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パッシブアグレッシブ(英語豆知識42)

イギリス系の嫌がらせのやり方に、パッシブアグレッシブ、と呼ばれるものがある。

直接クレイムするわけではなく、関係なさそうなことをやっているように見せかけて、最大の効果の嫌がらせをする、ための方法である。

例えば、自分が通るのに、私が障害になってしまっている場合、一般的には「すいません」と言えば、私は「あら、ごめんなさい」と気がついて、避けることができる。

しかし、そのようには言わないで、私のせいで通れない、ということを、無言で周囲にアピールする。しかも、アピールしようとしていなくて、単に困っている、という仕方でアピールする。

私は、それをされると、そのまま、真っ直ぐに、反応せず、その人を見続ける、ということにしている。その人の懸命な、嫌がらせに見えないようにして、最大の効果を狙う演技に、熱い眼差しを注ぎ、熱心に観察する、訳である。

そういうことをするのは、大概、イギリス系の女性なのだが、そうすると、大概、イギリス系の男性が、私に、彼女が困っていて◯◯だよ、あなたはこういう風に迷惑だよ、と、パラフレーズしてくる。

私はそれに対して、そうだったんですね、ごめんなさい、なぜ、ちょっと通してね、邪魔になっているよと、言わないで、無言でそれをアピールしているのか、分からなくて、困っていました。と、自分のしていることをパラフレーズする。

私のしていることは、両方とも、ミラリング。

両者とも去った後、私は、声高に笑ってしまう。

面白いんだもん。文化の違いというのは、大変に興味深い。

今後は、パラフレーズしていただき、ありがとうございます、そのおかげで、パッシブアグレッシブと呼ばれている現象だと分かりました、イギリス文化は大変に興味深いですね、などと、その解説してくれた人が途中で去っても、その場に居る他の人や、空中に向けて、感謝と理解した内容を、丁寧に模倣して、伝えることにしようと思います。

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