【2025年保存版】こりゃ凄い。5,000円〜1万円の白ワイン、マニアが「価格を考慮してもまだ安い」と感動したおすすめ銘柄5本
こんにちは。ワインマニアのKOZEです。
2025年も気づけば年末。振り返ると今年もいろんなワインを飲みました。デイリーワインから、ちょっと奮発した一本まで。その中で「これは特別だったな」と記憶に残っているワインを整理してみたら、面白いことに気づいたんです。
フランス以外の白ワインが、やたらと印象に残っている。
もちろんフランスは別格です。でも5,000円〜1万円という価格帯で「これはすごいのでは…?」と感じたワインがたくさん。今回は、2025年に飲んだ中から「これは忘れられない」とメモしていた白ワインを5本、厳選してご紹介します。
ちなみに、今回は「とても高級ワイン」の記事のため3千円ぐらいまでのワインをまとめた記事も書いてあります。ご参考ください。
【前提】この価格帯のワイン、どこで買う?
本題の前にひとつだけ。
5,000円〜1万円のワインって、近所のスーパーや酒屋ではなかなか見つかりません。品揃えがショップによって全然違うんですよね。
なので今回紹介するワインは、「銘柄名で検索して、在庫があるショップから買う」スタイルを推奨します。百貨店のワイン売り場や専門店に足を運ぶのもいいですが、ネット検索が確実です。
1. クラウディ・ベイ テ・ココ ソーヴィニヨン・ブラン 2021

実売目安:9,000円前後(2023年ヴィンテージが6千円台)
ニュージーランド・マールボロの名門クラウディ・ベイ。その上級キュヴェがこちらです。
ソーヴィニヨン・ブランといえば「爽やか」「ハーブっぽい」というイメージがありますよね。でもこのワインは違う。樽発酵・樽熟成を経ていて、洋ナシのタルト、キャラメル、ハーブの香りが混然一体となっています。
「樽熟成のソーヴィニヨンブランってめっちゃ美味いな…」と思わず言ってしまう。フランス・ボルドーでも樽熟成のソーヴィニヨン・ブランはありますが、このワインは果実のフレッシュさと樽香のバランスが絶妙なんです。
ワイン・アドヴォケイト誌で95+点/100点という高評価も納得の仕上がり。「ソーヴィニヨン・ブラン=すっきり系」と思い込んでいる人ほど、一度試してほしい。

難点はやはりそれなりのお値段なので、似たテイストで手頃なものを探すなら「グレイワッキ ワイルドソーヴィニヨンブラン」もおすすめ。こちらは発酵の部分を木樽で行い、熟成はステンレスタンクですが、とても樽のニュアンスが強め。しかも4,000円台で買えます。色んな種類があるので「ワイルド」って書かれたやつを選んでください。
こちらが気に入ってよかったら、ぜひクラウディベイも。
2. 高畠 フニクリ・フニクラ・デ・木村 シャルドネ 2023

実売目安:5,500円前後
「日本ワインの中でも特に美味しい」と素直に思った一本。
山形県高畠町のワイナリーが造るシャルドネ。これ数度、わたし、銘柄を明かさないブラインド形式で出されて「フランス・ブルゴーニュの名門」と答えてるんですよね。何度も。
イギリスの権威あるDWWA(デキャンター・ワールド・ワイン・アワード)2025年でも94点を獲得。樽の存在感はありつつ重すぎず、リンゴのような果実味と芳醇な酸、しっかりした凝縮感。余韻も非常に長いです。
2022年、2023年と飲んでいますが、年々美味しくなっている印象。技術的なアップデートが続いているのかもしれません。
生産本数が少ないので、見つけたらラッキー。今飲んで美味しいタイプなので、寝かせるより早めに開けることをおすすめします。
3. ニーポート レドマ レゼルバ ホワイト 2021

実売目安:7,000円台
「ちょっと普段と違う選択をしたい」という方におすすめしたいポルトガルワイン。
ニーポートは1842年から続く家族経営の名門。ポートワインで有名ですが、スティルワイン(通常の白・赤)も評価が高い造り手です。
このワインは、ラビガド、コデガ、ヴィオジーニョ、アリントなど、ポルトガルの土着品種をブレンド。やや控えめの樽香に、ハーブっぽさ、ライムや洋ナシの果実味。鉱物的な引き締まりを感じる酒質で、余韻がとにかく長い。
派手さは少ないものの、じわじわと染みる美味しさ。飲み終えたあとに「あ、いいワイン飲んだな」と静かに思えるタイプです。
今回の5本の中では最もマイナーな銘柄。通好みの選択といえます。
4. ブランクキャンバス リード シャルドネ 2023
実売目安:6千円台中盤
世界に約400名しかいない「マスター・オブ・ワイン(MW)」という資格をご存知でしょうか。ワイン界の最高峰資格です。
このワインは、ニュージーランド・マールボロの小規模生産者。マット・トムソンと、MWの資格を持つソフィー・パーカー=トムソン夫妻が2012年に設立したワイナリーのシャルドネです。
産地はニュージーランドですが、フランス・ブルゴーニュの銘醸地シャサーニュ・モンラッシェを彷彿とさせる香りのトーン。洋ナシや黄桃のフルーツ、豊かな樽香、バニラのような余韻。辛口でありながら、フルーツタルトのような素晴らしい香りが長く残ります。
ブルゴーニュで同等のものを探すと、1級クラスの価格帯になるはず。6千円台で買えるのは驚異的です。
注意点として、似たラベルで「グリューナーヴェルトリーナー」「リースリング」などもあります。「リード・シャルドネ」という名称を確認してください。
5. リチャード・カーショウ ダイフェンホックス・リヴァー シャルドネ 2020

実売目安:6,700円台
同じくマスター・オブ・ワインが手がける白。こちらは南アフリカ産です。
リチャード・カーショウ氏は「地域ごとに同じブドウ品種でワインを造る」というマニアックな生産者。このワインは、南アフリカの中でもほとんど知られていない小地域のブドウを使用しています。
フルーツバスケットのような果実味、明瞭な酸味、非常に長い余韻。酸がしっかりあるので、飲み飽きない。メリハリの効いた味わいが魅力です。
同じ生産者には青ラベルの「エルギン・クローナル」もありますが、そちらは軽やかなスタイル。個人的には、この緑ラベルの「ダイフェンホックス・リヴァー」から試してほしいです。
まとめ:5,000円〜1万円の「非フランス」白ワイン、侮れない
今回紹介した5本をおさらいします。
① クラウディベイ テ・ココ(NZ/樽仕上げのソーヴィニヨン・ブラン)
② 高畠 フニクリフニクラ シャルドネ(日本/DWWA94点の実力派)
③ ニーポート レドマ レゼルバ(ポルトガル/緻密で長い余韻の通好み)
④ ブランクキャンバス リード シャルドネ(NZ/ブルゴーニュ1級クラスの質感)
⑤ リチャード・カーショウ ダイフェンホックス・リヴァー シャルドネ(南アフリカ/MW造り手の傑作)
5,000円〜1万円という価格帯ですが、それでも納得の美味しさ。特別な日の一本として、ぜひ試してみてください。
それでは、良いワインライフを!
※掲載情報は記事執筆時点のものです。販売状況やヴィンテージ、価格は変更となる場合があります。
