ツムラさんの漢方54番「ストレスなどで気がたかぶる方に不眠症、イライラ、歯ぎしり」抑肝散 よくかんさん をご紹介します。
この漢方薬は中医学では
「平肝熄風薬 へいかんそくふうやく」
という分類の漢方薬です
それでははどのような時に使うのでしょうか。
この漢方薬は
①自律神経がたかぶり
②たかぶりすぎたことが原因で、
脳のブレーキの機能が失われてしまって
③不眠やまぶたのけいれん、
めまい、嫌なことが忘れられない
などの症状が起こっているケースに使う漢方薬です。
中味を説明しますね
釣藤鈎 ちょうとうこう
体の陰(興奮をブレーキする)が
失われてしまったために起こる制御不能の
メンタル不調を抑える
柴胡 さいこ
川芎 川きゅう
気(体のエネルギー)の滞りを巡らせる
当帰 とうき
血の巡りを良くしながら
血を増やすお腹の調子を
整えることで、脳のブレーキを修復する
白朮 びゃくじゅつ
茯苓 ぶくりょう
甘草 かんぞう
お腹の調子を整えて血を増やす
(ブレーキ成分である
血は食べ物から生み出される)
からなっています。
その名の通り かんの虫に使われるので、
お子さんの夜泣きに
使われてきた漢方薬でもあります。
似ている名前の
抑肝散加陳皮半夏
よくかんさんかちんぴはんげ
もほぼ同じ働きがあります。
この漢方薬は長く使っても
副作用が出づらい漢方薬です。
しかし、気を下げる働きがあるので、
気が上がらないことが
原因のめまい、立ちくらみ、
胃下垂、下痢、
などがある方は避けてくださいね。
気が上がらないとはどんな状況なのか
は自己判断できませんので、
専門家に相談してください
漢方薬を知るには名前だけではなく、
中身を知ることが大切です。
私と一緒に一歩ずつ勉強していきましょう。
