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“歩きスマホ”でいったい何を見ているの?

最近、自転車に対してヘルメット着用や飲酒運転、スマホのながら運転の禁止などの規制が強化され、反則金や点数制まで導入されています。

自転車だけでなく、歩きながらスマホを見ている人も非常に多くなってきました。

いわゆる“歩きスマホ”です。

私もチャレンジしてみましたが、恐くてまともに歩くことができず、断念しました。
みんなよくぶつかったり、つまずいたりせずに歩けるものだと感心してしまいます。
10代20代の若者の特権のようになっています。

いったい何をそんなに真剣に見ているのか、何がそんなに大事なのか、気になったので調べてみました。


<何を見ているのか>

◎ GoogleMapや乗り換え情報などを見ている人は、周囲の状況とスマホの画面を照らし合わせて確認しているので、今回は対象外とします。

〇 LINEやFacebook、Messengerなどのメッセージアプリを「連絡が来たらすぐに見たい」、「すぐに返信したい」、「既読をつけたい」というような気持で見ている。

〇 X(旧Twitter)やInstagram、YoutubeやTiktokなどの動画を見ている。

〇 PokemonGOなどの位置情報ゲームをやっている。

〇 ニュースを見ている。

〇 電子書籍を見ている。

などですが、ここに面白いデータがあります。

iPhoneユーザーの方が、Androidユーザーよりも画面に集中しやすいエンターテイメント系アプリを使用する傾向があり、実際に衝突事故の件数もiPhoneユーザーの方が多いというのです。

<なぜ歩きながら見るのか>

〇 前述のように、「すぐに反応したい」といった情報を見逃すことへの不安心理が挙げられます。
これをFOMO(Fear of missing out)見逃し不安というようです。

〇 退屈しのぎ、時間つぶし、「移動時間も無駄にしたくない」という時間に追われる感覚もあるようです。

〇 周囲の現実よりもスマホの中の世界の方が安心感を得られるという、現実と距離を置きたい心理もあります。

〇 歩きスマホしていても、「自分は大丈夫」、「危なくない」と思い込んで、危険性を軽視していたり、他人への配慮に欠けていたりします。

〇 一時でも身の回りにスマホがないと困ると不安を感じる人ほど、歩きスマホをする人が多いようです。

<スマホ依存との向き合い方>

今の世の中はWIFIが普及してきたこともあり、常時接続が普通になってきました。
SNSやアプリによって、人はいつでも誰かとつながれるのに、なぜかそこに孤独を感じるのです。

「人はつながるほど寂しくなる」

「スマホによる馴れ合いは、根本的な孤独を癒すものではなく、むしろ虚しさを加速させる」

谷川嘉浩「スマホ時代の哲学」

と言います。
なんだか寂しいからとスマホを手に取ると、さらに悪循環に陥ってしまうのです。

本来孤独な時間は、瞑想など自分と対話する貴重な時間とされています。

スマホを手放さないでいるということは、この時間を奪うことになり、思考がどんどん浅くなってしまうのです。

スマホは単なる道具なのに、ついつい癖や習慣になって手を伸ばしてしまい、それでは“使う”というより“使われている”ことになってしまいます。

スマホ依存は、ギャンブル依存と近いと思います。

これを正すには、

● 意識的にスマホを持たない時間を作ること。

● 何をするためにスマホを使うのかを意識すること。

● 日記などの文章を書いたり、瞑想したりして自分と向き合い、自分の中の別の自分の声を聞く習慣をつけることが大切だと思います。

歩きスマホは、周囲の人に危害を加える恐れのある危険な行為です。

スマホ依存は睡眠障害や集中力の低下、人間関係の空洞化、うつ症状などを引き起こすことになります。

ぜひスマホは便利な道具として使うようにして、自分を見失わないようにしたいものです。

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