見出し画像

父親が朝の“登校しぶり”に向き合った話

娘が小学3年生の頃、不登校気味になりました。毎朝「学校に行きたくない」「怖い」と言い、集団登校は出来ず、私と一緒に遅れて登校し、保健室で待機する日々。共働きのため、朝は私、帰りや早退時は妻が主に対応していました。
そんな日が繰り返され、いつか教室復帰出来るだろうかと期待と不安でした。
毎日が家族全体が漠然とした不安の中にいました。
結論から言うとそのまま何年も不登校が続きましたが、ある時からだいぶ親子ともども吹っ切れたと感じます。

現在、娘も高校受験に向けて自ら学校に向き合うようにもなっており、休日も活動的になり、我々家族も自由に趣味や仕事に取り組めるようになりました。
この不登校数年間の過程で気付いた事は、不安を整理し、具体的な対応策を考えることが大切だと言うことです。

まずは漠然とした不安を見える化する為3つの視点で整理をしてみました。
1. 娘の成長視点

 学校に行く目的とは?
 行かない場合、どのような影響があるのか?
2. 家族の生活視点
 娘が学校に行けない場合、仕事はどうする?
 生活費をどう捻出する?
 今からどのような変化が起こる?
3. 自分の人生視点
 仕事を辞めたら、自分はどうなる?
 どんな父親でありたい?

次に学校の機能を分解して考えました。
娘に「なぜ学校に行ってほしいのか」を分解し、学校の果たす役割(学校生活に期待する機能)を整理しました。

1. 規則正しい生活
夜寝て朝起き、昼間に活動する生活リズムを作る。これは、学校に行かなくても同じリズムで生活すれば達成可能です。勿論気力のない時は難しいですが、焦る必要はありません。
2. 学力
そもそもどのレベルまでの学力を求めるか?
「自立して生活できる」ことをゴールとすれば、高卒程度の学力で十分。そうなると学校に行かずとも塾やその他手段により補完可能です。
3. 生活力
学校では家庭科や技術など幅広く学べる。ただし、家庭でも家事や手伝いを通じて生活力を育むことは可能。
また不登校だからこそ自由に使える時間が有りますので電車移動や買い物など実生活で学べる経験もあります。
4. コミュニケーション
社会で生きる上で不可欠なスキルです。ここに多くの不登校パパ/ママは心配が有ると思います。しかし、公立小学校は「たまたま近所に住んでいる人たちの集まり」であり、必ずしも理想的な環境では有りません。むしろ、習い事やイベントで自分に合った人間関係を築く方が有意義かもしれないと感じます。更には職場などには立派に学校を卒業したものの上手にコミュニケーションを取れない大人も多数います。即ち学校に行くこと=コミュニケーション力アップとは言えないということです。
5. その他の知識習得
体育祭や修学旅行など、学校ならではの経験もあります。ただし、それがなくても人生に大きな影響はないとも感じます。また、代替手段がないものはそれを理解し「諦める」ことも重要です。

こうして考えると、学校は「多くの機能をリーズナブルに提供する場」ではあるが、行かないと社会に適応できないわけではないと気づきました。

次回の記事では、実際に私たち家族が整理した項目に対しどのような対応をとったのか、具体的な行動について紹介しようと思います。

いいなと思ったら応援しよう!