初めて「メトロンズ」を見た
2025年5月1日(木)、赤坂RED/THEATHERで行われた
「メトロンズ」第8回公演『遠藤さんの叔父さんが死んだけど旅行は行きたい』
に行ってきました。
実は今回が、人生で初めての生の演劇鑑賞。
そんな演劇初心者すぎる私でも「これが“コント師の演劇”なんだ!」と感じさせてくれる、濃密で贅沢な80分でした。
お笑いライブのような「ここで笑ってください!」という派手なシーンがあるのでなく、
日常潜んでいて、きっと誰もがどこかで経験しているようなことを“笑い”に変えているというのがほんとにすごかった。
緻密な笑いが随所にちりばめられていて、終わった後にもう一度みたいな!と思ってしまいました。
6人の演技力というか、表現力がほんとにすごいなぁと感じたのが、
目に見えないもの、言葉にしないものが、強烈な“空気”として伝わってきたことです。
お互い探り合っているような視線や
言葉を選びながら空気を読もうとする気遣いや
自分が否定されないように無理してる感じとか
そんな繊細な感情の揺れがふとした所作や沈黙から滲み出ていて、
いい意味で「人間臭さ」が溢れていて最高でした。
気がつくと、「自分だったらどう振る舞うだろう」「誰の意見に共感するだろう」と、登場人物の一人ひとりに感情移入していて、知らないうちにメトロンズの世界に引き込まれていました。
そして驚かされたのが、セット転換の大胆さ。
暗転せずにどうしてあんなに自然に、違和感なくセット転換ができるんだろう。
物語が進みながら情景が変わっていく演出には目を見張ってしまいました。
生で見れて本当によかったです。
ずっと、ずっと、このメトロンズらしいコントを続けてほしい。
笑いと人間ドラマが溶け合った、唯一無二の空間を、また味わいたくなりました。
