北米のアカデミアは競争が激しい?【1】(再統合期 2026May21)
本当だと思うよ。でも、何とどう比較するかで、その激しさの度合い、とか、勝てる可能性は、変わってくる。
例えば、日本には、こちらには当たり前にあるジェンダー関連の学部は、ほぼ存在しない。女性の教員比率は、驚くほど低い。これらは、それなりに関連しているが、どちらについても劇的に改善される見込みは、すごく立ちにくい。
ジェンダー関連の学部ができると、女性の教員数が増える、みたいな単純な話ではなくて、ね。
そういうなかで、本当に一握りの、ジェンダーのポストの存在と比べると、北米には驚くほどの比率で、そのポストは存在する。この点に注意。
日本では、育英会は、ほぼ返すことになる。私は、15年フルタイムをすることで免除にしてもらったけれど。しかも、もらえる額は、生活保護にもみたない。
学振や他の奨学金の数や、それらの存在の学生比は、北米より低い、と思う。単純な学生比にすると、不正確そう。性別や領域などを考慮に入れて計算しないといけない。
また、環境を考えないといけない。女性なだけで散々な目にあう環境におかれる確率も、考えないといけない。正直、これは、ものすごく能力それ自体や、パフォーマンスを下げる。
プラス、同調圧力。これは、アカデミックなパフォーマンスを下げる。出る杭だと叩くのは、本来的にアカデミックな環境として、ものすごくマイナス。
それから、よく知られた余計な仕事の量。何回も書いているが、ジェンダーに関連する領域をやっていると、これを抱え込まないといけなくなる量がものすごい。
それから、コミュニティの存在。
また、家族やパートナーシップの中での役割。
アメリカは、博士の学生は、学費免除でやっているのが通常。もちろん、ティーチングアシスタントをやらないといけない。しかし、日本でやらされるそれが、勘弁してほしい内容になっているのを、私は目の当たりにしているし、そうなるのは、ジェンダー関連をやっていると、だだ上がるのも、よくわかっている。
以上のように考えることが私には出来なかったから、ここに書いている。
考えられるようになったのは、日本で一通り経験をして、それを周囲の男性の経験と比較できて、さらに、北米でも目の当たりにしたから、だと思う。
私は、北米の学生として勝ち残る経験をしたわけではない。
でも、北米で結局負けても、日本で、その経験は売れる。逆は、正直、かなり難しい。
誰かの参考になれば。
