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JR松山駅高架化から1年、周辺整備が進まない実態について


1.JR松山駅は2024/9/29に高架化開業

JR松山駅は松山市の中心部からやや離れており、さらに「駅前広場が雑然としている」「駅と車両基地により東西が分断される」など多くの問題点がありました。

「駅と車両基地により東西が分断される」を解消するために、愛媛県が事業主体となってJR松山駅付近連続立体交差事業を行うこととなり、検討開始から19年後の2009年にようやく事業着手にこぎつけました。車両基地や貨物駅の移転なども伴う大掛かりなものでしたが、2024/9/29にJR松山駅が高架化され、引き続き側道整備事業が継続中です。

2.高架化は県の事業、周辺整備は市の事業

鉄道高架化は愛媛県の事業ですが、新装なったJR松山駅の周辺整備は松山市が事業主体です。

こちらは鉄道高架化事業に輪をかけて進捗が遅く、駅高架化から1年を経過しても旧駅舎が解体されず残っており、東西の駅前広場の整備、バスターミナル「バスタ」の整備<これは国の事業>、市内電車の駅前乗り入れ、にぎわい施設の整備などもことごとく着工に至らず多くは検討段階です。2025/7段階の計画図によれば、
 ・西側駅前広場=2025/12着工、2028年度までに整備予定
 ・東側駅前広場=2026~28年度に整地予定
 ・交通ターミナル=整備期間未定
 ・東西連絡の幹線道路=2025~28年度に整備予定
 ・市内電車の駅前乗り入れ=整備期間未定
となっています。

松山市駅前の整備事業がすこぶる順調に進んでいる(2025/10/10付記事参照)とは大違いです。

3.JR松山駅旧駅舎と新駅舎の様子

役目を終えてから1年が経過しても現役時代そのまま?の旧松山駅舎。

2025/8/27<つまり高架化から11か月後!>までは、この旧駅舎の中を通り抜けて現在の高架下駅舎にアクセスする形でした。解体に向けてその通路は閉鎖されましたが、旧駅舎はまだ工事用の柵で囲われる段階には至っていませんでした。

旧駅舎南側に代替となる仮設通路が設置されましたが、屋根はなく、現駅舎に至るまでの距離はさらに長くなりました。旧駅舎と現駅舎の間には、地平時代のホームなど構造物の一部が未だ残ります。

高架下の駅舎の側から見るとこの有様。初めて松山を訪れる方は唖然とするかも。

QRコード専用の自動改札機。JR四国で交通系ICカードが使えるのは香川県内の主要駅のみで、代わりに身の丈に合った?乗車券・定期券が買えるスマホアプリ「スマえき」を全社的に導入しており、スマホに表示したQRコードをここにかざす仕組みになっています。

4.JR松山駅東側の様子(伊予鉄バスの発着場)

旧駅舎すぐ前はJR四国バスとタクシーの発着場となっており、伊予鉄バスは駅前広場の真ん中に発着します。ただ上屋がなくみすぼらしい限りです・・・

実はもともと上屋があったのを、「JR松山駅前の再開発および施設老朽化のため」撤去したとのこと。といっても、新しいバスターミナルができるのは当分先なわけですが・・・

以前運行されていた松山観光港リムジンバスはJR松山駅発に関しては全便運休となり、松山観光港への連絡バスが発着する高浜駅に行く伊予鉄郊外電車はJR松山駅を経由しません。したがって、JRから乗り継いで広島に行くには、最寄りの大手町駅まで歩くor市内電車で1停留場間を乗車するのいずれかを余儀なくされます。

バスの待機場はかつての名残か?広々としています。

5.JR松山駅西側の様子

高架化から1年経過しても、未だ「駅前広場予定地」の風情です。1年後にはどこまで整備されているでしょうか? 
なお、2枚目の写真の右端に見えるプレハブの建物は、JR四国の乗務員のためのものです(点呼や休憩など)。


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