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SEOの10年以上選手がシンプルに「LLMO界隈」に思うこと

2026年、LLMOは一種のムーブメントになっている。
というか、躍起になってそうしたい方々がいるように見える。

まだ何も確たることもない。
そもそもどれぐらい影響があるのか、重要になるのかもわからない。

そんな中で代理店やコンサルは「これからはLLMOだ」と言う。

言うのはまだいい。
そうなっていく可能性は否定できない。

ただ、不快なのは「LLMOができる」と抜かしてくることだ。

その自信はどこから来るのだろう。

まだ誰もプレイしたことがないスポーツを宣伝しながら、自分はそのレジェンドプレイヤーですと言っている恥ずかしいやつにしか見えない。

競技人口ゼロ。
ルールも曖昧。
審判もいない。

それなのに、なぜか優勝経験者だけは大量にいる。

SEOで何をやってきたのかよくわからない。
生成AIで何を検証したのかもよくわからない。

成功事例もよくわからない。
失敗事例はもっとよくわからない。

ただ、専門家ではあるらしい。

そもそもお前らは何者なのだろうか。

急に出てきた謎のスターたちでLLMO界隈は溢れている。

これから始まりそうなものに飛びつくのはわからなくもない。

新しい市場ができるかもしれない。
新しい仕事が生まれるかもしれない。
そこに可能性を見ること自体は別に否定しない。

ただ、自分たちは理解している、自分たちはできると言い切るそのスタンスには強い違和感がある。

SEOを長くやってきた人間ほど、そんなに簡単に「できる」とは言えないはずだ。

アルゴリズムは見えない。
因果関係も曖昧だ。

何が効いて何が効かなかったのかすら、慎重に見なければならない。
だから経験を積むほど断言できなくなる。

不思議なことに、世の中は逆らしい。

わからないことが増えるほど慎重になるのではなく、わからないことが多いほど専門家が増える。

SEOよりも謎だらけで、重要性すらまだわからない領域で、自信満々に未来を語れる人たちはある意味ですごい。

自分にはその自信の根拠が見当たらない。

これから多くの企業がお金を払うのだろう。

そして多くの企業が「何となく大事そうだったので始めました」と報告するのだろう。

成果が出たのかどうかはよくわからない。
そもそも何を成果と呼ぶのかもよくわからない。
だが予算だけは綺麗に消化される。

この手の話では、よく見る光景だ。

LLMOが重要になる可能性はある。

だが、もし最終的にやることがコンテンツの改善だったり、サイトの評価向上だったり、情報設計の見直しだったりするのであれば、それは随分と見慣れた景色だ。

そして、その景色の中で何をしてきたのかよくわからない人たちが、なぜか次の時代の案内人を自ら名乗っている。

自分に言わせれば、ちゃんちゃらおかしい。

少なくとも現時点では、彼らを信用する理由が見当たらない。

むしろ信用しろと言われても困る。
何を見て、何を根拠に、何を評価すればいいのかわからないからだ。

LLMOの未来はわからない。

だが、わからないものをわかった顔で売り始める人間がいることだけは、

とてもよくわかった。


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