【感想】書籍「ヒトはなぜ恋に落ちるのか」
「ヒトはなぜ恋に落ちるのか 愛と裏切りの進化心理学」ロビン・ダンバー著
「人はなぜ恋に落ちるのか」
そう問われたら、何と言葉を返せばいいのか。
以前、「【短編小説】恋は落ちるものだ」を書いた私からしても、そのように問われたら、返事に窮すると思う。なにしろ、未だに恋とは何なのかすら、よく分かっていないのだから。
動物の本能として、恋は必要ないものだろう。でも、人は恋をする。何か人にとって、恋する利点があるのではなかろうか。それも人にしか分からない利点が。それとも単なる繁殖の理由付けなのか。
人は脳の大きな生き物で、それにより一夫一妻制を取ることが多い。男は生まれた子が自分の子であることが分かりやすく、子育てに参加しやすい利点があり、女は自分の子を産み育てていくのに、配偶者によって物理的・精神的リスクを低減してもらいやすいという利点がある。
そして、その一夫一妻制に大きく関わっているのが、恋に落ちる心理プログラムであるらしい。
他にも、恋愛関係は、他の家族や友人の繋がりと何が違うのかや、近年のオンラインでのやり取りで、恋愛感情はどのようにはぐくまれるのかなど、様々な事象を元に、タイトルになっている問い「ヒトはなぜ恋に落ちるのか」に答えようとしている本作。同じような問いをお持ちの方は、ご一読を。
以上、説那でした。
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