わっ熊だ!「助けて!」VS「殺すな!」
2025年は熊による人的被害が過去最悪レベルに急増し、死者数は2桁にのぼっています。
連日テレビやSNSなど熊被害のニュースが流れ、かなり深刻な状況になっています。
しかし動物愛護団体などからは、「すべての熊は殺すべきでない」という訴えが数多く寄せられており、役場の担当者は「人間の安全」と「命の尊厳」の間で、対応に苦慮しているようです。

熊の被害急増の原因として挙げられているのは、
● 狩猟規制や保護活動などにより、個体数が増加していること。
● 森林を伐採するなどして建設された太陽光パネル(メガソーラー)の大量設置や、気候変動などにより山林が荒廃し、餌になるドングリなどが大凶作に陥っていること。
● 登山客が残していったゴミや、民家のゴミ、収穫されずに放置された果樹園などの匂いにつられて人里に近づいてくる。
● 山では体の大きいオスの熊が先に餌にありつけるため、メスや子供の熊はどうしても追いやられてしまい、仕方なく人里に下りてくるが、子連れのメスは子供を守ろうと必死なので、襲われやすくなっている。
などです。

これに対し、
〇 敷地の境界に電気柵を設置したり、
〇 ゴミ箱を鍵がかかって匂いを遮断する専用コンテナに変えたり、
〇 クマ除けの鈴や、熊撃退スプレーを用意したり、
〇 熊を追い払う犬、ベアドッグを導入したり、
〇 単独行動を避けるようにしたりしているようです。
しかし、玄関の戸を開けた途端、クマに襲われて顔を引っかかれたり、最悪茂みに引きずり込まれて食いちぎられ、殺されてしまうケースもあります。
このため、猟友会による緊急銃猟が行われたりしていますが、自治体と猟友会の間でトラブルになり、住民の間で不安が広がっているところもあります。
私も以前、動物たちの命についてこんな記事を書いています。
私は、家畜に限らず動物、魚、鳥、そして植物に至るまですべての生きものに尊ぶべき命があり、むやみにもてあそぶべきではないと思っています。
例えば、釣った魚をまた釣るために放すキャッチアンドリリースや、ただ追いかけまわして殺すだけの遊びのキツネ狩りです。
私は、基本的に人間が殺すのは遊ぶためではなく、生きるため、食べるためにすべきだと考えています。
精進料理もその発想ですが、私は植物にも動物と同じ命があり、動物は殺してはいけないが植物は良いという考えは間違っていると思っています。
しかしそうなると水しか飲めなくなります。
私は「殺してはいけない」のではなく、
「生きるために殺した命を有難くいただく」ことが大切だと信じています。
だから食べる前に「いただきます」と言う習慣があるのです。
漁師さん達も定期的に供養の儀式をしているようです。
自然の恵みに感謝し、食べる分だけいただく、これが自然との共生ではないでしょうか。

熊も、増えすぎた個体を食用として利用できれば、人間の役に立てることができ、被害も減るのでいい案ではないかとも思います。
しかし、一筋縄ではいかないでしょう。
それには扱う業者が少なすぎたり、食用にするための衛生管理に問題があったり、課題は多そうです。
そしてその上で、今後は「個体数管理」を徹底し、“共存”という難しい問題のバランスを図っていけば少しは良くなるのではないかと、そんな風に思いながら毎日ニュースを見ています。
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