脳のメモ帳を使いこなそう!放デイお兄さんが教える「ワーキングメモリー」の話
こんにちは!放デイお兄さんです。
今日は、学習や生活の土台となる「ワーキングメモリー(作業記憶)」についてお話しします。
1. ワーキングメモリーは「脳のメモ帳」
ワーキングメモリーとは、入ってきた情報を一時的に頭の中に留めておき、それを使って作業をする能力のこと。よく「脳のメモ帳」や「机の広さ」に例えられます。
・先生の話を聞きながら、ノートに書く。
・算数の文章題を読みながら、立式する。
・「手洗いをして、連絡帳を出してね」という2つの指示を実行する。
これらはすべて、ワーキングメモリーをフル活用しています。
2. 「忘れる」のではなく「溢れている」だけ
放デイで働く中で、何度も同じ指示を忘れてしまう子に「どうして聞いていないの!」と叱ってしまうという相談を何度も聞いてきました。
でも、実はその子は聞いていないわけではなく、脳のメモ帳が小さくて、新しい情報が入ると前の情報が押し出されて(溢れて)しまっているだけかもしれません。
・情報の渋滞: 一度にたくさんのことを言われると、パニックになる。
・短期的な忘却: 教室の後ろまで物を取りに行く間に、何を取りに行くか忘れる。
・ケアレスミス: 暗算の途中で、繰り上がりの数字を忘れてしまう。
これらは本人の努力不足ではなく、脳の「特性」なんです。
3. 【お兄さんの工夫】メモ帳を助ける3つのサポート
放デイの現場で僕が実践している、ワーキングメモリーが小さめな子への工夫を紹介します。
・指示は「短く・一つずつ」: 「〇〇して、次に△△して」ではなく、「まずは〇〇してね」と一つずつ伝えます。
・視覚化(見える化): 予定を黒板に書く、写真やイラストのカードを使うなど、目で見ればいつでも思い出せる環境を作ります。
・「外付けメモ」の活用: 覚えようと頑張るのではなく、メモ帳やチェックリストを使う習慣を。脳の負担を減らすことが、心の余裕に繋がります。
4. 最後に
ワーキングメモリーの大きさは人それぞれ。
大切なのは、メモ帳を無理に大きくしようとすることではなく、「今のメモ帳をどう工夫して使うか」を一緒に考えてあげることです。
「忘れ物が多いな」「指示が通りにくいな」と感じたら、まずは脳のメモ帳を助ける工夫から始めてみませんか?
【いいなと思ったらスキを押してくれると励みになり
ます!】
