「人気の壁」を越える条件とは?──データ分析で見えた“自走するSNS”の法則 #96
前回の振り返り
前回結論
「フォロー数が増えれば、フォロワーもほぼ同じ割合で増える」
($${R^2 = 0.892}$$)。
つまり、「行動量(フォロー)が認知を生み、フォロワー獲得に強く影響する」ことがデータで確認できたんや。
しかし、これはあくまで「行動量」の話。
中には、フォロー数より圧倒的にフォロワー数が多い、
いわゆる「人気アカウント」が存在する。
彼らはもう、誰かをフォローしなくてもフォロワーが増え続けているように見える。
「いつ、どうやったら、この行動量競争から解放されるのか?」
――今回は、その疑問をデータで見てみる。
仮説:「人気率」がブランド力を測る!?
SNSの成功とは、究極的には「能動的な行動」から「フォロワーが勝手に集まる状態」への移行。
そこで、アカウントの「ブランド力」を測る指標として、この「人気率」を定義してみた。
新指標:人気率
$${\text{人気率} = \frac{\text{フォロワー数} - \text{フォロー数}}{\text{フォロワー数}}}$$
人気率がプラス(> 0)
フォロー数よりフォロワー数が多い「人気・自走アカウント」。
人気率がマイナス(< 0)
フォロー行動にフォロワー獲得を依存している「成長途上アカウント」。
データ分析:人気率の分布と「自走ライン」
1. データ分布を覗く:ほとんどのアカウントはマイナス!?

今回も314アカウントのデータを使って、
「人気率(=フォロワーとフォロー数のバランス)」を覗いてみた。
ただ、今回はヒストグラムじゃなくてバイオリンプロット──
分布の“厚み”まで丸見えになるやつを使ってみたんや。
結果?
──うん、案の定どマイナス。
平均値は−0.24 、中央値も−0.10 。
つまり、半分以上のアカウントが「フォロワーよりフォローが多い」状態。
みんなまだ、“自分から動かないと気づいてもらえない”ステージにおる感じかもしれん。
グラフで言うと、左(マイナス側)がパンパンで、右(プラス側)はスッカスカ。
人気率がプラス(>0)な勝ち組は、全体のほんの数%。
最大値でも0.85止まり。
つまり、完全に“自然発生的にフォローされる存在”って、ほんまに一握りやねん。
要するに、「人気の壁」ってやつは、想像以上に分厚かった。
フォローの多さじゃなく、“構造的にフォローされる仕組み” を作った人だけが、壁の向こうに行けるっちゅう話や。
──ちなみにこれは、収益化とかフォロワーの“質”とは関係ないデータ分析の話。
あくまで「フォロー数とフォロワー数の関係」ってだけで、
アクティブ率とかビュー数とは別の次元やから、そこは誤解せんといてな。
2. 回帰分析:人気率はいつプラスに転じるのか?

次に、「フォロワー数」と「人気率」の関係を散布図にしてみた。
縦軸が人気率、横軸がフォロワー数や。
ただその前に、ちゃんと前提を言っとくで。
この分析には以下の前提がある。
つまり、“データの切り方”次第で結果はガラッと変わるで!
人気率はフォロー数とフォロワー数の比率であって、ビュー数とは関係ない
取得日(当時点) のスナップショットである
ノイズ(極端な値や休眠アカウント)は除去していない
そして、「回帰直線でいいのか?」というモデル検証ロジックは、今回は入れてへん
出てきた結果から読み取れるのは、ざっくりこんな感じや。
フォロワーが少ないうちは、人気率はマイナスのまま底に張りついてる。
まるで“人気の重力井戸”に落ち込んだ状態や。
でも、あるフォロワー数を超えたあたりから、グラフがスッと浮き上がるはずw
今回のデータでは、その転換点が約18,700人。
ここを境に、人気率がプラス(>0)へ跳ね上がるアカウントが一気に増える。
つまり──
「1万人超え」あたりが、“自然にフォローされ始める壁”
があるって言える可能性がある。
言い換えれば、フォロワー数1万8千人前後は、
“努力で届く世界”と“構造で伸びる世界”の境界線があるかもしれん。
このラインを超えたアカウントは、アルゴリズムの味方を得て、
“フォローされる構造”そのものが変わる可能性を見出せる──
あくまで、今のデータ解析から見える考察やけどな!!
