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庄助さんは愚か者か人生の達人か

皆さんは、小原庄助さんの唄をご存知ですか。
福島県の会津地方に伝わる民謡の「会津磐梯山」の中に登場します。

「♪ エイヤー 会津磐梯山は 宝の コリャ 山よ 笹に黄金が エーマタ なりさがる」

「♪ 小原庄助さん 何で身上つぶした 朝寝 朝酒 朝湯 が大好きで それで身上(しんしょう)つぶした ハア もっともだ もっともだ」

表面的には、「朝はゆっくり寝て、起きたら朝から酒を飲み、朝の温泉に浸かってゆっくり楽しんでいるようでは、1日ろくに仕事もしていないのでしょう。そんないた贅沢な暮らしをしすぎて財産を失ってしまった。そんなことをしていたらそうなるよね。」と、だらだらと贅沢三昧怠惰な生活をしていてはいけないと戒める唄ということですが、果たしてそれだけでしょうか。

私には、この「ハアもっともだあもっともだあ」という合いの手は、そこまで批判的な響きには聞こえないのです。むしろ、「そんな暮らし方も悪くないよね」というような共感を示しているように感じています。
江戸時代の「粋」な生き方への憧れもあったのではないでしょうか。
一度きりの人生を自由に楽しむという庄助さんの姿勢は、たとえ全財産を失ったとしても、楽しい人生だったのなら、それでいいのではないかという人生観の表れではないでしょうか。

つらい思いをしながら財産を守るのか、好きなことをして自分を貫くのか、あなたならどうしますか。
まあ、そんな財産もない私には関係のない話ですが・・・。

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