2038年問題って大丈夫なの?
先日、東洋経済オンラインにて、2038年問題なるものがあるという記事を見つけました。

以前2000年問題が騒がれましたが、特に大きな混乱は起こらず、ホッと胸をなでおろしたことを覚えています。
つい最近のように思いますが、もう25年も経っているのですね。
「だんだん時間が経つのが速く感じるわけ」についてはこちらをご覧ください。
今度は13年後の2038年に同じように大変な事が起こるかもしれないと言うのです。
どういうことか気になるので調べてみました。
<2000年問題とは何だったのか>
まず、2000年問題のおさらいからです。
この時はコンピューターが年号を下2桁の数字で処理していたため、2000年になると、1900年と区別がつかなくなってシステムが誤作動を起こしたり停止してしまう可能性があったという問題でした。
影響すると予想された範囲は、全コンピュータに及びましたが、実際には事前にソフトウェアの修正が行われ、大きなトラブルにはならなかったのです。

<2038年問題とは何か>
今度の2038年問題も、日付にかかわる問題であることに違いはありません。
しかし、2000年問題の時のように全コンピュータではなく、32ビットのUNIX系システムに関してのみ起こるというものです。
このUNIX時間というのは、1970年1月1日00時から始まっており、その最大値が2,147,483,647秒、つまり約68年間となっており、これが到来するのが2038年1月19日の3時14分07秒というわけです。
これを過ぎると、オーバーフローと言ってコンピューターが計算できなくなって、負の数となり、1901年12月13日20時45分52秒から数えだすというような誤作動が生じるというのです。

<予想される影響は>
これにより予想される影響としては、UNIX系システムやそれを組み込んだ機器のシステム障害や誤作動です。具体的な障害としては、
銀行のATMが使えなくなる。
クレジットカードの有効期限のの日付が狂うため使えなくなる。
証券取引ができなくなり、株式市場が大混乱する。
航空機や列車の予約が出来なくなったり、チケットの日付が狂うため無効になったりする。
電車や地下鉄が運休したり、遅延する。
信号機が正常に動作せず、渋滞や事故などの交通トラブルが頻発する。
インターネットに障害が出て通信できなくなる。
家の中のテレビやエアコン、冷蔵庫が誤作動する。
カメラのセルフタイマーが使えなくなる。
携帯電話が使えなくなる。
オンラインゲームがプレイできなくなる。
ストリーミングサービスが視聴できなくなる。
病院の電子カルテが見れなくなったり、MRIや心臓のペースメーカーが狂って患者に影響が出る。
軍事用レーダーやミサイル防空システムが誤作動して制御システムに不具合が生じる。
原子力発電所の安全管理システムに異常が起こり、運転を停止させる。
電力の供給が止まる。
など、軽微なものから重大なものまで数えきれないエラーが想定されています。

<対策はどうしているのか>
これらの対策として挙げられているのは、32ビットから64ビットのシステムへの移行です。
64ビットのシステムになれば、292億年後という半永久的に使えるといいます。
しかし、32ビットのシステムが、何処に使われているのか、正確な実体を把握することが非常に難しく、これを探し出して処理するための時間や予算が膨大になって、実際には出来ないといいます。
システムの移行ではなく、ソフトウェアの修正でも対応できるのではないかと言いますが、そもそもどのそソフトウエアが対象なのかがわからないため、これも難しいと言います。
もう一つ、32ビットのシステム上で64ビットのシステムを動かして時間管理するというような、そんなことが出来るのか、というようなことも考えられています。
<実際どうなるのか>
現在では、64ビット化が進んでいるので、2000年問題同様、大きなトラブルは起こらないのではないかという見方が多いようですが、わからないことが多いため、不安は残りますね。
2038年1月19日ということは、私は80歳を迎えています。まだ生きていると思いたいですが、事前に現金を手元に置くようにして、翌日はなるべく出歩かずに済むよう前日までに買い物を済ませ、携帯は充電しておくようにします。
南海トラフ地震のことも気になるので、備えは必要ですね。
どうか何事も起こりませんように。システム担当の方、よろしくお願いします。

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