辞書を引こう
最近は、インターネットの普及により、本を買って読む人が減り、本を買うにしてもインターネット経由で注文したりされるので、本屋さんの閉店が相次いでいますね。
私も奥さんも両方本好きで、家には本棚に入りきらず、置き場所に困るたくさんの本があります。
本と言えば、昔から各家庭には必ずと言っていいほど大きな百科事典や図鑑、家庭の医学などの事典や辞書が置いてありました。
暇になると、よく百科事典を読んでいた記憶があります。
辞書には読む楽しみもあるのです。
学生時代の英語の勉強でも、電車の通学時に使うポケット辞書や、頻繁に使う中辞典、さらに調べたいときに使う大辞典、種類も英和辞書、和英辞書、英英辞書など、辞書だけでも机に上に乗り切らないほどたくさん買っていました。
買っただけで安心してしまっていたという所は否定できませんが。
普通の英和辞書だけでも数種類あったので、読み比べるとその辞書なりの違いが見えて来て楽しくなります。
新聞の読み比べのようなものです。
新聞の読み方の記事もありますので、よかったらこちらからどうぞ。
意味が丁寧に詳しく書いてあるもの、
用例が多いもの、
類義語が多いもの、
とにかく語彙数が多いもの、みんな買い揃えていました。
社会に出てから英語のビジネスレターを読んだり書いたりすることが増えたので、専用の辞書も買い足しています。
学生時代に電子辞書が出てきたので、気になって何度も見に行きましたが、ついに買うことはありませんでした。
本の勉強になれた私には、不向きだったのでしょう。
小さなディスプレイに表示される情報量の少なさに物足りなさを覚えたのだと思います。
今の学生の方はスマホやパソコンでさらに詳しく調べることもできますが、どうされているのでしょうか。
今回は、辞書を引くメリット、デメリットに加え、その選び方までお話しします。
<辞書を引くメリット>

紙の辞書を引くメリットには次のようなことが挙げられます。
〇 ネット検索などの説明は断片的なものが多いのに対し、紙の辞書は言葉本来の意味やニュアンスを理解しやすくなります。
〇 辞書を引くと、たどり着くまでや、その単語の周辺の言葉も目に入るので、「芋づる式学習」で複数の知識を得られて語彙が広がります。
〇 英単語のつづりが違っていると、目的の単語にたどり着けないので、つづりを覚える学習にもなります。
〇 スマホよりも「自分で探す」という行為があとで記憶に残りやすくなります。
〇 ネットは誤情報が溢れていますが、辞書は信頼性が高いです。
〇 言葉の使い分けや論理的思考が磨かれます。
〇 ネット広告などの誘惑がないため、集中力が途切れにくくなります。
(辞書をよく使う人)
辞書をよく使う人は、
〇 言葉の定義から語源、用法まで理解しています。
〇 類義語や対義語まで見れるので、語彙力が上がります。
〇 辞書で探して、読んで、理解するという工程の中で、記憶が深まります。
〇 思考が正確に、そして論理的になります。
〇 情報に強くなります。
(辞書的思考とは)
〇 曖昧な言葉を具体化して確認します。
〇 言葉を分解して、構造で捉えることができます。
〇 言葉を言い換えて、明確にすることができます。
〇 チームメンバーの認識のずれを防ぎ、共通の目標に導くことができます。
〇 物事を曖昧なままにせず、言語化して迷いを減らすことができます。
<辞書を引くデメリット>

一方辞書を引くことにもデメリットがあります。
〇 調べるのに手間と時間がかかります。
〇 最新情報は載っていません。
〇 実際の使われ方のニュアンスがつかみにくい事があります。
〇 ネット検索のような気軽さに欠けます。
〇 質の高い辞書を買うには、かなりの費用が掛かります。
(辞書を使わない人)
辞書を使わない人は、
〇 なんとなく、意味をとらえています。
〇 知っている言葉だけで済まそうとするので、語彙が増えません。
〇 見る、或いは眺めるだけでは、頭の中に入りにくいです。
〇 曖昧な言葉に終始して、論理もズレやすくなっています。
〇 情報を誤解しやすくなります。
(辞書的思考の失敗例)
辞書的思考も使いすぎると失敗することがあります。
〇 定義にこだわりすぎると、前に進まなくなります。
〇 細かすぎると、相手にストレスを与えてしまいます。
〇 正確さはあっても、スピード感がなくなります。
〇 基本の意味に縛られて、柔軟性がなくなることがあります。
〇 マウントを取るような態度になりがちで、人間関係にマイナスになります。
辞書的思考は、誤解を防ぐような重要な時には有効ですが、日常的には軽く流すようにする方がいいので、この切り替えが肝心です。
<最適な辞書の選び方>

先程も述べましたが、辞書にはそれぞれ特徴があります。
何のために使うのかがはっきりすれば、それに合った辞書を選びやすくなります。
私はいつも本屋さんの店頭で実際に単語を引いてみて、引きやすいかどうか、説明がわかりやすいか、例文は実用的か、類義語や対義語は載っているか、文字の大きさやレイアウト、色使いは見やすいか、収録単語数は適切か(一番実用的なのは6~10万語です)を確認していました。
辞書も複数使うとより理解が深まります。
最後に今のおススメの辞書を紹介しておきます。
(国語辞典)
「新明解国語辞典」(3410円)
言葉の本質にまで踏み込んでおり、表現も記憶に残りやすくなっています。

(漢和辞典)
「新明解現代漢和辞典」(3080円)
漢字の意味、用法、成り立ちまで分かりやすくなっています。

(英和辞書)
「ジーニアス英和辞典」(3960円)
例文が豊富でニュアンスまで理解できます。

(和英辞書)
「ジーニアス和英辞典」(3850円)
英語表現が自然で、例文も分かりやすくなっています。

(英英辞典)
「オックスフォード現代英英辞典」(6490円)
英語で考え、英語で理解する習慣をつくり、英語脳を作っていくのに最適です。
私も英語のレターを書く時は、日本語で下書きを書いてそれを英訳するのではなく、いきなり英語で文章を書いて、英語で修正していくようにしていました。
そのためのトレーニングには英英辞典はぴったりだと思います。

以上お読みいただきありがとうございます。
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