言い換えれば、フォロワー数1万8千人前後は、
“努力で届く世界”と“構造で伸びる世界”の境界線があるかもしれん。
このラインを超えたアカウントは、アルゴリズムの味方を得て、
“フォローされる構造”そのものが変わるん可能性を見出せるってことや。
※あくまで、今のデータ解析からいう考察な!!
考察:SNSアカウントが「自走」し始める境界線
一般的に、SNSには「ネットワーク効果」と「ブランドの臨界点」ってもんがあると言われとる。
つまり、“ある時点”を境に、努力が構造に変わる瞬間が存在するんや。
この現象、Noteガチ勢とかウェブマーケ界隈ではもう当たり前の話かもしれんけど、
実際にデータで見えると──「ほんまやん…」ってなるはずやねん。
(ちゃんとノイズを除けば、な?w)
初期フェーズ(マイナス領域)
フォロワーよりフォローが多く、まだ“自分から動かないと見つけてもらえない”段階。
この時期はとにかく行動量が命。
フォロー・コメント・リポスト──全部「露出行動」として効いてくる。
この時期は「更新頻度」と「統一感」で世界に顔を覚えてもらうフェーズや。
臨界点(ゼロライン)
フォロー数とフォロワー数がほぼ同じになるあたり。
ここを越えると、コンテンツ自体が“呼び水”になりはじめる。
つまり、フォロワーがフォロワーを呼ぶ「雪だるま効果」が起動。
いわば「人気率=0ライン」は、“行動の世界”から“構造の世界”に移行する境界線や。
自走フェーズ(プラス領域)
人気率がプラスに転じたアカウントは、ブランドとして機能し始める。
もはやフォロー数に関係なく、投稿すれば自然にフォロワーが増える状態。
“動かなくても動き続ける”──いわば、自走するアカウントの誕生や。
要するに:
最初は「行動量」で広げ、
その行動が“認知資産”へと変わり、
やがて「人気」として自走し始める。
つまり、人気率のデータが示すのは、
「量」から「構造」への進化の過程そのものや。
結論:「量」から「質」へ、次のステージ
勝手に定義した「人気率」の分析から見えてきたのは、
“行動量から自走へ移行するための境界線” が確かに存在するってことや。
ちなみに人気率は、フックのためにこう定義しただけ👇
$${\text{人気率} = \frac{\text{フォロワー数} - \text{フォロー数}}{\text{フォロワー数}}}$$
って定義しただけ!
まずは、前回の結論どおり──
行動(フォロー)で認知を稼ぎ、臨界点を目指す。
けど、その先へ進むには、単なる行動量に加えて、
“フォロー行動以上の魅力” が必要になる。
つまり、統一感のあるコンテンツとか、一貫性のある発信スタイルや。
SNSは、誰もが最初は「行動」から始まる。
けど、その行動を「資産」に変えられた者だけが、
やがて「人気」という名の自走フェーズへたどり着く。
──言い換えれば、
“行動の継続”が“構造の変化”を生むって言われてるってことや。
あとがき
データがあれば、ほんまいろんな分析ができるって改めて思った。
……まぁ、データ加工が一番地味で時間かかるんやけどなw
でも、触ってるうちに、だんだん「自分でもやってみたい」って思えてこんかった?
Google Colab × Python × Plotly
この3つ、いじってるうちにデータの面白さがわかってくるはずや。
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あっ、ワイはメンズ美容を試して、若者との会話ネタにしてます。
(実験精神はデータも肌も同じや。笑)
データの裏には、ちゃんと“人の物語”がある。
だからワイは、これからもその物語を掘り起こしていくで。
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