Photo by
solaris_llc
文化盗用に関するネゴシエーション(フィールドノーツ2025Oct07)
ニッポンやアジアへのフェティシズム的側面を、テクニカルな側面の習得を優先するため、いったん脇に置いておく、と書いた。
もちろん、そうしないと、パフォーマンスすること自体にたどり着けないから、だし、ボールルームパフォーマンス自体がものすごく複雑で、相対的理解が難しいから、なんだけれど、本質的には、もっと重要なことがある。
私は、コミュニティに居てパフォーマンスすること自体に、カルチュラルアポロプリエーションだと言われる可能性を常に抱えているので、ボールルームカルチャが、東アジアや日本へのフェティシズムを内包している方が、ネゴシエーションには有利、である。
つまり、文化盗用問題に話が展開した際に、あなたたちに、そうなった必然があるように、私にもある、と言いやすい。
特に、日本に関連するフェティシズムのあり様について、詳しく、正確に知っておいた方が、さらに、そういう議論を有利に展開できる可能性が増える。
なので、戦略的に、単純に、ステップを踏んでいる。
また、ボールルームのロジックでは、エミネムのように、理があるならOK。理があることは、良好な人間関係の上で、そうであった方が認められやすい。
もちろん、コールアウトしても、理があれば、ごもっとも、という事になるのも知っていて、それを知っていることによる安心感で、脇に置けている、というのが一番大きな理由。
そういう知識自体、そんなに簡単に得られるものでもない。
本当に、色んな種類の人が居て、行くと、誰かが嫌な顔をしても、誰かはハグをし、誰かが誰かにハグを求める私を見て、警戒を解くのが分かる、みたいな経験が、少しずつ、溜まっていっている。だから、焦ることない。
そういう信頼が、ゆっくり、でも確実に、作り上げられている。
