HARMだけでは売れない──13,251件の有料note分析で見えた「高単価で選ばれる4つの型」
「売れるジャンルはHARM」
noteやコンテンツ販売の世界では、よくそう言われる。
H:健康
A:目標・夢
R:人間関係
M:お金
でも、本当にHARMの記事は売れているんだろうか。
SNSを眺めていると、「稼ぐ方法」の高額商材ばかりが目につく。
それ以外のジャンルにも、2,500円を超えてなお、複数人に購入されている記事はあるのか。
気になったので、調べてみた。

Deep ResearchやNotebookLMとは、少し違う調査
市場調査なら、Deep ResearchやNotebookLMを使う方法もある。
Web上の記事や販売報告を集め、内容を比較するには便利。
ただ、この方法で見つかりやすいのは、
「100部突破」
「初日で〇万円」
「即完売」
のように、販売実績を強く発信している記事。
逆に、静かに売れていて、販売数を公開していない記事は見つけにくい。
そこで今回は、検索で売れた記事を探すのではなく、サイトマップから直近更新分を集め、APIで価格と高評価数を取得した。
有料note13,251件を取得
対象は、2026年6月19日から24日までに更新された記事。
約26万6千件のURLを確認し、その中から500円以上で販売されている有料記事を抽出した。
取得できたのは、13,251件。全体の約5%。
今回確認した記事のうち、500円以上で販売されていたものは、およそ20件に1件だった。
全件の取得と分類にかかった時間は、24時間以上。
なお、これは直近で動いていた有料記事を切り取った、「短期の市場観察」として見てほしい。
ロングセラー記事については、また追って調査して別途記事にまとめよう思う。

13,251件のうち、高評価3件以上は490件
今回、販売数そのものは取得できなかった。
そこで、note APIの「高評価数」を購入実績の目安として使っている。
高評価は購入した人だけが付けられるため、高評価3件なら、少なくとも3人以上の購入者から評価されていることになる。
今回の集計結果はこちら。
500円以上の有料記事:13,251件
高評価3件以上:490件
高評価3件以上・2,500円以上:56件
高評価3件以上の記事は、全体の約3.70%。
さらに、2,500円以上かつ高評価3件以上まで絞ると、56件。全体の約0.42%だった。
有料記事を出せば簡単に複数人へ売れるわけではない。
そんな、わりと当たり前で厳しい数字。
ジャンル別の市場強さサマリー
さらに、2,500円以上かつ高評価3件以上だった全56記事を、記事タイトル、価格、高評価数、URL付きでジャンル別に整理した。

1位は投資・金融で予想通り。
でも、2位の数字を見てほしい。
有料記事数は、わずか75件で、投資・金融の約18分の1しかない。
それなのに、高評価3件以上は28件。さらに、2,500円以上に絞っても13件。
投資・金融とほぼ同数だった。
高単価高評価率は17.33%。
ほかの市場とは、明らかに数字の形が違っていた。
この先で公開するもの
有料部分では、黒塗りにした2位のジャンルを含めた分析データの詳細を公開している。
さらに、2,500円以上、高評価3件以上だった全56記事のリスト(記事タイトル、価格、高評価数、URL)まで、ジャンル別に整理した。
Deep Researchで検索上位の記事を集めたものではない。
販売実績を自分から発信していない記事も含め、API上で高評価を確認できた56件の実データ。
自分の有料記事をどのジャンルへ置くか考えたい人。
すでに書くジャンルは決まっていて、どこまで具体化すれば商品になるのか知りたい人。
そんな方の判断材料として、使ってもらえたらと思う。
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