アンパンマンの強さはアンパンチじゃない話。
先日、オカルトが好きだとお伝えした息子が、今日になって突然『ナガネギマン』にハマりました。
めっちゃスネーク。いい声。
息子の推しポイントはそこじゃないと思うけれど(笑)
アンパンマンといえば、やなせたかしさんの戦争体験から生まれた物語です。
朝ドラの『あんぱん』でも、このあたりは描かれたのでしょうか?(見てないから私はわからない)
このことを知ってから、アンパンマンを見る目が変わりました。
「ぼくは、戦争の原因は『飢え』と『欲』ではないか、と考えています。腹が減ったから隣の国からとってこようとか、領土でも資源でもちゃんとあるのにもっと欲しいとか、そういうものが戦争につながるのです」
空腹は、みじめで、人の考えをどんどんおかしくさせてしまう。
だから戦争がきらいだと語るやなせさんだからこそ、描けたのが『アンパンマン』だったのだと思います。
アンパンマンの強さは、アンパンチではないのです。
お腹をすかせた人に、自分の顔(あんぱん)を分け与えることができる。
文字通り身を削って、力の強さではなく優しさと思いやりで誰かを助けることができる。こんなヒーロー、世界中を探してもアンパンマンくらいじゃないでしょうか。かっこいい。
みんなで分け合えれば、戦争は起こらない。
やなせたかしさんが『アンパンマン』で伝えたかったのは、きっとそういうことなんですよね。
だからナガネギマンは長ネギ料理を振る舞ってくれるし、かつぶしマンはお蕎麦を振る舞ってくれる。そしてどちらもいい声。(そこじゃない)
ジャムおじさんのパンも、困っている人には惜しみなく分け与えられます。
たまに息子といっしょにアニメを見ると「本当に優しい世界だなぁ」と思います。
みんなのものを奪おうとしてくる敵、主にバイキンマンに対しては容赦なくパンチ!
でも、奪おうとさえしなければ、バイキンマンだって食べ物を分けてもらえるのに……。
実際、いっしょにジャムおじさんのパンを食べてる回もありました。
息子がいつか、そこに気づいてくれたらいいなあ。
何のために生まれて
何をして生きるのか
わからないなんて
そんなのはいやだ
戦争で消費されていく命を見てきたからこその歌詞だと思うと、意味を知ってから聴く『アンパンマンのマーチ』は、どうしても泣きそうになります。
アンパンマンミュージアムのショーで号泣したやばいママは、私です。
世界中にアンパンマンが届けばいいのにと思った夏でした。
