赤い月の記憶・・・ふたたび・・・
今年、再び赤銅色の月が上る
3年前の静かな夜が、そっと心に戻ってくる。
あの夜、月は語りかけていた——
「今、見てくれているね」と。
2022年11月、皆既月食と天王星食が重なった特別な夜。
あのとき撮った写真たちが、今も静かに語りかけてくる。

この記録は、ただの回顧録ではありません。
月と空と、そして自分自身との対話の記録です。
今夜、また月が赤く染まる。
その瞬間を、みんなにも見てほしい。
静かな夜の中で、月が語りかけてくるその声を——。
月が欠け始める静かな予兆
さあ始まるぞと変に身構える自分がおかしかった
影は急がず、ただ静かに、月の輪郭を削っていく。 その様子を見つめながら、私は息をひそめるように、空と向き合っていた。 何かが始まる気配——それは、音のない予兆だった。

影が広がるにつれて、月の表情が少しずつ変わっていく。
その変化を見逃さないように、月にレンズを向けながら、
ただ静かに、空の語りかけに耳を澄ませていた。


月の左下にいた小さな光——天王星との共演
この時、もう一つの密やかな天体ショーがあった。
月が赤銅色に染まったそのとき、
ふと視線をずらすと、月の左下に小さな光が浮かんでいた。
肉眼では気づきにくいその光が、レンズ越しに、静かに存在を主張していたことにRAW現像時に気付いた
そう、それが——天王星だった。

月と天王星が、ほんのひととき、同じ空に並んでいた夜。
このあと月は天王星を自分の後ろに隠した
月が戻っていく余韻と、今の自分のまなざし
月は、ゆっくりと明るさを取り戻していった。
赤銅色の静けさが薄れ、白い光が輪郭を照らし始める。
その変化が終わるまで、いつまでも月を見上げていた。
いつしか天王星を見失っていた。
あの夜の記憶は、ただの記録ではなく、今の自分を映す
鏡のようなものだったのかもしれない。
また今年も会えるかもしれない。天気次第だが……。

