「ブルータリスト」(備忘録的感想)
今年のゴールデングローブ賞で作品賞(ドラマ部門)、主演男優賞、監督賞を受賞し、日本時間の明日発表の米アカデミー賞でも有力候補になっている作品だ。
ただ、主人公がユダヤ人という事もあり、日本人にはちょっとわかりづらい内容になっていた。
第二次世界大戦中、トートは従弟のアティラとともにアメリカへの亡命に成功していた。
妻と姪はオーストリアに残っていたが、二人を迎えるためにもアメリカで建築家としての仕事を始める。
ある日家具販売を営んでいたアティラと一緒に、富豪のハリソンの書斎のリフォームを担当するが、ハリソンの子供たちがサプライズで依頼をしたため、帰宅したハリソンから激しく叱責される。
依頼をしたハリソンの息子は代金を払わないと言い、アティラとの間も険悪になるが、しばらく後にハリソン自身がトートを訪ねてくる。
リフォームされた書斎は雑誌で絶賛され、ハリソンとともに誌面で紹介されていた。
ハリソンは、トートがヨーロッパでは実績を認められた建築家であることを知り、そこから二人は手を組んで礼拝堂の建築を手掛けることになる。
映画の構成は前後半100分ずつの間に15分の休憩が挟まり、合計で215分だ。
前半の100分はストーリーにメリハリがあったのだが、休憩後の後半の100分はかなり展開がモタモタし、途中でかなり疲れてしまった。
アティラはアメリカ名を名乗りアメリカ社会溶け込むが、トートは一緒に組んでいた黒人作業員とともに、ユダヤ人という事で差別される。
そのあたりのトートのギャップも前半で大方語り尽くされ、後半の序盤で妻と姪がアメリカに来てからは、話がクドくかなりダレた展開になる。
ユダヤ人のトートがアヘンに溺れる、というのもよくわからない。
それはトートがユダヤ人ではあるがユダヤ教徒ではないと言う意味で、自分の出自へのジレンマなのかもしれないが、日本人にはわかりづらい。
実在の人物をモデルにしているのであれば、事実に基づくので展開が多少モタついても仕方がないが、そうではなくトートは実在の人物ではない。
観た後で調べたところ、配給会社A24だった。
個人的にはA24とは相性が悪いという事が、これでハッキリしたので、今後はA24配給の作品は観ないことにする。
26.ブルータリスト
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