ナイーブ長女は素直な気持ちを言葉にできない
来月で7歳になる長女。
1歳から保育園に通い、最初の2年間は
手のかからない「素直でいい子」でした。
けれど4歳で次女が生まれた頃から、
イベントの前後に高確率でやってくる、
形を変えた「夜泣き」という名の思春期症候群が
始まりました。
※まだ本当の思春期ではありませんが……
長女は変に気負ってしまう、とてもナイーブな性格なんです。
少し注意しただけで世界が終わったかのようにしょんぼりします。
「それは違うよ〜」
という軽いアドバイスが、彼女の耳には
「お前はダメだ!」
と脳内変換されて届いているのかもしれません。
6歳の夜泣きは力も強く、泣き止ませるのは一苦労。
そんな激しい夜泣きも、小学校に入学する頃には
一度落ち着いたのですが……
最近、また少し変化が出てきました。
夜泣きが減った代わりに、今度は「朝の機嫌」に現れるようになったのです。
不思議なことに、朝起きて私(パパ)がリビングにいると、長女は決まってグズり出します。
「お腹すいたって言ってるじゃん!」
※いや…初めて聞いたよ?
「学校行きたくない…パパと一緒にお仕事行く…」
※悪いな長女、家の会社成人しか雇ってないんだわ…
きっと、かまって欲しいのだと思います。
ところが、私が寝坊して起きていなかったある日のこと。
リビングへ行くと、なんと長女が2歳の次女と朝ごはんを食べていたのです。
そこには茶碗に入った白米とお皿に乗ったウィンナー。そしてコンロには、使用済みのフライパン。
長女は甲斐甲斐しくフライパンでウインナーを焼き、自分と妹の朝ごはんを準備してくれていたのです。
これには驚くと同時に、
「普段の甘えっぷりは何なんだ……」
と複雑な気持ちになりました。
実は、学校へのお迎えも同じ。
ママや祖母が迎えに行くと、自分で明日の準備を済ませてから遊ぶのに、
私が迎えに行くと
「めんどくさい」
「なんでパパは手伝ってくれないの?」
と甘えモード全開になります。
そう。この「思春期症候群」は、私の前でしか発生しない現象だったのです。
※これには梓川咲太もびっくりです
長女を見ていると、「してほしいこと」を素直に言葉にできない不器用さがあります。
「お腹空いた」「着替えられない」とは言うけれど、
「ご飯作って」「着替えを手伝って」とは言えない。
言いたいことが、喉元で引っかかっているのが見ていて分かるのです。
「私が先回りして甘やかしすぎたのかな……」
と、これまでの育児を振り返って反省することもあります。
最近は、あえて気付かないふりをして
「何がしたいの?」
と言葉にさせる練習をしていますが、
彼女の言葉はなかなか喉元を通っていきません。
きっと長女は、どこかで「優等生でいたい」のだと思います。
だから、注意されると「怒られた」と感じ、
要望を口にすることは「ワガママ」だと思い込んでいるのかもしれない。
これから高学年、中学生と進み、本物の思春期になった時、人間関係はもっと複雑になります。
この思春期症候群が、彼女の生きづらさにならないといいな、と願うばかりです。
でも――。
パパの前でだけ、安心して「不器用なワガママ」を言えているのだとしたら。
この「思春期症候群」を引き起こすトリガーが私なのだとしたら、それは少し、嬉しい…
だから今日も、私は観測者としてすべて分かっていながら、ちょっぴり意地悪に問いかけます。
「どうしたい?」
彼女の喉元から、素直な本音がこぼれ落ちてくる、その日まで。
