会議あるある:現状維持バリアマン攻略法 #42
「会議で新しい提案を出したとき、必ずこう返されることありませんか?」
――「でもさ、それって…」
はい、出ました。現状維持バリアマン。
せっかくアイデアを投げて「おっ、イケるかも?」と場が盛り上がりかけた瞬間に、バシャーンと冷水を浴びせてくる存在。
否定というより、「進めたい気持ちに水をかけてくる人」って感じ。
しかも困ったことに、彼らは悪気ゼロ。
むしろ「良かれと思って」口にしているケースが多いんですよね。
善意100%で会議の流れを止める。いい人だから余計に厄介。
心の中では「ちょっとは前向きに聞いてよ!」と叫びつつ、表情はニコニコ。
結局、提案は細かいツッコミに埋もれて進まなくなる…。
そんな経験、みなさんにもありませんか?

1. 否定から入る人たちのキャラ図鑑
「否定から入る人」とひとことで言っても、実際はいろんなタイプがいます。
私の観察結果を“会議キャラ図鑑”っぽくまとめるとこんな感じです。
🐉 ドヤ顔ドラゴン(マウント型)
口ぐせ:「それ、前に見たことある」「他社でもうやってたよ」
とにかく「知ってるアピール」をかまして優位に立ちたいタイプ。
でもこちらが話したいのは「なぜ今やるのか」という文脈。そこはスルー。
会議室の知識王を自認しているドヤ顔ドラゴンです。

👮 未来警察24時(リスク回避型)
口ぐせ:「もし失敗したらどうする?」「責任は取れるの?」
まだ始まってもいないのに、取調べがスタート。
リスクばかりを強調して、ブレーキを踏み続ける存在。
もちろん危険を考えること自体は大事なんですが、このタイプは進まない理由探しのプロです。

🛋️ ぬくぬくマン(安心したい型)
口ぐせ:「現状で困ってないでしょ」「変えなくてもいいんじゃ?」
一番やっかいなのがこのタイプ。
現状を守ることに全力で、チャレンジの芽を摘んでしまう。
組織の中で数が増えると、新しい挑戦は即「却下」。
まさに現状維持バリアマンのラスボスです。

2. 攻略法(必殺技集)
じゃあ、どう戦えばいいのか?
実は「論破」しても意味がないんです。
むしろ、彼らの特性を逆利用して“ゲーム感覚で攻略”するのがコツ。
必殺技① 三択トラップ
「この案はA(安全)、B(バランス)、C(攻め)の3つに分けました。どれが良さそうですか?」
こう提示すると「全部ダメ」とは言いにくい。
気づけば「BをベースにCもありかな」みたいに、否定が改善案に変わる瞬間があります。

必殺技② 指南役シフト
「上に説明するなら、どう伝えたら納得してもらえるでしょうか?」と相談してみる。
否定魔は自分が“正しい”と思いたい人。
指南役に仕立てると、さっきまで「でもさ…」しか言わなかったのに、急にアドバイスが止まらなくなる。

必殺技③ ドラフト免罪符
「まだドラフト段階なので誤字脱字はあると思います。まず大枠だけ見てください」
あらかじめ言っておけば、「ちゃんと見てよ!」攻撃を回避できる。
むしろ「ここ直した方がいい」と指摘してくれるのは無料レビュー。ラッキーです。

3. まとめ:敵キャラも使いよう
否定から入る人はたしかに面倒。
でも、組織にとってはこんな役割もあります。
ドヤ顔ドラゴン → 情報の抜けを教えてくれる
未来警察24時 → 失敗パターンを事前に炙り出す
ぬくぬくマン → 現状との比較を忘れさせない
つまり、敵に見える相手も資源にできるんです。

心理学の世界では、物事の捉え方を変えることを「リフレーミング」と呼びます。
現状維持バリアマンも、ただの邪魔者ではなく「磨きをかけてくれる壁」と捉えれば、怖くない。
次の会議で「でもさ…」が出たら、イラッとする代わりにニヤッと笑ってこう思いましょう。
――「よし、この壁、利用してやろう」
……なんて偉そうに書きましたが、あっ、私もわかってはいるんです。
でも実際に現場で当事者として、遭遇すると、やっぱりあたふたしちゃうんですよね。笑
だからこの記事も、半分は自分への備忘録です。
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