短歌のカルチャースクール通ってます|Lesson10 and 11
2週間に1度、短歌のカルチャースクールに通っています。
10月から半年の講座だったので、この3月でいったんおしまい。
3月の2回分の講義についてまとめて振り返ります。
コスモス短歌会の主宰である歌人、宮柊二は、短歌誌「コスモス」の創刊号にこう記したそう。
われわれは作品によつてみづからの生を証明したいと思ひます。
短歌は、自らの生の証明。
本当に、そうだなぁ。
そうだと嬉しいなぁ、と感じた。
別に、生死に関わるような緊迫した歌を詠まなくてもいい。
日々の暮らしで、しょうもない出来事のなかで、ふと思ったこと、短歌をしていなければ、ただ流れさってしまう感情などをたった31音に編み直す。
その作業が、自分自身による生の証明。
そしてあわよくば、もしその短歌がどこかに取り上げられて、本に載ったり誰かの記憶に残ったりすれば、それもまた、第三者を介した生の証明。
ただ生きるだけでいいんだけど。
諸行無常と分かっているからこそ、なんか、ちょっと、生を証明したい気分になる。
そんな私が今回提出した歌はこちら
マンションのエントランスに雪だるま胴か頭の五、六個のこる
本当に生の証明になっているのか怪しいほどの嘱目(しょくもく)の歌だ…
現場は、マンションの玄関、屋外だけどひさしの保護下。
「エントランス」というのが通常、屋内のみを指すのであれば「プロムナード」とかにしたほうが正しい言葉の使い方だったかな・・
そして、3月最後の講義。
この高野先生の講座は、コスモスに所属されている方が、半年といわず、通年×毎年連続で受講されていることも多く、最終回という雰囲気は全く無し。
リズムの良い歌として、万葉集の中の次の歌が紹介された。
巨勢山(こせやま)のつらつら椿つらつらに見つつ思(しの)はな巨勢の春野を
ことばには「語意」と「語感」があって、短歌では「語感」も大事にするように、というお話。
また、万葉集は、もし好きな歌があればその一部分でも覚えられるよう口に出してみようとの教え。
一方、古今集は、優美さがあるもその優美さが嘘っぽいと、高野先生のお好みではないようでした。
私が提出した歌はこちら
二割引だったアサリを手作りの海に還せば生きる音する
「手作りの海」とあるけれど、実はただの塩水で、アサリにとっては、本物の海とは全くの別物、というところが面白いとの評でした。
◆ふむふむポイント◆
・擬人法は時に俗っぽくなるので、一度擬人法をやめてみる。
(例)すました風情の街並み~~
↓
澄んだ風情の~~
・「春寒」と書いてあれば、「しゅんかん」でも「はるさむ」でも良いけれど、耳で聞いて分かりやすい「はるさむ」と読むのが親切
・短歌でやらないほうがよい略語
×開けてる → ○開けている
×歩いてく → ○歩いてゆく
4月からは、また違う先生の講座を受けてみたいと思っています。
インプットだけじゃなくてアウトプットもしないとな…汗
トップ画像は、可愛い蝋梅の写真をinfocusさんからお借りしました。
ありがとうございます。
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チップがいただけるような書き手になれたら、次なるステップのため「枕詞辞典」か「うたことば辞典」を購入したいと思っています