【家族のお出かけと子供への影響④】海外旅行うらやましい…けど、うちの「体験格差」は商店街で埋める!
キラキラした南国のビーチではしゃぐ、同い年くらいの子ども。高級ホテルのキッズプログラムを満喫する様子。週末、布団の中でなんとなくスマホを眺めていると、SNSのタイムラインには、友人やインフルエンサーたちの華やかな家族旅行の写真が次々と流れてきます。
「いいなぁ…」という純粋な憧れと同時に、心の奥でチクリと疼く、小さな罪悪感。「うちは、こんな素敵な場所に連れて行ってあげられないな…ごめんね」。そんな気持ちになってしまうこと、ありませんか?
いわゆる「体験格差」という言葉を目にするたびに、胸が少し苦しくなります。家庭の経済的な状況によって、子どもが経験できることに差が生まれてしまう。それは紛れもない事実で、多様な体験が子どもの視野を広げるという研究結果を見ると、親として焦りを感じてしまうのも正直なところです。
でも、本当に子どもの世界を広げる「体験」って、パスポートが必要な場所や、高額なチケットが必要なイベントだけなのでしょうか?
そんなモヤモヤを抱えていたある週末、我が家は遠出をする気力も予算もなく、夫の提案で「近所の商店街を探検しよう!」ということになりました。正直、私は「商店街?なぜ…?」と少し乗り気ではありませんでした。
でも、その日の「探検」は、いつもとは全く違うものになったんです。
「おっちゃん、このお魚、なんていう名前?」
長女が魚屋さんの店先で尋ねると、威勢のいい店主のおじさんが「そいつはアジって言うんだ!塩焼きにすると最高だぜ!」とニカッと笑って教えてくれました。八百屋さんでは、色とりどりの夏野菜を前に「このトマトはね、酸味が少なくて甘いんだよ」と味の違いを教わり、お肉屋さんでは、注文してから揚げてくれる熱々のコロッケを、家族みんなで頬張りました。
スーパーでパック詰めされた食材しか知らない娘たちにとって、お店の人と直接言葉を交わし、食材の背景にある物語に触れたことは、とても新鮮な体験だったようです。2歳の次女も、行き交う人々の活気や、「まいどありー!」という威勢のいい声に、終始目をぱちくりさせて興奮していました。
目をぱちくりさせて商店街の活気に興奮していた2歳の次女には、下記の絵本がぴったりだなと思いました。難しいストーリーではなく、「トコトコ」という心地よいリズムに乗って、お店の人との「ありがとう」のやり取りを楽しく学べます😊社会との最初の触れ合いは、こんな風に温かくて楽しいものだと感じてほしい。次女がもう少し大きくなった時の、「はじめてのおつかい」への素敵なプレリュードになるはずです👇
帰り道、長女がぽつりと言いました。「八百屋のおばちゃん、優しかったね。また行きたいな」。
娘の「八百屋のおばちゃん、優しかったね」という言葉を聞いて、真っ先に頭に浮かんだのが下記の名作絵本です✨あの日、私たちがした「探検」の先に待っている、子どもだけの大冒険がここにあります。ドキドキしながらお店の人に声をかける主人公の姿は、娘が魚屋さんに話しかけた時の姿と重なりました。遠くへ行かなくても、日常の一歩が、子どもの心を大きく成長させる「体験」になる。そう確信させてくれる一冊です👇
この時、すとんと腑に落ちたんです。様々な子供に関する研究で言われる「多様な人々や文化、価値観に触れる機会」というのは、なにも海外の異文化だけを指すのではないんだ、と。自分の住む町で、自分たちとは違う世代の、違う仕事をしている人々と触れ合うこと。それもまた、子どもの社会性を育み、共感性を養う、かけがえのない体験なんじゃないでしょうか。
あの商店街で出会ったお店の人たち、娘にとってはキラキラ輝くヒーローに見えたんだろうなと思います💡探検から帰った後、この図鑑を開いて「魚屋さんは、朝早く市場に行くんだって!」なんて一緒に知ることができたら、尊敬の気持ちも深まりますよね。「体験格差」なんて言葉に焦るけど、こんな風に身近な出会いから学びを広げることだってできる。子どもの世界を豊かにするヒントは、すぐそばに転がっているんだなと、改めて感じさせてくれる一冊です👇
キラキラした体験はさせてあげられないかもしれない。でも、すぐそばにある日常を「探検」に変える視点さえあれば、子どもの世界はどこまでも広がっていく。そう信じたいです😌
結局のところ、どこへ行くか、何をするかよりも、誰と、どんな気持ちでその時間を過ごすかが、いちばん大切なのかもしれませんね😊
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