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pasteltime
私の弟、妖精だと思えば辻褄が合う
妖精っていうと、一般的にティンカーベルみたいなかわいい子を想像すると思う。
でも、私の親族の妖精さんは、小太りのおぢさん。二つ下の弟。
自分はかなりのヴァカ正直な自覚があるが、私の二つ下の弟は輪をかけている。
とても正直。少し失礼なことも悪気なく平気で言う。
それが怒りと呆れを通り越して可笑しい。
「目の上どうした?ケガ?あぁ、メイク?そういうメイクの人もたまにはいるもんねぇ」
……なんのフォローにもなってねぇ。
私が髪を切った日、じっと見つめてきて、「何?変?」と聞くと
「うん」と頷く。
……正直すぎる。
奥さんにもこの調子のようだ。色々あるとは思うのだけど、それを面白がってくれている奥様。本当に心の底から女神だと思って尊敬している。
先月は私に余裕がなくて、妖精相手に久しぶりにバチバチの喧嘩をしてしまった。でもお互いに親の心配もあるし兄弟仲良くやっていこうねと収めた。
弟は、融通はきかないけど基本的には優しいのだと思う。天然なだけ。妖精なだけ。
正しさのぶつけ合いなんて意味がないのだ。
若いころの弟のお気に入りエピソードとして
「ちょっと『そ』取って。間違えた、『酢』」
というものがある。
なんで酢を、「そ」と言い間違えたんだろう笑
不器用すぎるし話は通じないところもあるけど、ピュアな「妖精」だと解釈すれば辻褄が合う。
妖精とか勝手に言っているけど、弟は家業を継いで社長となって頑張ってくれている。私は一社員として感謝の気持ちを忘れず、ポンコツ経理として何らかの貢献をしていきたいと思っている。
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