英語も国によって少しずつ違います。では、どこで学びますか?
英語は世界共通で、どの国に行っても同じだと思っていたら、国によって少しずつ違いがあります。
これらの違いは、単なる“なまり”ではなく、それぞれの文化を反映して発展したもので、どの国の英語も正しい英語です。
現在、世界英語(World English)という概念が注目されており、世界各国の英語を、価値のある言語として認識する動きが広がっているようです。
そこで、それぞれの国による特徴をまとめてみました。

<発音による違い>
一番わかりやすい違いは発音の違いです。同じ単語でも国によって響きが全く違います。
(アメリカ英語)
@“r”の音をしっかり発音します。例:car/ka:r、hard/ha:rd
@母音に挟まれた“t”はラ行に近い音になります。例:water/ワラ―、better/ベラー
(イギリス英語)
@母音の後の“r”は発音しません。例:car/ka:、hard/ha:d
@“t”をはっきり発音するか、のどを詰まらせたような音になります。例:water/ウォーター、butter/バッア
(カナダ英語)
アメリカ英語に近いですが、クセが少なく、クリアで聞き取りやすいです。
(オーストラリア英語)
次のニュージーランドと同様イギリス英語がベースになっています。
@“a”の音がアイに近く聞こえます。例:Today is Monday./トゥダイ イズ マンダイ
(ニュージーランド英語)
@“e”の音がイに近く聞こえます。例:yes/イィス、seven/スィヴン
<単語>
単語自体も、国によって使い方が違います。
主なものを左からアメリカ(米)、イギリス(英)、オーストラリア(豪)と並べてみました。
アパート: (米)apartment、 (英)flat、 (豪)flat/unit
エレベーター:(米)elevator、 (英)lift、
1階: (米)first floor、 (英)ground floor
ガソリン: (米)gas/gasoline、 (英)petrol
ズボン: (米)pants、 (英)trousers
セーター: (米)sweater、 (英)jumper/pullover、 (豪)jumper
ポテトチップス:(米)chips、 (英)crisps、 (豪)chips
フライドポテト:(米)French fries (英)chips、 (豪)hot chips
休暇: (米)vacation、 (英)holiday
サッカー: (米)soccer、 (英)football、 (豪)soccer/footy
バーベキュー:(米)barbecue/BBQ、 (英)barbecue/BBQ、 (豪)barbie
午後: (米)afternoon、 (英)afternoon、 (豪)arvo
甘いお菓子: (米)candy 、 (英)sweets
缶: (米)can 、 (英)tin
ゴミ: (米)trash/garbage (英)rubbish/litter
駐車場: (米)parking lot (英)car park
地下鉄: (米)subway 、 (英)underground/Tube
薬局: (米)drugstore/pharmacy (英)chemist’s
秋: (米)fall 、 (英)autumn
郵便: (米)mail、 (英)post
映画: (米)movie 、 (英)film
映画館: (米)movie theater (英)cinema
<スペル>
スペルもアメリカとイギリスでは違うものがあります。いくつか並べてみます。
-or/-our (米)color,favor (英)colour,favour
-er/-re (米)center,theater (英)centre,theatre
-ize/ise (米)organize,realize(英)organise,realise
-og/ogue (米)catalog,analog (英)catalogue,analogue
-l-/-ll- (米)traveling,counselor(英)travelling,counsellor
<文法>
文法にも少し違いがあります。
Getの過去分詞は、(米)gotten、(英)got
Familyなどの集合名詞は、(米)単数扱い、My family is here.(英)単数でも複数でもいいMy family are here.
前置詞の違い、(米)on the weekend,on the street、(英)at the weekend,in the street
<その他の国の特徴>
(インド(ビングリッシュ))
インドの英語は非常に強い巻き舌のRが特徴的です。
子音も変化したものがあります。we⇒ve、food⇒bood、think⇒dink
(南アフリカ)
訛りは少なく聞きやすいようです。Rは弾いたり震えたりする音になります。
(シンガポール(シングリッシュ))
中国語・マレー語・タミル語の影響を受け、文法も少し簡略化されたものがあります。
(マレーシア(マングリッシュ))
Canを多用します。米英式が混合しており、マレー語・中国語の影響を受けています。
<留学先選び>
留学先を選ぶ上でのおススメポイントは、
@ビジネス英語なら、やはり国際標準となっているアメリカ英語のアメリカです。
@国連などの国際機関やヨーロッパで働くことを目指すなら、クイーンズイングリッシュのイギリスです。
@クセのないきれいな英語を学びたいなら、カナダがおススメです。ニュートラルな英語として人気です。
@勉強だけでなく、サーフィンやアウトドアも楽しみたいなら、オーストラリアやニュージーランドがいいでしょう。
@費用を安く抑えたいなら、マンツーマンレッスンも受けやすいフィリピンが人気です。
<まとめ>
これらの国のどこで学んでも、どの国に行っても問題なく通じます。まずは自分の好みや目的をはっきりさせて、それに合った国を選ぶようにすることです。
先程も述べましたが、どの国の英語が正しいかではなく、どの国の英語が自分に合っているかが大事です。そして、どの国であれ、自信を持ってコミュニケーションを取ろうとすることが英語を使いこなすうえで最も大切なことです。
あなたはどこに行きたいですか。

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