"sad smile"が毎回ちがう顔で出る問題を、辞書で殴った|MJ Expression Dictionary|Midjourney|プロンプト|#394
ある日、自分のプロンプト見返しててん。
happy。
sad。
angry。
……これだけかい。
表情を指定してるつもりで、ワイ、3単語しか持ってなかったんや。
そら毎回ちがう顔が出るわ。
"happy"で満足してた話
画像生成ってな、構図とか質感とかライティングは、わりと素直に言うこと聞いてくれる。
でも表情だけ、ふわっとする。
sad smileって書いたとする。
泣き笑いを期待しとるわけや。
なのに、出てくるのは
「ちょっと困ってる人」やったり
「無の人」やったり
「なぜか勝ち誇ってる人」やったり。
毎回ちがう。安定せん。
理由は単純で、情報が足りてないからモデルが勝手に補完しとるだけや。
sad smile の二語だけ渡されたら、残りはAIの想像で埋めるしかない。
ワイの脳内にある「あの顔」は、一回も渡せてなかったんや。
……そらそうやわ。
で、辞書を作ってもうた
表情を3つの層に分けて、語彙をひたすら集めた。
最終的に 266語。

3層構造

sad の一語で済ませてたのを、
「主感情=sad smile」
「顔の形=watery eyes, head tilt」
「重ね=flushed cheeks」
みたいに、層で積めるようにした。
これだけで、出てくる顔が一気に安定するんや。
使い方はウィザードで5ステップ
考えることを減らしたかったから、順番にカードを選ぶだけにした。
向きを決める — 写実かアニメか
P1 主感情を1語 — ここが画像全体のトーンを決める
P2 顔の形・生理反応 — 1〜3語で「形」を足す
P3 記号・属性 — 任意。漫画記号やキャラの固定属性
完成 — P1→P2→P3 の順で組まれたプロンプトをコピー

下のバーに、選んだ語がリアルタイムで積まれていく。
subject と lighting と --ar を足したら、
そのまま画像生成に貼れる形で出てくる。
日本語でも英語でも検索できるから、
「赤面」で引いても flushed cheeks が出る。
なんで「向き」を最初に聞くんか
これがこのツールでいちばん地味に効いとる部分や。
漫画記号のanger vein(怒りマーク)とか
shock lines(ショック線)とか あれ、写実で使うと画像が崩れる。
実写の顔にビキッてマンガの怒筋が乗ったら、そらバグるわな。
せやから最初に「写実 / アニメ / どっちも」を選んでもらう。
逆にアニメ・niji を選んだら、
dark aura(黒いオーラ)も sparkle(キラキラ)も全部使える。
使える語が、向きで変わる。
ここを最初に切っておくだけで、後で「なんか崩れた」が減る。
作例:同じ感情でも、層で積むと顔が変わる



2枚目が sad smile の二語だけ。3枚目が辞書で層を積んだやつや。
「泣くのをこらえて、ちょっと笑っとる」みたいな複雑な顔が、
ちゃんと出る。
二語のときは出てこんかった解像度や。
もちろん、AIガチャはあるで。
そこは注意な。

アニメ側はこんな感じ:
anime boy, angry, furrowed brow, clenched teeth,
comic sweat mark, shock lines, dynamic manga panel --ar 3:4記号が全部のっても崩れん。
アニメやから許される。
合う人・合わん人(正直版)
このツール、表情の正解を教える聖典やない。
ただの語彙の引き出しや。
合わん人:
「smiling で十分や」と思っとる人
プロンプトは短ければ短いほどええ、という主義の人
表情にこだわりが特にない人
この人らには、たぶん要らん。smiling で足りとるならそれでええ。
刺さる人(たぶん):
sad smile が毎回ちがう顔で出てイラついた人
キャラの表情差分を安定して量産したい人
「泣き笑い」みたいな複合感情を一語で指定したい人
日本語で表情を探したい人
構造で分解するのが好きな人
最後のやつ、ワイや。
ワイが気に入っとる機能
日英の双方向検索や。
英語の表情語って、いざ書こうとすると出てこんねん。
「むっとする」って英語でなんやっけ、ってなる。
このツールは「むっと」で引いたら sulky look が出る。
逆に sanpaku(三白眼)みたいな、
日本語のほうがピンとくる語もちゃんと拾える。

頭の中の日本語を、そのまま画像生成用の英語に変換する辞書。
ようはそういう道具や。
ナノバナナでもGPT Imageでもいける
正直に言うと、ツール名に MJ って付けたんは、
ワイがMidjourney民やからってだけや。
中身の表情語
relieved smile も watery eyes も dark aura も
ぜんぶただの英語のフレーズやねん。
特定のモデルの呪文やない。
せやから Nano Banana(Pro) でも GPT Image でも、
そのまま貼ったら通る。
唯一ちがうのは、末尾の --ar 3:4 みたいなパラメータや。
あれだけMidjourney専用やから、ナノバナナやGPT Imageで使うときは外すか、「縦長で」って言葉で指定したらええ。
表情フラグメント(出力A)だけコピーすれば、どのモデルでもいける。
Midjourneyの辞書というより、表情の英語辞書や。
そう思っといてくれてええ。
価格と部数のこと
今回も、最初の10部だけ500円で出す。
その後は 1980円 にする予定や。
特に深い思想はおらん。
「266語ぜんぶ手で集めたから、無料にするにはちょっと作りすぎた」
「でも初手から強気の値段つけるほど自信満々やない」
「買ってくれた人がおったら、普通にうれしい」
この三つや。
人間くさいな。
表情だけで266語。
我ながら、ようやるわ。
でも happy の三語で満足してた頃には、もう戻られへん。
頭の中の顔を、ちゃんとMJに渡せるようになった。
それだけで、生成の打率がちょっと上がってん。
「思った表情が出ない」をやめたい人へ。
MJ Expression Dictionary、初回10部だけ出す。
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