【医師も納得】しゃっくりを止める方法11選
「ヒック、ヒック……」
しゃっくりは誰でも経験したことがある身近な症状です。
数分で自然に治まることも多いですが、仕事中や会議中、電車の中などでは意外と困りものです。
昔から
「驚かせると止まる」
「水を一気飲みすると治る」など
さまざまな方法が語られてきましたが、本当に効果があるのでしょうか。
今回は、医学的な観点から考えられているしゃっくりの止め方と、
逆に効果が疑問視されている方法、
さらに予防法や病院を受診すべきケースまでまとめてみました。
<そもそもしゃっくりとは?>
しゃっくり(吃逆)は、横隔膜が自分の意思とは関係なくけいれんし、その直後に声帯が閉じることで発生します。
このときに出る音が「ヒック」です。
原因としては、
食べ過ぎ
飲み過ぎ
炭酸飲料
急激な温度変化
緊張やストレス
などが知られています。
しゃっくりを止める方法の多くは、この異常な反射をリセットすることを目的としています。
<しゃっくりを止める方法11選>
(① 冷たい水をゆっくり飲む)
最も手軽で試しやすい方法です。
冷たい刺激と飲み込む動作によって、喉や食道の神経が刺激され、しゃっくり反射がリセットされると考えられています。
(② 息を止める)
昔から有名な方法です。
深呼吸した後に20〜30秒程度息を止めることで、体内の二酸化炭素濃度が上昇し、横隔膜の異常な収縮を抑える効果が期待できます。
(③ 紙袋呼吸)
紙袋の中で呼吸を繰り返す方法です。
これも二酸化炭素濃度を上げることが目的です。
ただし、心臓や肺に病気がある方には向かず、長時間行うのは危険です。
(④ 舌を引っ張る)
病院でも紹介されることがある方法です。
舌を軽く前方へ引っ張ることで、喉周辺の神経を刺激し、しゃっくり反射を抑える効果が期待されています。
(⑤ 砂糖を飲み込む)
小さじ1杯程度の砂糖を口に含み、そのまま飲み込みます。
強い味覚刺激が神経反射に影響すると考えられています。
(⑥ レモンをかじる)
酸味による強い刺激を利用する方法です。
砂糖と同じく、味覚刺激によって反射回路を変化させることが期待されています。
(⑦ 膝を抱えて前かがみになる)
胸やお腹への圧力を変化させる方法です。
横隔膜の動きに影響を与え、しゃっくりが止まることがあります。
(⑧ 氷水でうがいをする)
冷たい刺激を喉に与える方法です。
冷水を飲むのと似た理屈で、神経への刺激がしゃっくりを抑える可能性があります。
(⑨ 目を押す)
目を閉じた状態で、まぶたの上から優しく圧迫します。
眼球を強く押してはいけません。
迷走神経を刺激することが目的ですが、目の病気がある方にはおすすめできません。
(⑩ 耳を押す)
人差し指で耳の穴を軽くふさぎ、圧をかける方法です。
耳にも迷走神経の枝が存在するため、それを刺激することでしゃっくりを抑えようとするものです。
強く押し込み過ぎるのは危険です。
(⑪ 無理にえずかせる・痛み刺激を与える)
かなり荒っぽい方法ですが、強い刺激によって神経反射を変化させることを狙っています。
ただし不快感が強く、けがのリスクもあるため積極的にはおすすめできません。
<実は効果が疑問視されている方法>
(驚かせる)
しゃっくり対策として最も有名かもしれません。
確かに驚いた拍子に止まることはありますが、再現性は低く、医学的に確立された方法とは言えません。
(止まるまで水を飲み続ける)
大量の水を飲めば止まるという話もあります。
しかし重要なのは「大量に飲むこと」ではなく、「飲み込む動作」や「冷たい刺激」です。
無理に飲み続ける必要はありません。
<しゃっくりを予防する方法>
しゃっくりは原因を減らすことで予防できる場合があります。
(食べ過ぎを避ける)
胃が膨らみ過ぎると横隔膜を刺激します。
腹八分目を心掛けるだけでも違います。
(炭酸飲料を飲み過ぎない)
炭酸ガスで胃が膨らむとしゃっくりが起きやすくなります。
(アルコールを飲み過ぎない)
飲酒後にしゃっくりが出る人は少なくありません。
(ゆっくり食べる)
早食いは空気を一緒に飲み込みやすく、胃の膨張につながります。
(温度差の大きい飲食を避ける)
熱いものと冷たいものを立て続けに摂ると刺激になることがあります。
<病院へ行くべきしゃっくりとは?>
ほとんどのしゃっくりは心配ありません。
しかし次のような場合は医療機関への相談をおすすめします。
48時間以上続く
睡眠が妨げられる
食事ができない
体重が減ってきた
胸痛や息苦しさがある
強い頭痛や手足のしびれを伴う
何週間も続いている
長期間続くしゃっくりの背景には、
胃や食道の病気
肺の病気
脳卒中
脳腫瘍
神経疾患
などが隠れていることもあります。
<まとめ>

しゃっくりは単なる現象に見えますが、その多くは神経反射によって起こっています。
そのため、効果が期待できる方法の多くは、
呼吸を変える
味覚を刺激する
喉や耳などの神経を刺激する
という共通点があります。
まずは冷たい水をゆっくり飲む、息を止めるといった安全な方法から試してみましょう。
そして、もし何日も続くようであれば、「ただのしゃっくり」と決めつけず、一度医療機関に相談してみてください。
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