アニメ『日本三國』感想。
日本三國のアニメを観終わりました。
原作は読んでいないので、アニメのみの感想です。
文明が崩壊した近未来日本が舞台の三国志
この作品には会社の後輩に「日本三國、好きそうですね」と言われたのがきっかけで出会いました。
「なにそれ。日本が割れてるの?面白そうだね。東日本vs西日本vs北海道みたいなかんじ?」「いや……えっと、そうじゃなかったような」
アニメ好きながらライトに作品鑑賞するタイプの後輩を悩ませてしまい、自分で確認するか…とその日の夜から見始めました。
さて、勢力図はこんな感じ。

いや、聖夷がかわいそうすぎる。
なんだこの統治しにくい最悪の地形。武凰との国境が長すぎるし、雪国すぎる。首都が新潟と情報を見たときに、なんかもう居たたまれなくなりました。こんなのすぐに大和VS武凰になるじゃん。
なるほど日本滅亡後、日本統一を目指す三国志でした。
テクノロジーが後退した未来の戦争は、論破して勝利していくものらしい
主人公は東京出身か?と予想していたら、愛媛出身でした。大和勢力が物語の中心なんですね。なんかもう予想を全部裏切られて面白い。
特に驚いたのは、この作品は戦争がメインテーマでありながらその戦いは単純な力ではなく人の言葉や会話が中心であること。暴力は添えられているといったイメージ。
主人公『三角 青輝』の知識量と正論と早口で相手を圧倒していく姿は見ていて気持ちがいいです。“ 説き伏せる ”とはまさにこのこと。という感じ。

また、苦肉の策や空城の計、島津の釣り野伏せなど、三国志や戦国時代でお馴染みの策を用いてくれるのもいいです。三国志、戦国好きに嬉しい楽しい。
敵も味方もキャラクターが魅力的だから語らせてほしい
三国志モチーフであるなら英雄譚であり、主人公は血気盛んな若武者のような人物かと思っていましたが、見始めれば諸葛亮系男子。その隣にいる相棒は頭も回る武力キャラ。いい!とてもいい!
三角くんとツネちゃんさんの二人で語り合う場面は、クスっとできることが多くて息抜きのようで大好きです。
以下、好き勝手言っております。
三角 青輝(みすみ あおてる)

1話目から圧巻。最愛の人をあんな形で貶められて、よく冷静に踏みとどまって“ 今この場の最善の一手 ”で切り抜けられたなと。そこからずっと格好いいです。
帝を説得するところなんてもう、熱かったです。藤3世といっしょに「三角よ、進めえー!」って言ってましたもんね。
瞳にキラキラ青い光を宿す描写も大好きです。火種燃やせ。
幸せになって欲しいなぁ。でももし、彼が諸葛孔明モチーフであればその先に待つのは過労死か……?なんて思ってしまったり。
阿佐馬 芳経(あさま よしつね)

登場時はイカれたボンボンかと思っていました。面倒くさそうな性格だし、おかっぱだし、あんまり好きになれそうにないなと。
今となっては最推し。今ならツネちゃんさんの取り巻きをするためにあの安宿に泊まれるぐらい好き。
バカ高い承認欲求に違わぬ実力。バカ高い自己肯定感でちょっと三角くんを下に見ているような態度なのに、ちゃんと話を聞く。信じて動く。そしてその実力ゆえに失敗しない。格好いい!
「まあ、もし間違ってても、きみの正しさは私が証明する。私は凄いからな」からの、大阪から福井まで駆け抜けて、その後にきっちり“ 殿 ”を務めて策を成功させてしまう。本当に凄いですツネちゃんさん。
たまに三角くんを認めてしまう自分にめちゃくちゃ動揺するところも含めてとても好きです。
三国時代を終わらせ国民すべてから尊敬を受ける存在になるという目標を叶えて欲しいです。
龍門 光英(りゅうもん みつひで)

シブい。格好いい。山路さんの声も相まって、ジェイソン・ステイサムみがありました。ハゲてて強い。
登龍門でツネちゃんを合格にする器量にまず感服です。私だったら危険人物としてその場からつまみ出す。足を斬ろうとしてくるとか絶対許さん。
人事登用にこだわりがあるところ、軍師を信頼しまくっているところ、まさに曹操だなぁという一面がありながら見た目が夏侯惇ですね。独眼であることはまた語られるのかな。
12話では戦に勝ったにもかかわらずその処遇があんまりで、とても気になっています。生きて欲しいです。
賀来 泰明(かく やすあき)

龍門さんの信頼する若く有能な軍師。咳をして倒れたところで察しました。ああ、郭嘉か……これは助からないなと。
遠征の帰路で限界を迎えるところまでしっかり郭嘉で、私ですらとても悲しかったから龍門さんの悲しみは計り知れないです。
道半ばで倒れたことに変わりはないのでしょうが、どうやら自分の後を託せそうな三角くんの存在を心から嬉しく思っていて、穏やかに亡くなられたのは本当によかったと思いました。エキセントリックな助言をした甲斐があったね。
でも、もっと生きていて欲しかったな。三角くんと知略を交わす姿を見てみたかったです。
平 殿器(たいら でんき)

三國統一が目標で、明確に敵国がいるにも関わらず、一番の敵は同じ国にいる。
平という性、帝を蔑ろにして実権を握る……から平家モチーフだと思うのですが、その棟梁である平清盛はここまで外道ではないです。と言いたくなるぐらいに酷い。体型も、性格も(笑)
ここまで嫌悪感と恐怖を感じさせるキャラクターもなかなかいないです。とっても作りこまれているなと思うし、誰でもいいから早くコイツを何とかしてくれ。
藤3世かわいそうだよ。
輪島 桜虎(わじま おうが)

「顔の可愛い腹黒女なんでしょ?騙されないからね!」と思っていたけれど、裏表なく温和で、迷ったり、恐怖したり、すぐに涙がでたり、わりと普通の女の子でなんかもう私が泣きました。
アニメ2週目を見るとただひたすら「尊い!」になります。第9話 泣いて弥々吉を斬る はあまり何度も見たくないぐらい悲しかったです。
他にも語りたい人たちはいるけれど長くなりそうだからこのへんで。
全力で2期を待っています。

原作を先に読もうか、アニメを待とうかとても悩みます。だれかどっちがおススメか教えて……!
とりあえず舞台は見ました。
ビジュアルがキャラクターそのまま。なによりアニメ12話を3時間の舞台にまとめ上げる脚本と、あの難しい台詞を噛まずに演じることができる俳優陣。素晴らしかったです。
剣や銃だけでなく、言葉と知略で相手の心を、国の形を動かそうとする人たち。その熱量と会話の応酬に、すっかり心を掴まれました。あらゆる人の言葉遣いや語彙力も勉強になります。
とても刺さる作品でした。すすめてくれた後輩に感謝!そして私は今もアニメ3週目を見始めてます。
どんな場所にいようが、
— 『日本三國』公式 (@sangoku_PR) June 26, 2026
諦めへんのが君という人間や。
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なあ、三角青輝 pic.twitter.com/PrBwzRWAIS
エモすぎる⋯⋯😭

