗や挫折、転職などの回り道、人間関係の葛藤や孤独、これら様々な経験を通じて育まれる人格や知恵が磨かれていき、成果を生む土台となるということです。
では、何をもって大成したといえるのでしょう。
社会的地位や名声でしょうか?
それとも豊富な財産でしょうか?
私はこれらとは違う別の何かのような気がしています。
もっと自分の内面的な、自分自身で納得できるような、満ち足りた瞬間、そういうことではないかと思っています。
私は未だに好奇心旺盛です。
「もっと知りたい」、物質的な知識欲、自然の摂理を知りたいというような研究心、人間の心理の深さを探りたいという探求心、まだまだ知りたいことがいっぱいあるのです。
きっと死ぬまでに全部知ることはできないでしょう。
しかし今までも、「私と話ができてよかった。」、「私がいればそれだけで十分です。」と言われた時はすごく満ち足りた気持ちになりました。
「今までやって来たことが間違っていなかったんだ。」と納得できた瞬間だったからです。
私は占い師の言葉を聞いてから、「ほ~年を取るほどに偉くなるんだ」、「将来が楽しみだ」、そして「今苦しくても俺は晩成なんだ、これを乗り越えればきっといいことが待っているんだ」と自分を信じて頑張ってきました。
その意味であの占い師には感謝しています。
これからも「大成する」まで、「大成する」夢を見ながら、人生を見つめていきたいと思います。

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