Photo by
masakazu
人権意識なき国で生きるということ~虚偽捏造報道による人権侵害
日本で「人権」というと過剰に政治的なニュアンスが加味されてしまい、正面切った議論がしにくい。だが、政治的スタンスの左右を問わず、「人権」は万人の生存を支える基本理念である。人権について考える人を揶揄したり冷笑したりするのは、おかしな風潮だ。
多くの人は人権の何たるかを知らず、自分の人権が侵害されても他人の人権を侵害しても気づかない。とにかく我慢すればいいと考えている。人権侵害に対して鈍感なのである。
私だって今でこそ「人権屋」などと揶揄されるくらい人権にはうるさいが、こうなったのは2年前にNHKに虚偽捏造報道されて以来である。これが人権侵害というものか!とその時はじめてわかった。それまで自分に人権があることすらろくに意識していなかったが、NHKに人権侵害されることで逆説的に「人権」というものに気づかされたのである。
人権は健康と同じで、平穏に過ごしているときにはありがたみがわからない。失って初めてその価値に気づく。あれから2年たつが、私は失われた人権を求めていまだに右往左往している。
虚偽捏造の報道による人権侵害は実際に被害を受けてみないと、独特のおぞましさがわからないと思う。大事なものが決定的に損なわれてしまい、取り返しがつかないという感じがしている。
「他人の人格を無視して道具として利用すること」や「組織が利益を得るために個人を犠牲にすること」を当たり前だと考えてはいけない。NHKは取材協力者など外部の人間だけでなく、内部の人間に対してもこのような人権無視の扱いをしているのではないか。過労死で亡くなったNHK職員の件などを見るとそんな気がする。そう考えると、NHKの”中の人”はそうとう不幸なのかもしれない。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートをお願いいたします。いただいたサポートは書籍購入や情報収集など、よりよい記事を書くための活動費に使わせていただきます!😊